2009年10月29日

最後の1週間のみある記(水曜日後編)



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飲み会メモがえらいことになっとります。有難いことに、今回の引越し前に会って飲もうなお誘いを幾つかいただいて連日連夜飲み明かしております。時間調整が無茶苦茶で、「いや、でも、丸山酒店で1時間以上持つか?なら2時間後に別の飲み会入れて大丈夫かな?」とかそういう適当なアレでスケジュール組んで結局めちゃくちゃ時間かぶったりでものすごいご迷惑おかけしたり失礼極まりないスケジュールだったりして、本当に申し訳ないです。普段まともな社会人生活を送っていないと、こういうところでボロが出るのでアレだなあなんて思う次第です。「おめでとう」というお言葉をくださった方々、送別飲みにお誘いくださった方々、すべてに、本当に心から感謝しております。そんなわけで、今回の記事は、前回の丸山酒店のすぐあとのお話です。

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新宿3丁目の八丈島料理専門店「こっこめ」でかーねるさんととりさんと、職業がお坊さんの方と合流。今回、ネリ(八丈島オクラ)やトビウオのタマゴ、亀を食べるということで参加したのですが、あいにくそれらは品切れでした。上の2枚の上の画像はサンマの魚醤干しとくさやチーズ。下の画像は青ムロのくさやです。お酒は、あしたば焼酎タモーレの水割りと麦冠(ばっかん)情け嶋の水割り。情け嶋って、やっぱり八丈島の江戸時代の使われ方(これ微妙な内容なのでちょっと曖昧に書いてますが)が由来なのかしら。そういえば余談なんですが、江戸時代に八丈島の出来事やらを本にしたものがあったそうですが、内容は「とても辛くて大変、誰もが故郷に帰りたがる」というものだったそうなんですが、これが国が出させた嘘八百の内容の本で、実際は島送りにされた罪人は働き手として地元に融合し結婚なんかもできたっていう、本当の本当の実話本、みたいなのが別のところから出版されて、「どっちが本当なんだ?」って江戸で話題になったってな内容のものをさいきん読んだんですけども、そりゃまあ、八丈島に送られた先で幸せに暮らせたなんてことがもし実話なら、誰も行きたがるわけで、罪を犯させないためにも国は「八丈島生活は大変なんだ」と刷り込ませなきゃならんわけで。どっちの本の内容が実話なのか今となってはわからないですが、そんなわけで八丈島といえば島寿司。

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島寿司はワサビを使わないのでカラシか島とうがらし醤油で。
こちらの寿司と違って漬け込んで熟成させて握るので、ものっそい美味しいです。
新鮮な魚とは全く違った美味さ。
三宅島で仕事してたのもありまして、明日葉やくさやは大概たべましたが、
島寿司は今回初めてたべました。素直にウマイです。

こっこめのブログ
http://kokkome.blog75.fc2.com/
ここを見て行くと珍味にありつけます。



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どこのお店でしょーかっ!?

って、「忠弥?」「鈴木屋?」って言っちゃうでしょー、コレ。
いや、ねえ。もう。
これが新宿3丁目の「沼田」です。
「い志井」系列であり「日本再生酒場」と同じ系列です。
ドリンクメニュートップには「新宿ハイボール」(赤坂だと赤坂ハイボール)、
中身はあの忠弥のハイボールとすごく似た味。
(まったく同じには再現できてないけど)
そして軟骨入りつくねに生ピーマンに塩を振ったもの。
はい。
私がよく「あれは、どう見てもパ○リでは・・・」という気持ちがわかっていただけたでしょうか。
パク○っつーとうるさがたがやいのやいの言いそうでちょっとアレなんですが、
そう言いたくなる気持ち、わかっていただけると幸い。
おそらく、高い確率で忠弥にはなにも言ってないと思われます。
ま、これ以外かぶってるものないんですけどね。

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日本再生酒場系列の中でも「沼田」はもつ煮込み専門なんですけれども、
醤油、味噌、塩味がありまして、そのなかで塩味のみ3種、日替わりで出しています。
梅塩煮込み、ゆず胡椒煮込み、あと忘れた。で、今日はゆず胡椒。
これは・・・・・辛いよ。梅塩煮込みは最高に美味かったのに、これはない。
かといって醤油はたいしたことなかったので、いつも梅塩煮込みにしてりゃいいのに。
「ここの梅塩煮込みはむちゃくちゃ美味い」
と言ってたんですが、ちょっと今回考えなおさせられました。
だってこの調子なら、梅塩煮込みも味が落ちたかもしんないもん。

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上がレバをかるく炙って、ネギとごま油をかけたもの。
ここのお店の定番です。これは相変わらず美味い。
下が、意外に表立ってメニューにオススメとしてガンガン出てないんですが
このお店じゃいちばん好きかもな、心臓ユッケ。

なんでですかね、一時期はものすごく好きで気に入っていたお店なんですが、
久々に行ったら味が以前よりはるかに色褪せた気がしました。
ゆず胡椒煮込みの辛さは例外としても、ここのつくねピーマン、レバ、カクテル、
使わない駅なので「忠弥」になかなか行くことができないので、
ここを忠弥がわりに利用してたもんなんですが・・・・・
って書いてて思い出した。こないだ「忠弥」に行っちゃったんだ。


いやあ、「忠弥」のホンモノに行っちゃうとそりゃあ色も褪せるわなあ。
ってことで、やっぱり祐天寺「忠弥」とそののれんわけの白金高輪「鈴木屋」は偉大なのでした。
お付き合いいただいたとりさん、職業がお坊さんの方、ありがとうございました。
posted by さくらこ at 14:18| 東京 ☀| Comment(2) | 小笠原、伊豆諸島の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

くさやの干物


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海へ続く道。
1ヶ月の三宅島復興ボランティアもそろそろ終わりです。


三宅島シリーズ最終回。くさやの干物。
ムロアジ・トビウオ・シイラなどの魚を使って何十年使ってきた肥溜めくさい液に漬け込んで干したもの。くさやの干物は真空パックなのでそのままではなんの臭いもしない。あの肥溜めを景気よくひっくりかえしたような香りは焼いたときに本領を発揮する。

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便所臭い。恐ろしく便所臭い。しかも和式の。
なお、亀のくさや、鮫のくさやなんてものもあるが、いまのところ食べた中では青ムロがいちばん美味い。写真はトビ(とびうお)のもの。伊豆七島ではやたらとトビが獲れ、魚屋の軒先を陣取っている。くさやの製造などについて詳しく知りたい方はここを参照してほしい。マンションなどで焼くと近所から苦情が来ることもあるので注意。

調理法をいくつか。
あぶってちぎってお茶漬け。
あぶってちぎってマヨネーズ。
あぶってちぎってしょうゆとごま油とラー油を混ぜたものにつける。
あぶりすぎると風味が落ちるので注意。

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八丈島には「くさやパン」「くさやピザ」なるものが発売されている。

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毒ガスが強くなると深夜でも町内放送とサイレンが流れる。


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三宅島は2000年夏、火山噴火で被災。島民は島からの脱出を余儀なくされる。2005年春、島民の悲願により帰島が許可されるが、2006年現在、今もまだ毒ガス警報は昼夜を問わず島に鳴る。写真の木々は2006年春のもので、立ち入り禁止区域は木も山もすべて白く枯れ果てている。三宅島のくさや屋でいちばん有名な清漁水産では、くさやを漬ける液体がすべて噴火により破損。帰島の際、八丈島のさまざまなくさや屋から、大事な液体の寄付が行われたそう。
なお、「シイラのくさや」は三宅島オリジナルのもので、臭いも少ない。


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島を一周してる町内バス。
バスの窓は絶対に開けないでください、とアナウンスで言われる。
毒ガスの濃い指定地域を通るから。
んで、市役所のあるあたりもこの頃は毒ガス警戒区域だったのね。
毒ガスマスクの必要な区域で、ガスマスクのまま乗ってくる人もいたし、
警戒区域なのにせずに降りる人もいた。いろいろ。

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廃墟の小学校。
校庭は、今は復興資材置き場になってます。
粗大ゴミなんかも置かれてるけどね。
じわじわと村民は戻ってきてるそうなので、
子供を島に戻すのはまだまだ先のことなんでしょうが、
いつかはこの小学校に子供が戻ってこれる日がくるといいですね。

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かつて観光地であった海岸。

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砂浜が真っ黒なのは噴火は関係なくて、
火山島だから元から砂浜が黒いんだそうで。

posted by さくらこ at 01:14| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 小笠原、伊豆諸島の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月15日

明日葉の炒め物

三宅島や八丈島の名物、というより雑草、明日葉(あしたば)。チンジャオロースーの素を入れて肉と一緒に炒めると、独特のクセもごまかせて美味かった。

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三宅島にいたときに、近所に住むばあちゃんと明日葉狩り。明日葉のほかにヨモギも獲れたのでヨモギもちにする。春になると島中に雑草のごとく狂ったようにはえる明日葉は、東京に持って帰れば(三宅島も東京だが)儲かるかも、なんてことを言っていたら既に誰もが試したようで、東京ではうまく根付いてくれないのだとか。ここのところ健康食品として名高くなってきているのに、無念。

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塩炒めにしたときはかなりクセ(春菊のような独特の強いクセ)が残って好き嫌いがかなりはっきりわかれた。ビタミン、ミネラル、食物繊維、鉄分が豊富で、ビタミンB12というほかの植物にはあまり含まれない栄養分なども含まれ貧血、脳細胞の活性化、抗癌性を高めるなど、なにがなんだかとてもすごい植物。「明日葉」という名前は摘んでもまた明日はえてくる、というものすごい生命力から名づけられた。江戸時代には不老長寿の薬草として重宝される。胃にいいので酒飲みのつまみにするといいと思う。

うちの近所にある、武蔵境の「珍々亭」という油そば屋の横にある、おじいさんとおばあさんがひっそりやってる八百屋で4月に見かけた。150円だったと思う。安く手に入れたい人はGO。



posted by さくらこ at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 小笠原、伊豆諸島の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

タラの芽、ふきのとうで天婦羅

季節柄ということでタラの芽とふきのとう。
三宅島にて。

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摘みたてを天婦羅に。
これは相当な美味しさだった。
ふきのとうは半分に切ってから揚げると
バラけてしまうのでそのまま揚げることが多い。
塩をぱらり。

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お遊びでいろいろ↓
ふきのとうは天婦羅以外の調理法があるのか不明。

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タラの芽キムチ・・・

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タラの芽スパゲティ。
色が悪いので不評。美味かったけど。


posted by さくらこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小笠原、伊豆諸島の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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