
前回の記事がmixiのほうで「まったく再現できないにもほどがあるレシピ」と大好評(ちがう)でしたので
今回は
「西へ」企画のイギリス料理紹介も兼ねて、より詳しくレシピを書いていきたいと思います。

ちなみにこの桜の花は、岩国の錦帯橋でのものです。
今年は母と、ラーメンブログのかずやんさんと、2度、錦帯橋花見に行きました。
今年は雨に当たることも少なく、花が長く咲いていてよかったですね。
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さて今回の「西へ」は、イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)です。
イギリス料理、と聞いて皆さんなにを思い浮かべるでしょうか、
恐らくは「紅茶とスコーン」だとかよりも「メシがマズイ」ではないかと思います。
それくらいイギリス料理のマズさは私の料理写真の汚さと同じくらい定評があるわけです。
なにせイギリス人自身が自虐ネタで使うほどなので。
さて、そんなイギリスでも唯一世界レベルで美味しいとされているのが紅茶。
何故この情熱と技術を飲ではなく食に回せないのか不思議なくらい美味いです。

昔、吉祥寺には、イギリス紅茶専門店がありました。
いちど潰れてしまい、いまは別の紅茶のお店になってはいますが、
あとから出来たこのお店も非常にレベルの高い紅茶を出すお店です。
東急裏の「ジークレフ」。休日ともなると女性客が行列するほどの人気店。
ちょうど摘まれたばかりの季節だったので、ダージリンファーストフラッシュにしました。
スコーンはジャム2種と生クリーム。
ジャムはラズベリーwithアマレットジャムと、
四種のマーマレード(レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジ)です。
別にこのお店がイギリスにあるわけじゃないんでここが美味いからって
イギリスで紅茶を飲んでも美味いと断言できるわけじゃないですが美味かったです。
私のブログに時折でてくる、市ヶ谷駐屯地でWAC勤務している、
大学時代イギリスに留学していたヒロちゃん(小中高校の同級生)曰く、
「朝食時にステイ先でトーストを焼いてもらったらカスタードクリームが
トーストの上にうず高く積まれていた。味がどうとか以前の問題。」
「紅茶とスコーン以外くちにしちゃいけない国。」
と言ってましたので参考までに。

そんなイギリスでもかなりマシではないかと言われているカレーの作り方もご紹介。
「チキンティッカマサラ」というカレーがイギリスで主に食されているカレーです。
これはインドを植民地にしていた時代、インドから取り入れたカレーの作り方が広まったもので、
いかに他国の力がないとマトモな料理がないかといういい証明になる代表料理のひとつでもあります。

材料(3人前)
たまねぎ 1個
しょうが 一片
にんにく 3かけ
トマトホール缶 1缶
トマト小サイズ 1個
鶏むね肉 300〜350g
ヨーグルト 大さじ5
クミンシード、砂糖、塩 小さじ1
ガラムマサラ 大さじ2
コリアンダー 適量
サラダ油 適量

1、鶏肉を一口大に切って軽く炒め、別の皿にとっておく。
2、にんにく、しょうが、たまねぎ、トマト、をみじん切りにする。
3、鍋に油を敷き、鍋をななめにしクミンシードを入れ、油のたまった場所で揚げるようにて炒める。
4、焦げない程度にクミンシードを炒めたらニンニク、しょうがを投入してよくよく炒める。
5、さらにタマネギを入れてこれもしっかりきつね色になるまで炒め、
ターメリック、ガラムマサラ、砂糖を入れさらにまた炒める。
6、中火〜弱火にし、トマト、ホールトマト缶を入れ、ゆっくり混ぜつつ数分間炒める。
7、鶏肉を入れ火が通るまで炒めたらヨーグルトを入れて中火で炒める。
8、ヨーグルトの水分がなくなるまで炒めたら塩を入れできあがり、
皿に持ってコリアンダーを乗せる。うちはコリアンダーがなかったので適当なものを乗せました。

非常に非常に、美味しかったです。
これがイギリスに伝われば、そりゃ(土台がマズメシしかないし)広まるわなってくらい。
参考にさせていただいたのはこちらのサイト様です。
参考といいますか、ほぼまんまこの通り作ったのですが、
材料の量が一部違うため、自分で作った通りのレシピも書きました。
おそらく、こちらのサイト様のまま作ったほうがより美味しいと思われます。
ほかに、イギリス料理で代表的なものといえばフィッシュアンドチップスだと思います。
大皿に、白身魚(タラが多いそう)を揚げたものとポテトフライなんかが乗った盛り合わせ。
レシピはこちらを参考にしてみてください。
ヨーロッパでは、日本でいうごはん、イタリアでいうパスタ、の位置に、
パンのほかにじゃがいもがあります。といいますか、パン文化の地域はほぼ、
じゃがいもの消費量もかなり多いように思います。(自己分析なので正確かは知らん)
アメリカは揚げているものが多い気がしますが、ヨーロッパは圧倒的に潰してますよね。
マッシュポテト。ドイツが有名ですが、よくよく見ているとイギリスも多い。
というよりヨーロッパ全域、潰しまくっている気がします。
ちなみにイギリス留学をした上記の友人曰く、イギリスのマッシュポテトは味付けがない、
だそうです。他の国だといろいろ工夫されているそうですがケチャップ添えなだけなんだと。
イギリスが味付けに関してちょっと雑なのは、
「出したあとに個人で勝手に好きな味付けにするでしょ?」
という意図のものなんだそうですが、それだけ食に対して情熱が薄いってことなんでしょうね。
なので、卓上にマスタード、塩、コショウなんかが並び、自分で味付けをしてから食べるんだそうです。
だとしたら、前出の「トーストに山盛りカスタード」の説明がつかなくなりますが、
まあ、つまり、食への興味が薄い国、ということでひとつ。