2012年11月28日

【ミシラヌガイド岩国】岩国のカレー屋さん

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「TAJI」
タージは岩国駅から徒歩じゃちょっと遠いかな?2号線沿いにあります。
岩国は基地があるせいか、多国籍なお店も、人も多いです。
そしてカレー屋も美味しいところが多い。
これはほうれん草カレーのランチかな。
半ライスとミニナンという柔軟な組み合わせもアリで楽しめました。
初めての妊娠時はとにかく後期はカレーが食べたくて仕方なく、
やたらいろんなお店をまわったりしました。
今回の妊娠はお好み焼きばかり食べたくてたまらず、カレー屋さんからは
足が遠のいてしまいました。

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「シヴァ」
これもランチ。
チキンカレーセット。
以前はゲームセンターのあった、岩国駅前アーケードの中にあるお店。
このお店がゲーセンだった頃、高校のときに旦那と来た覚えがあって懐かしいです。
味のほうですが、ランチにしてはセットも量が多く豪華、
作っているのがインドの方なので味はわりと本格的でからくて旨い。
「シヴァ」も「TAJI」も、あとに出てくる「ガネーシュ」も、
基本はインドの方が作っておられ、味に関してはどこも保障できます。

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「ガネーシュ」
ナンがとにかく分厚くて美味しくて、毎回味を変えてナンを注文してました。
チーズやガーリックなどなど。ここはナンがうまい!
もちろんカレーのほうも美味しくて、最終的によく通っていたのはここですかね。


カレーにドはまりして、自宅でもカレーを食べてました。

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最近こういうの、よく出ていますね。ご当地カレー。
よこすか海軍カレーと函館カレー。
旨いんだけど高めなんだよね。
で、別に現地じゃなくたって買える。
ちょっと凝ったスーパーなんかに行くと並んでたりする。
うーん。ご当地モノはご当地でだけ売っててほしいなあ。
ゴーヤビールはみーしゃさんにいただきました。ありがとうございます。

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これはかふぇべいぶさんにいただいた、清水のもつカレー。
もつ入り。東京を離れるときにいただいたんで、食べたのも結構前ですが、
カラさはなくってモツがっつりで美味しかったです。

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呉海軍肉じゃがカレーと岩国海軍飛行艇カレー。
岩国のは海軍れんこんカレー(だったかな?)なんてのもあります。
この、海軍や空軍の基地のあるあたりのご当地カレーは集めたいなあ。
味は・・・まあ普通に、特色を出してて旨かったかなってかんじ。
LEE20倍は旦那のです。
辛さ控えめにしたそうです。どこが控えめだよ。




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無印良品の手作りナンキットで焼いたナン。
妊娠中はとにかくやたらカレーづいてて、旦那が作ってくれてた。
岩国のカレー屋めぐりをしていたのもこの頃。
妊娠後期はやたらカレーが食べたくて仕方なかったな。

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2010年11月29日

吉祥寺「ミス・サイゴン」

「西へ」の企画でベトナム料理を探してみました。日本にはベトナム料理が多いですね。
先の戦争で治安の乱れたイメージが強いにも関わらず、今は雑多で可愛らしいものの多い国となりました。
女性観光客も多く、治安もさほど悪くありませんし、料理も日本人の口にあったものが多いです。
アオザイからわかるとおり中国からの影響の強い国ですが、フランス支配下も長いため、
ベトナムの食文化は中国とフランスの文化が濃く受け継がれています。
フランス部分の代表格は、ベトナムコーヒーではないでしょうか。
独特の抽出法のせいで濃いベトナムコーヒーは、砂糖ではなくコンデンスミルクで甘くします。
今はベトナム式と呼ばれるようになったこのベトナムコーヒーの器具は、
昔のフランスで使われたものの名残です。フランスでは、今は使っていません。


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ベトナムといえばフォーやビーフンが有名だと思うのですが、ベトナムの麺類はほぼ米で作られた米麺です。
ベトナムは日本以上に米文化で、麺類などにも小麦ではなく米を使っており
ビーフンやフォーに代表されるように、コシがなく細いやわらかな麺が特徴。
というわけで豚肉とトマトと野菜のフォー。


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奥に見えるのは古都フエのベトナムビール、フッダ。さっぱりした味です。
3種のニョクマム(ヌックマム)の入ったビンも見えますが、これはどのテーブルにも運ばれる、
後付の味付け用のものらしいです。辛くしたり、酸味をつけたりできます。
ココナッツカレー。タイと同じく、ベトナムもココナッツを多用するようで、メニューに多かったです。



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こちらは丸の内の三菱信託銀行ビル地下にある「サイゴン」というベトナム料理屋さんの画像です。
手前はブン・ボー。ブン麺ですね。
ブンというにはちょっと細めの、そうめんのような麺。
上に書いた吉祥寺の「ミス・サイゴン」ではパクチー多めでしたが、ここは少なめ。
(「ミス・サイゴン」では、パクチー入れますか?と聞かれたような。気のせいかもしれませんが)
これはランチセットで、ブンボーAというセットでした。
ブンを置いているお店自体そんなにないので、ちょっと珍しくて注文。

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ネム(揚春巻き)とバンクン(蒸し春巻き)。これと上のブン・ボーのセットで950円くらい。
ちなみに生春巻きはゴイクンといいます。

この「西へ」の企画、最初は当時勤務していた丸の内のビル周辺のお店だけでアジア横断できるか?
という企画のつもりで始めたため、ベトナム料理はこの丸の内の「サイゴン」に行ったのですが、
ここはメニューはランチのわりに珍しいものもあったのですが味がさほどでもなかったため、
吉祥寺の「ミス・サイゴン」に、再度行きなおしました。
フォーもベトナムカレーも食べてなかったし。「ミス・サイゴン」のほうがやや現地の味です。


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2010年11月28日

浜田山「ショナルバングラ」

この「西へ」の企画をやるようになって初めて位置を知った国も多いのですが、
バングラディシュもそのひとつです。名前はよく聞くし、インド付近というのはわかるのですが。
ヘタリアという漫画の流行のおかげで、バルト三国なんていう、私でも忘れかけてたような国の位置を
今の子供でさえ知っているような昨今、非常に恥ずかしい脳みその作りをさらけ出しているわけですが。
というわけで今回は都内でもあまりない、バングラディシュカレーを出すお店へ行きました。


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バングラディシュは、左右をインドに包まれたような形に位置する、インド洋に面した国で、
インドの左に位置するパキスタンなどは先日のビン・ラディン暗殺事件など、なかなか治安の安定しない国がありますが
インドを軸にして右側は比較的安定した治安のようで、バングラディシュも例外ではありません。
海に面しているため魚料理が豊富で、そのほかに豆や野菜も多く採れ、
カレーの具材として魚カレー、豆カレー、野菜カレーが主です。
右手でカレーを食べるなど、食文化は非常にインドに似ていますが、インドがヒンズー教徒が多いのに対し
バングラディシュ、パキスタンはイスラム教徒が多くを占めるため、豚肉がご法度です。
つまりお酒も禁止。ここのお店にはインドのビールが置いてありました。
個人的な感想ですが、このあたりの国は、ヒンズーとイスラムが混ざっているため、
豚肉がダメ、牛肉がダメと言っていられないので、両方、外食では出していないことが多い気がします。
羊肉、魚、野菜、豆カレーが主だなあという印象です。

上は、チャパティと呼ばれる薄焼きパン。
お店自体はチャチというか、わりと入るのに抵抗のあるやや粗末な作りなのですが、
料理はとてもまともというか、美味しいものが出てきました。ランチは混んでいるので抵抗なく
入れると思います。ランチを外して、通常営業中に、気になるカレーを頼んでみることにしました。
チャパティやナンもあるお店ですが、バングラディシュは日本と同じく米文化の国です。
ちなみにチャパティやナンといった小麦文化は北インドが主、南インドはドサや米、
バングラディシュは米中心、といった感じ。


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日本の食文化と似ているなと思うのは、魚料理が多いこと、米食文化であることのほかに、
スパイスを多用するインドに比べ、スパイスを多用せず食材の味そのものを生かす調理法ですかね。
とはいえ、多用しないというだけでインド同様、全ての料理にスパイスは入ってます。

ウナギのカレーがあると聞いていたのですがこのときメニューにはなく、
羊肉のカレーを注文。店主は怪しかったですが、カレー自体はとても美味しかったです。
とはいえ、インドカレーと格別な違いがあったわけではないので、それ以上の感想はないんですが。
バングラディシュらしいカレーを求める方は、魚のカレーかウナギのカレーをどうぞ。


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左は、もうお店に入れていないんですよ〜と怪しい店主が言ってたインドのマハラジャビール。
右は、スペースが余ったのでベトナムビールです。
この日は、上とはまた別のベトナムビールの333を飲みました。
暑い国のビールはどこもやや水っぽい気が・・・

「ショナルバングラ」というのはバングラディシュの国家のタイトルなんだそうで、
都内に他にも「ショナルバングラ」というバングラデシュ料理店はあるみたいですが
ここの店舗の系列は西永福と浜田山だけのようです。
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2010年11月26日

武蔵境「カマナ」

「西へ」の企画で、当時すぐ近所にあった武蔵境の本格的な北南インド料理を出すお店に行きました。
当時は「カマナ」という店名でしたが、今は同じ店舗で同じ店員さんではありますが
「アダルサ」という店名に変わっています。


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武蔵境の丸幸の隣に新しくできた、南北インドのカレー
(実はインドカレーといっても南北でまるで違う)
が食べられる珍しいインドカレー屋に来ました。
ちなみに日本に多いのは北インドカレー屋さん。
こちらはルーがとろとろでさほど辛くない。
南インドカレーはタイカレーのようにサラサラで非常に辛いのです。
ベトナムビールを注文すると野菜の炒め物がお通しできます。
で、このお通しがやたらでかい。通常のお皿分くらいの量がありまして。


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まずは南インドから。
マサラドサを注文、ドサにはレンズ豆の入ったサンバーカレー、ラッサムという酸味スープ、
ココナッツベースのペースト、トマトベースのペーストが付きます。
ドサはでかいクレープのようなものでこれをちぎってナンみたいに付けて食べるんですね。
これは初めて食べました。中に入ったじゃがいもの炒め物が味がしっかりしてて旨い。
ボリュームもたっぷりあっていい。
ドサの中ではマサラドサがいちばんいいかも。
ナンも、ほうれん草のサグナンやガーリックナン、ココナッツナンなど種類豊富。
ドサは南インドの代表的なカレーのごはん的役割で、あまり見かけないので
南インドを専門にするカレー屋さんに入ったときに見かけたらこれはもう、ぜひ。
ちょっと珍しくて面白い食べ方です。


で、北インド。

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色はともかくとして、日本でよく見かけるタイプのカレーが北インドカレーです。
これはほうれん草と羊肉のサグマトン。1100円。「サグ」はほうれん草という意味。
南インドカレーが小さな入れ物にこちゃこちゃとサラダやスープカレーのようなルゥが入って
出てくるのに対して、こちらは大きな皿に一種のとろみのあるルゥ。そしてナンかライスを選べます。
このお店では、通常のナンのほかに、ナンの中にじゃがいもの入ったアルバロータや、
小麦粉で作ったインド風揚げパンのバトゥラ、麦で作ったインド風揚げパンのプーリ、
ほうれん草の入ったサグナン、ココナッツナン、バターライスなども選べます。

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できれば珍しいものを、とココナッツライス(350円)にしました。
うーん。ココナッツの香り・・・タイ米です。ジャスミンライスがあればそれにしたのですがなかったです。
インドマスマティライスという香米があり、それは気になりました。今度はそれにしよう・・・
このお店は場所柄と新しくできたばかりのお店だったのとでまだ地元に受け入れられきっていませんでしたが
かなり本格的で美味しいカレーを出すお店でしたし、繁盛するのも時間の問題かなと思いました。
(2011年現在、「アダルサ」という店名にかえて、ずいぶん繁盛していうそうです)



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レジ横に置いてあった、食後のにおい消し。
甘くコーティングしてありますが、中身はフェンネルです。
スプーンで取っててのひらに置き、口に入れて噛み締めるだけでカレーのにおいが消えます。


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昔行った、新丸ビルの中にあった南インド料理のお店のカウンターにあったフェンネル。
中身はこんなのです。
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2010年11月24日

ロシア・グルジア・ベラルーシ料理

「西へ」の企画で、仕事帰りに六本木に寄ったときのものです。
もう、2年ほど前の訪問。


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六本木にある、ベラルーシ料理の「ミンスクの台所」に行ってきました。
ベラルーシ共和国は元ソ連で、ロシア、ラトニア、リトアニア、ポーランド、ウクライナに囲まれた
海のない国です。基本的に料理の傾向はロシアそっくりで、ビーツ、サワークリーム、じゃがいもを多用します。
代表料理はボルシチ、ドラニキ、サワークリーム煮込みのマチャンカ、ピロシキなど。
これもロシアとほぼ同じです。
上は、「ミンスク風ボルシチ」700円。
ミンスクはベラルーシの首都ですが、どのあたりがミンスク風なのかは謎です。
よく見かけるロシア料理のこのボルシチの赤い色は、ビーツから出した色です。

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ラグーを注文。
鶏肉とじゃがいもと茄子とトマトのサワークリーム煮込み。
旨いんだけど、とにかく重い。サワークリームとじゃがいも多用のせいだな。
お国柄のせいか温かい料理が多く、魚を使ったものはあまりありません。
酒も種類をいろいろ取り揃えており、この日はロシアビールの代表格、バルティカNo.3を飲みました。
ロシアといえばウオトカですが、最近になってようやく国がビールを酒と認めたらしく
そのあたりの話が、ウオトカが主流の国ならではだな、と思いました。
ワインは同じく元ソ連のグルジア、モルドヴァのものが多かったです。
店員さんはほとんどがガタイのいい女性で、おそらくロシア女性?
体格はいいのに皆さん容姿はお綺麗で、そこも「ああ、ロシアっぽいな」と思いました。
ロシアじゃないけど。




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お次は吉祥寺にあるロシア料理のお店「カフェ・ロシア」です。
こちらはれっきとしたロシア料理。
といっても、メニューで見る限り内容的にはベラルーシとさほど変わりがありませんでした。
よくよくお店の説明を見ると「ロシア・グルジア料理」とありました。
こちらのお店では、ロシアビールはバルティカ3と6と8を揃えています。ここでもNo.3を注文。
ここは飲むメインで入ったので、ひたすらおつまみ系を注文しました。
上は・・・名前忘れました。すっぱい酢に漬けたおつまみ。

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これは・・・ビーツで色を付けたすっぱいおつまみ。(そればっか)
店内はドぴんく色で、ほとんどが女性客です。店内のピンクはビーツで色付けしたんだな、きっと。
「ミンスクの台所」が大人向けロシア(ベラルーシだけど)料理店なら、
こちらは若い女性客が気軽に入れるカフェと言ったところです。時間帯にもよると思いますが。
店員さんはおそらく日本人男性で、その日は待ちも出るほどの大盛況ぶりでした。
まったく同じものを食べたわけではありませんが、ぱっと見た程度ですと、
料理もきちんと本格的に作られておられるのは「ミンスクの台所」のほうかと思われます。

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これはロシアのジャーキー。名前忘れました。ああ。
酒ばっか飲んで、ちょこっとつまんで、程度だったのでほとんど記憶がありません。
すみません。


posted by さくらこ at 21:28| 東京 ☔| Comment(1) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月27日

代々木上原「ガテモタブン」

夏に東京に寄った際、友人と訪れたのが代々木上原にあるブータン料理のお店「ガテモタブン」でした。
ブータン料理のお店自体が世界中にほぼなく、ニューヨークと代々木上原に2軒あるのみです。
というわけで、久々の「西へ」企画です。

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ブータンは高山地帯にある寒い国なので、世界一辛い料理を出す国と言われています。
まずはブータンの代表料理、エマダツィ。
エマ(唐辛子)をダツィ(チーズ)で煮込んだもので、ごはんはブータンから取り寄せた赤米。
赤米の横に添えられているのは、エヅェというトウガラシ。
日本向けと現地向けがあり、マイルドな日本向けをオーダーしたせいか、
思ったより辛くない。と思ったら、翌朝が大変だった。あなどれない。
カレーのようにも見えるけど、カレーのようでいてカレーではない。
こうやってトウガラシそのものを料理して食べる国はブータンだけなんだそうです。

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オムレツ。これにもトウガラシ添え。
ブータンは高山のせいか、外食文化がなく、そのせいでお店自体がないため
他国でもお店が出店されにくいのだそう。国にお店自体がないなら、そりゃ出し難いよね。

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チーズモモ。ブータン版の小龍包・・・かな?
ざくざくとしたキャベツ入りで、横に添えられたトウガラシ(またか)をつけて食べる。
辛さはちょうどいい。エヅェというトウガラシ自体、そんな嫌がらせのように辛くないせいか美味しい。

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これもブータン産赤米と雑穀米のブレンドごはんと、パクシャバー。
パクシャバーは豚肉と大根スライスの唐辛子煮込み。
なんにでも唐辛子が入ってる。チーズか唐辛子、これがブータン料理の強いイメージ。

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これはホゲ。
トマト、蕪、玉葱をカッテージチーズで和えたサラダで、
さっぱりしたものを、と注文したのだけど、あまり味がなかった気がします。
ンガジャという、ブータン版のチャイを最後に飲んで〆。
お酒もブータンから取り寄せたものが揃えてあるのですが、仕入れできないことも多く、
欠品もたまにあります。運よく珍しいお酒のある日に行けたなら、ぜひ注文したい。
異文化料理は日本人の舌にあわないことも多いけど、
合わないを覚悟で、その国の珍しい食生活に触れるのも、また楽しいかもしれません。
辛いのが平気な方は是非おすすめの、とても珍しいお店でした。

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2010年08月01日

練馬「古民家ダイニング居空間」

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よその国の料理が食べたいなあと思って練馬のあたりでいろいろ探したのですが
変わった国だと山手線か中央線沿いになってしまうし、本日はお連れの方もおられるし、
ということで以前タイにはすでに行ってしまっているのですが
そこらへんはあまり考えずに、空間とお店の内容とビールの種類で決めたお店です。
お連れの方は、以前、わたしが東京を離れる際に北新宿の焼肉店にご一緒してくださった
先輩主婦のおねーさんです。はきはきしておられてとても気持ちのいい方です。


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タイではシンハと並んでだんとつ人気のチャーンビールを注文しました。

このお店はなんと言っても、アジアンビールの揃いが良く、
代表的なシンハー(タイ)、バーバーバー333とサイゴン(ベトナム)、
ビアラオ(ラオス)、タイガー(シンガポール)、チンタオ(中国)、サンミゲル(フィリピン)
のほかに、この企画でアジアンビールを大概お店で飲んだ私でもあまり知らないような
カリシャンディ(フィリピン)、チョコレートの香りのライオンスタウトなどメニューに様々並びます。


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わたしの頼んだ「居空間カレー」
ここはタイだけではなく、シンガポール、ベトナムも含めた大まかな意味でのアジア料理店なのですが、
ここの名物カレーも特別、タイカレーというわけではなく普通の、日本人向けのカレーでした。
お店の敷地内にはいった途端に漂ってくるカレーのいい香りに負けてカレーを注文。
ひよこ豆、玄米、野菜やスパイスの香るルゥ、女性が好みそうなカレーです。
うまい。うまいんだけど、なによりこのお店、お店の中がとても居心地よくて
仕事時のせかせかランチにではなく誰かと食事を摂るときや、
ひとりでのんびり単行本でも持って、お昼の忙しい時間帯をはずして行くのに向いていると思いました。


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「チキンライス」をタイ語で「カオマンガイ」と言いますが、
これはカオマンガイに添えられている蒸し鶏をさらに揚げたバージョンの「揚げマンガイ」。
ライスは鶏がらスープとガーリックで炊いたジャスミン米、
左の3種のソース(にんにく、しょうが、あと甘めのソース?)を絡めて食べるのですがこれがうんまい。
鶏がらとの相性もあってかにんにくソースとしょうがソースをかけたときが非常に美味かった。
チキンライス専門店と謳っているだけあって、
はじめて行くときはやっぱりこれがいちばんいいのかもしれないです。

レバ刺しなんかもあってちょっと(いやかなり)期待したのですが
お昼はやっておられないとのことで、ランチとビールだけに留めました。
夜きたら、ちょっと飲むにはちょうどいいお店だと思うのですがそれでもやはり女性向けなので、
カッパが好きです、でもぼくの股間のゾウさんはもっと好きですってな方は
素直にそういうお店に入ったほうがいいと思います。(笑)
posted by さくらこ at 08:24| 東京 ☔| Comment(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

少女革命おざきの「社会に復帰する力を!」act.3

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先週末、神戸に日帰り旅行に行きました。
といってもようちゃんの用事で車についでに乗っけてもらっただけなんですが、
三ノ宮の北野のあたりは6月の土曜ということもあり挙式婚礼ばかりでした。
その北野の路地の紫陽花です。

(2010/06/05)

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京都の友人かおちんが婚前旅行にドバイに行きまして、
そのお土産のドバイのインスタント食品をいただきました。
ドバイは、アラブ首長国連邦の7つの首長国からなる国のひとつで、
アブダビの次に大きな領土を持ちます。首都であるアブダビは政治のアブダビと呼ばれ、
ドバイは経済のドバイと呼ばれるほど近代的な建物が立ち並び、
この数年、日本でも海外旅行先として有名になりました。(はずです。うろ覚えの知識。)
左のインスタントラーメンは私ではなく旦那ようちゃんが食べたのですが
味の薄い、日本のインスタントラーメンを水で薄めてチリペッパーを混ぜたような
非常に微妙な味だったと申しておりましたので、早い話マズいんだと思います。
さて、今回使ったのは右のカレー粉とおぼしきもの。
カレー粉と「おぼしき」というのは。アラビア語が読めないので
なにに使う粉なのか不明だったからなんですが、スパイスだったのでたぶんカレーじゃね?と。

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とりあえず鍋に油を入れ羊肉を炒め、普通のカレーと同じく
にんじん、たまねぎを投入しよく炒めたところ。念のためじゃがいもは入れてません。
ちなみに羊肉がどう見ても鶏肉ですがあまり気にしないでください。
ニンニクもいくつか、粒を半分に切ったサイズで入れて炒めてみました。
いや、アラブ首長国連邦っぽいものが他に家になかったのでなんとなくです。
至って普通のカレーと同じく具材をよく炒めたあと水を入れ煮込みます。
で。ここからがドバイのターン。
さきほどの袋の中身の粉を全投入。どばさー。(右)

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できあがり。
見た目かろうじて普通に見えるんですが、よく凝視するとトウガラシの種がどっさり。
ざりざりしたもの全部スパイス。なにかがおかしいんですが気にせず食べたところ、
ココイチ7倍辛くらいなら普通においしくいただける私が、タマネギ一片食べただけで終了。
それ以上くちに入れる気が起きないほどの、おっそろしい辛さ。
というか噛むたびにジャリ、とスパイスを噛む音が口内に響く。
ジョロキアもハバネロも生でかじったことがありますが(というか騙されただけだが)
ああいった辛いを通り越して「痛い」っていう辛さではなく、正統派の死ぬほど辛いカレーを
食べたときの辛さ、という感じ。飲み込むと胃が軽く痛む程度の辛さ。(程度、か?)
これじゃ食べられないってんで、プレーンヨーグルトをカップ1杯分投入。
ドバイやばい。なにこの人を殺せそうな辛さが標準て。スーパーに売ってるって。
ヨーグルト投入でややソフトになりはしましたが基本的にもう、壮絶な辛さ。
コレ出したら離婚されるかもしれないと思いつつ、他のメニューを作るのが面倒だったので
このカレーを残業で深夜会社から帰宅してきた旦那ようちゃんに食べさせてみたところ(ひどい)、
「辛いけど、美味い。」
とのことだったのでそいつぁよかった。
辛さに対して(超辛いのが大好きな私よりもはるかに)免疫のある人間には
わりと美味いカレーみたいですよ。というか明らかに袋の中身全部入れるもんじゃなかったのかも。
少しづつ使うはずのスパイスだったんですかね?まあいいや。(離婚されなかったし)

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ねば丼。
オクラは素で忘れてましたが、ねば丼。
海鮮丼とかの上にワサビがぼてっと乗ってるのがどうも好かんので、
マグロはあらかじめワサビと醤油をちょっと入れて混ぜたものを乗せ、
山芋とろろは、大葉と梅干しを刻んだものを混ぜたものと
ワサビと醤油を混ぜたものの2パターン作って別々に乗せ、
納豆もネギとタレを入れてよーく混ぜた状態で乗せてみました。
コレならワサビが乗らず安っぽくならないなーと。いう程度だったんですが。
意外や、かなり好評だったので、(というか普通は混ぜて乗せるのか
混ぜずに乗せるのかよくわかりませんが店のは混ぜてなかったので。)
自慢げに書いてみましたが普通そうするものだったのならすまんね。


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チョコレート味のビール。


posted by さくらこ at 04:17| 東京 ☁| Comment(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月08日

少女革命おざきの「社会に復帰する力を!」act.2

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前回の記事がmixiのほうで「まったく再現できないにもほどがあるレシピ」と大好評(ちがう)でしたので
今回は「西へ」企画のイギリス料理紹介も兼ねて、より詳しくレシピを書いていきたいと思います。

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ちなみにこの桜の花は、岩国の錦帯橋でのものです。
今年は母と、ラーメンブログのかずやんさんと、2度、錦帯橋花見に行きました。
今年は雨に当たることも少なく、花が長く咲いていてよかったですね。

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さて今回の「西へ」は、イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)です。
イギリス料理、と聞いて皆さんなにを思い浮かべるでしょうか、
恐らくは「紅茶とスコーン」だとかよりも「メシがマズイ」ではないかと思います。
それくらいイギリス料理のマズさは私の料理写真の汚さと同じくらい定評があるわけです。
なにせイギリス人自身が自虐ネタで使うほどなので。
さて、そんなイギリスでも唯一世界レベルで美味しいとされているのが紅茶。
何故この情熱と技術を飲ではなく食に回せないのか不思議なくらい美味いです。

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昔、吉祥寺には、イギリス紅茶専門店がありました。
いちど潰れてしまい、いまは別の紅茶のお店になってはいますが、
あとから出来たこのお店も非常にレベルの高い紅茶を出すお店です。
東急裏の「ジークレフ」。休日ともなると女性客が行列するほどの人気店。
ちょうど摘まれたばかりの季節だったので、ダージリンファーストフラッシュにしました。
スコーンはジャム2種と生クリーム。
ジャムはラズベリーwithアマレットジャムと、
四種のマーマレード(レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジ)です。
別にこのお店がイギリスにあるわけじゃないんでここが美味いからって
イギリスで紅茶を飲んでも美味いと断言できるわけじゃないですが美味かったです。

私のブログに時折でてくる、市ヶ谷駐屯地でWAC勤務している、
大学時代イギリスに留学していたヒロちゃん(小中高校の同級生)曰く、
「朝食時にステイ先でトーストを焼いてもらったらカスタードクリームが
トーストの上にうず高く積まれていた。味がどうとか以前の問題。」
「紅茶とスコーン以外くちにしちゃいけない国。」
と言ってましたので参考までに。

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そんなイギリスでもかなりマシではないかと言われているカレーの作り方もご紹介。
「チキンティッカマサラ」というカレーがイギリスで主に食されているカレーです。
これはインドを植民地にしていた時代、インドから取り入れたカレーの作り方が広まったもので、
いかに他国の力がないとマトモな料理がないかといういい証明になる代表料理のひとつでもあります。

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材料(3人前)
たまねぎ 1個
しょうが 一片
にんにく 3かけ
トマトホール缶 1缶
トマト小サイズ 1個
鶏むね肉 300〜350g
ヨーグルト 大さじ5
クミンシード、砂糖、塩 小さじ1
ガラムマサラ 大さじ2
コリアンダー 適量
サラダ油 適量

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1、鶏肉を一口大に切って軽く炒め、別の皿にとっておく。
2、にんにく、しょうが、たまねぎ、トマト、をみじん切りにする。
3、鍋に油を敷き、鍋をななめにしクミンシードを入れ、油のたまった場所で揚げるようにて炒める。
4、焦げない程度にクミンシードを炒めたらニンニク、しょうがを投入してよくよく炒める。
5、さらにタマネギを入れてこれもしっかりきつね色になるまで炒め、
ターメリック、ガラムマサラ、砂糖を入れさらにまた炒める。
6、中火〜弱火にし、トマト、ホールトマト缶を入れ、ゆっくり混ぜつつ数分間炒める。
7、鶏肉を入れ火が通るまで炒めたらヨーグルトを入れて中火で炒める。
8、ヨーグルトの水分がなくなるまで炒めたら塩を入れできあがり、
皿に持ってコリアンダーを乗せる。うちはコリアンダーがなかったので適当なものを乗せました。

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非常に非常に、美味しかったです。
これがイギリスに伝われば、そりゃ(土台がマズメシしかないし)広まるわなってくらい。
参考にさせていただいたのはこちらのサイト様です。
参考といいますか、ほぼまんまこの通り作ったのですが、
材料の量が一部違うため、自分で作った通りのレシピも書きました。
おそらく、こちらのサイト様のまま作ったほうがより美味しいと思われます。

ほかに、イギリス料理で代表的なものといえばフィッシュアンドチップスだと思います。
大皿に、白身魚(タラが多いそう)を揚げたものとポテトフライなんかが乗った盛り合わせ。
レシピはこちらを参考にしてみてください。
ヨーロッパでは、日本でいうごはん、イタリアでいうパスタ、の位置に、
パンのほかにじゃがいもがあります。といいますか、パン文化の地域はほぼ、
じゃがいもの消費量もかなり多いように思います。(自己分析なので正確かは知らん)
アメリカは揚げているものが多い気がしますが、ヨーロッパは圧倒的に潰してますよね。
マッシュポテト。ドイツが有名ですが、よくよく見ているとイギリスも多い。
というよりヨーロッパ全域、潰しまくっている気がします。
ちなみにイギリス留学をした上記の友人曰く、イギリスのマッシュポテトは味付けがない、
だそうです。他の国だといろいろ工夫されているそうですがケチャップ添えなだけなんだと。
イギリスが味付けに関してちょっと雑なのは、
「出したあとに個人で勝手に好きな味付けにするでしょ?」
という意図のものなんだそうですが、それだけ食に対して情熱が薄いってことなんでしょうね。
なので、卓上にマスタード、塩、コショウなんかが並び、自分で味付けをしてから食べるんだそうです。
だとしたら、前出の「トーストに山盛りカスタード」の説明がつかなくなりますが、
まあ、つまり、食への興味が薄い国、ということでひとつ。


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2009年12月04日

西新宿「シンドバッド」

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お皿がかわいい。

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ランチにレバノンにやって参りました。
レバノンビールのアルマザは炭酸が凄くて、繊細な泡が口に含むとぐわっときます。
炭酸入りミネラルウォーターみたい。
クスクスとラム肉のシチュー頼みました。
クスクスってごはんの代わりと思おうとしても、
口に含んだ瞬間のココナッツのような甘さが駄目だよなあ。
シチューはトマトたまねぎじゃがいもラム肉いっぱいで
かすかにスパイシーで普通に旨い。
完全に日本人向け。

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ラム肉のシチュー。
なにをもってレバノン料理なんだ?てことで調べてみました。

レバノン料理の特徴として、ゴマ、レモン、オリーブオイル、ハーブ類、ヨーグルトを使った料理が多く見られる。シナモンやオールスパイスが好んで使用されるが、香辛料の使用量はそれほど多くはない。シリア料理とは酷似しており、隣国の料理(イスラエル料理、パレスティナ料理、ヨルダン料理)ともファラフェルやフムスなどレバノン料理と共通した料理が多くある。チーズ、オリーブ、野菜を用いたメッゼと呼ばれる前菜、または付け合せは他のアラブ諸国の料理と共通する。また、同じ正教徒が多いギリシア料理や旧宗主国トルコの料理とも共通した要素を持つ。人口の約30%は東方典礼カトリック教会または正教会に属しており、肉や魚を口に出来ない斎の期間に備え、野菜料理が発達している。(ウィキペディアより引用)ま、ウィキなんでまるっと信用はしないでほしいんですけども(調べるの面倒だったんだよ)、フンムス(ひよこ豆のペースト)だのファラーフェル(ひよこ豆のコロッケ)だの言い出したらアラブあたりだわねって思っていいんじゃないでしょうか。前菜によく、○○のペーストってのが出てきます。あとメインにケバブとか。メニューを見た限りでは隣国のイスラエル料理のお店のメニューとさほど変わりませんでした。

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レバノンビールの「アルマザ」
しゅわしゅわの炭酸が特徴です。
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2009年11月25日

イエロータイカレー

タイカレーを作ることにいたしました。

昔、カレー作りに凝っていたころレッドカレー、グリーンカレーと上手においしく出来、でも唯一イエローカレーだけは大失敗したんですね。(唐辛子を12本も入れたせいなんだが)で、今回、3年半越しのリベンジ・イエローカレーです。

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今回、具材は、鶏肉、黒クワイ(シャリシャリしてるほうね)、マッシュルーム、
たまねぎ、じゃがいも、ちょこっと余ってたにんじん。
イエローカレーペーストは、昔はハーブとスパイスから作ってたんですが
カーやらレモングラス、ピッキーヌ、パクチーが手元になかったので
無印のものを使用しました。(画像のう○こみたいなやつがそれ)
ココナッツミルク(缶のものでもパウダーでもどっちでもいい)
バイマックルー(こぶみかんの葉)、あと魚醤、塩こしょう。


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1)ちいさい鍋に、ココナッツミルクを入れてお湯で溶かし、煮ます。
(パウダーのみで、缶の液体タイプならやらなくて大丈夫)
鶏肉、野菜類を適当な大きさに切ります。
私は大きいのが好きなので大きめに切りまして。


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2)大きな鍋に油を敷き、鶏肉を炒めます。軽く炒めたところで他の野菜を投入。
火が通るくらい炒めたところでカレーペーストを入れ、塩こしょう、
さらによく混ぜながらじっくり味が染み込むくらいまで炒めます。


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3)こげない程度にじっくり炒めたら、とかしたココナッツミルクを入れます。(液体のココナッツミルクならそのまま投入)こぶみかんの葉を入れ、さらに弱火でじっくりことこと煮込みます。


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4)魚醤を入れ、さらに煮込んでできあがりです。


これが今日のおひるごはん。

posted by さくらこ at 14:59| 東京 ☀| Comment(2) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

荻窪「馬来風光美食」

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「入り口が見つからない」
「外観からまず店内に入りづらい雰囲気」
という点に関して、日本の代表的ドヤ街でもない限りトップを独走するのは高田馬場の「ノングインレイ」や荻窪「まらいふうこうびしょく」などの、日本人アウトオブ眼中で地元に住む外国人に向けて作られたエスニック料理屋ではないでしょうか。「ここが目的地でもない限り日本人は絶対に入らないだろ?」な、廃屋に近い雑居ビル1階の「ノングインレイ」も凄かったですが、ここ荻窪「馬来風光美食(まらいふうこうびしょく)」は「見つからない」という点で凄いお店でした。このお店は、お店の入り口が見える人と見えない人にはっきり分かれると思います。かといって、見つかってもちょっと入るのに抵抗があるんですね。雑居ビルの地下に降りる階段の先に、普通の住居の入り口のようなドア。開いているときはドアが開いているので入りやすいですが、閉店時にドアが閉まっている様子は、ただのどっかの家のドアでしかありません。なんていうか、異空間。(ちなみに上の画像は荻窪の「田中屋」。大徳寺さんがおっしゃってたお店には今回いけませんでしたが、ぜひ次回。)

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フィッシュヘッドカレー。
金目鯛の頭が入ったマレーシアカレーです。
この画像だけじゃわかりづらいんですが、上にのっかっている野菜をどけると、2つの金目鯛の頭と2つのしっぽ、背びれ、内臓が出てきます。「ヤダー、アタシ魚の頭たべられない〜」とか抜かすクソバカ女は絶対注文不可能な品であります。かく言うわたくし、実はそういう女です。目玉とか、無理!なのに、頼んじゃった!だってフィッシュカレーだと勘違いしちゃってたんだもん!ウヒー!

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肉骨茶(バクテー)
豚肉の薬膳スープ。
バクテーの起源は、荷役夫が袋から少しずつ落ちていったハーブを集めて煮て作ったのが始まりといわれているそう。中華系マレー人はバクテーを作るとき、漢方を取り扱う薬局に行って20種類近くのハーブを調合してもらって作るんだとか。薬局によって調合が違うので、そのレシピは教えてもらえないんだそうです。とメニューんとこに書いてありました。そんなわけで、皮付き豚肉を中国醤油と塩とハーブでぐつぐつ煮込んだこのスープ、もんのすごい薬膳の香りがいたします。か、身体によさそう・・・・・そしてマレー料理通に言わせると、バクテーをここまで美味しく食べられるのは、都内でもここのお店がイチバンなんだとか。

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バクテーと一緒に出される調味料。唐辛子とニンニクと中国醤油が入ってます。これを足して味を好みにあわせます。写真のバクテーは小サイズなのですが、それでも結構な量です。このお店は量やメニューの豊富さ(特にフィッシュヘッドカレー)から、複数人で行くべきお店だと思います。お店には10名ほどしか入れませんが、4人くらいで行くといろいろ食べられて楽しいのではないかと思います。あと薬膳や魚の頭やら、好き嫌いもあると思うので、やはり複数で行くと心強いというのもありますね。私はこの日、旦那と2人で行ったので、魚の頭はなんとかクリアできました。なんにせよ、よく考えてから注文したほうがいいと思います。

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海南鶏飯(ホイナムカイファン)
シンガポールの代表料理としてよく見かけるんですけども、お隣のマレーでもあるんですね。フィッシュヘッドカレーは意外にもさっぱりしたスープみたいなかんじだったんですけども、くせがあるのでゴハンが必要だったね、頼もうか?なんて話してたんですけども、コレを頼んだせいでゴハンを断念しました。スープに近いと聞いていたので先に頼まなかったんですが、やはりカレーには白飯が必要でした。あのときのフィッシュカレーを思い出して、魚のカレーを頼むのに躊躇しましたが、こちらの金目鯛の頭カレーは、姿はともかく、味はとても美味しかったです。あちこちで書かれていますが、ここのご店主は中華系マレー人の女性で、明るく愛想がよく可愛く、よくおしゃべりしてものすごく愛らしい方です。話していて飽きが来ませんし、「パクチーダイジョブ?辛いのダイジョブ?」と達者な日本語で丁寧に好みを聞いてくださります。このお店は、都内のマレー料理のお店でもだんとつの味の良さもさることながら、彼女会いたさの常連客でとてもにぎわってます。
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2009年10月18日

西荻窪「ラヒ・パンジャービー・キッチン」

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パキスタンにやってまいりました。
最近はどこの国に行ったか(食べたか)メモらないと忘れてしまう、
そんな歳になってまいりました。インド周辺の国てわけわからんですよ。
トルコ周辺もわけわからんですが。
つか、実際の話どこの国のあたりもよくわかってないですが。
(真面目な話、ここ20年くらいで独立した国てもう頭ン中で整理つきません)
私と同じくわけわからん人はここをどうぞ

画像は、鳥の砂肝カレー、ブラウンライス、
ナン、キングフィッシャー(インドビール)。
パキスタンのパンジャーブ地方のお店であります。

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ブラウンライス。
わー。そうめんを切ったみたいな米。
これはインディカ米を揚げたタマネギと一緒に炒めたものなんですが、
作り方はこちらを参照していただくとして、玄米のほうのブラウンライスじゃありません。
変わった味。ご家庭でも作ろうと思えば作れますな。

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「辛いのは大丈夫ですが、めちゃくちゃ辛いのはイヤン」
とお伝えしたら、程よい辛さのカレーが出てきました。
日本人の味覚に合わせてあり、非常に美味しい。
鶏の砂肝カレーといえば吉祥寺の「リトルスパイス」もそうですが、
意外なことにとても相性がよく美味しいんですよね。
「リトルスパイス」も、ここ「ラヒ」も、カレー屋としては非常に評価が高いので
そのおかげかもしれないんですが。。(私は吉祥寺のカレー屋だとリトルスパイスが一番好き)

パキスタンカレーを家庭で作れるサイトを調べていたら、
じゃがいもとほうれん草のカレーだとか里芋のカレーだとか、チキンだとか、
南北インドも牛豚共にを使わないことが多いのですが、パキスタンもそうみたいです。
というかインド周辺は牛だ豚だではなくベジタリアンの多い地域なので
そもそもあまり食べないみたいです。豆や野菜のカレーがそういえばメニューにも多い。
店内に貼られた普段あまりお目にかからないパキスタン地図を眺めながら、
「知らない」で済ませずに、その地域の食文化を入り口にして、
国の歴史、文化をいろいろ、調べてみようと改めて思いました。
私には、知らないことが多すぎるみたいです。

里芋カレーも「ラヒ」でたまに出しているみたいです。
これも食べに行ってみるか。
posted by さくらこ at 21:30| 東京 🌁| Comment(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月08日

吉祥寺「ナマステカトマンズ」


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インドビール(左)とネパールビール(右)
インドビールはお国柄か水っぽかったが(暑い国のビールは割りとそう)
ネパールビールは最後に甘みがあって濃厚。
パパドというインド風せんべいがお通し。

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チキンポコラは鶏肉の天ぷら。
ソースはミント。さっぱりしてこれはこれでアリだと思う。
美味い。

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私がバトラカレー(手前)と旦那がタンドリーミックスセット(奥)。
バトラは揚げるという意味で、ナンを揚げてある。
美味いけど結構重い。
なにを食べても美味しかったので、変な店で食べるよりはいいと思う。

posted by さくらこ at 19:46| 東京 ☁| Comment(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

グローバルフェスタJAPAN2009


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日比谷公園で行われたグローバルフェスタJAPANに旦那と行ってきました。
もちろん食のブースですが。


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まずはラダックのブース。
ここでは、テントゥク(チベットほうとう)とバター茶が売り。
ラダックとは(以下wikipedia引用)インドのジャンムー・カシミール州東部の地方の呼称。広義にはザンスカールおよび、現在パキスタンの支配下となっているバルティスターンを含む、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれた一帯を指し、カシミールの東側半分以上を占める。かつてはラダック王国という独立した仏教国であったが、19世紀にカシミールの藩王国に併合された。現在では行政区画の名称としては使用されていない。中華人民共和国との国境に接し、アフガニスタン北部にも近い。中国の実行支配下となっているアクサイチンも、かつてはラダックの支配下であった。(引用終わり)

ということで、今まで聞いたこともない地名だったんですが、あのへん(どのへんだ)の国らしい。

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テントゥクは、「ルーの入ってないカレー・・・」と旦那がぼそりつぶやく、
まさにそのままの味でした。カレーを作るとき、ルーを入れるまえに、
煮込んだスープをそのまま飲んでみてください。それがテントゥク。
最後にバター入れてるみたいで、ここはなんにでもバター入れ文化なのか・・?
バター茶は、ちょっとあまめの黒茶に岩塩とバターを入れたもの。
ラダックでは、グルグルチャという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%8C%B6
バターのやや塩味がきいてかなり好みの味だったのだが、
旦那曰く「うぇええええええ」。好みが激しくわかれた。


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手前の揚げパンが、タンザニアのブースで人気があった「マンダーズィ」。
そのまんまだが、タンザニアの揚げパンである。
ほのかな甘みが重くなく、甘いものが嫌いな私でも大丈夫だった。
というか、甘いもの好きにとっては、これかなり美味いほうだと思われる。
(いかんせん、甘いものが夫婦そろってダメなもので)これは100円でした。


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ネパールのブースで売っていた「ネパールカレー」。
やたらめったら甘口で、旦那曰く「・・・甘口ボンカレー」
トマトの味が強めでした。ネパールカレーがなんなのかは知りません。
ナンとゆでたまご付き。
隣のブースのケバブを眺める旦那・・・


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フィリピンのブースで売られていた「アドボの煮込み」
アドボは、フィリピンや中国なんかで売られている、鶏皮せんべいアドボを煮込んだもの。

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アドボを袋で買ったんですが、これがめっちゃくちゃ美味い。
塩味がきいた、サクサクスナック菓子となんら変わらない。
酒のつまみにもなるし、お菓子としてもOK、これは見かけたらまた買うかも。


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ガーナのブースの「キバブー」
ケバブ?キバブ?国によって呼び方が違うのか。
かなり辛っらいけど、これがいちばん美味しかった。
キバブーで検索しても出てこないので、正式名称は違うのかもね。
ピーナッツ粉、一味唐辛子、マギー、カレー粉、塩、サラダ油をそれぞれ少々、
混ぜたものを牛肉につけ、串に刺して焼く。家でもやろうかなあ。


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ルワンダのブースで売られていた「アフリカンサモサ」
カレー味・・・旨いけど、カレ―味・・・カレーばっか。。


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フィリピンビールとラオスビールも買いました。

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2008年05月13日

モルディブ・フィッシュとマグロカレー

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モルディブ・フィッシュ。

モルジブ版かつおぶしである。
大変貴重な品。アメ横でも滅多に見つけられないお。

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日本で流通している普通のカツオは「サバ亜目サバ科カツオ属」なのに対し、
こちらモルディブフィッシュに使われているカツオは
「サバ亜目サバ科ハガツオ属」のハガツオ。
ちょっと違うんである。
カツオブシ文化がこちらから流れてきたわけでもなく、偶然の賜物。
遠く離れた地で、このように似たような変わった発酵食品が作られるのは稀である。
ちなみに日本のカツオブシは「世界でいちばん堅い発酵食品」なんである。
(byもやしもん)



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九段下のスリランカカレーのお店「カンチャナ」
珍しいモルディブフィッシュをダシに使用したカレーと、
カジキマグロカレーなどの、あちら特有の変わったカレーが食べられる。
この日はスリランカカレーオフ、6人集まり、
このお店の8種のカレーすべてを制覇することになった。


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チキンカリー(ペントタ風)


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チキンカリー(コロンボ風)

まずはお店の基本カレー、チキンカレーから。
ここのチキンは大山地鶏を使用しております。
コロンボはペントタに対して辛さ控えめでマイルドな味。
ペントタのほうが旨いかな。基本なので、きっちりまともな味。
ここのカレーは基本、どれもスープカレーです。


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えびカリー

ブラックタイガーを使ったえびカレー。
これは旨かった。
変に味を主張しすぎない素材なため、カレーそのものの味がわかりやすい。


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マトンカリー

北海道でもよく食らいましたが、マトン(成羊)はそんなに旨い素材じゃないです。
当たり前だけど羊はラム(子羊)やら乳のみやらのほうが断然旨い。
質のよくないマトンなんかだと、ものっそいクセがあって大変なんですが、
ここのはそこまで悪くなかった。じっくり煮込んでいるおかげかもだけど、
でもやっぱり「普通のカレー」の味とは遥かにかけ離れてる。
ちょっと違うカレー、をお望みの方にはいいと思う。


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日替わり野菜カリー

タイカレーと同じように、ココナッツミルクをたっぷり使った白いカレー。
今日のはナスでした。これもふつーに旨い。
辛さもとってもマイルドで、辛いのがダメなひと向け。
ここでよく「普通に」という単語を使っている意味は後ほどわかります・・


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ポークカリー

壁メニューにしか書かれていない、おそらくは新メニュー。
豚肉使用の、ごく普通の日本カレーの素材を使い、
ルーはスリランカカレー、これもこのおかげでルーの味がよくわかります。
下のレンズ豆カレーにも入ってるこのワカメみたいなん、なんなんだろ?


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レンズ豆カリー

これもおそらくは新メニュー。
フランス料理なんかでは春先にごく当たり前に見かけますが、
珍味の伝道師、カーネルさん曰く「普通はあまりみかけない」とのことなので
日本食としてはあまり見ることも食べることもない食材なのかもです。
確かに私もフレンチの仕事やるまえは見たことないな。
これもうまーい。味も、これもマイルド。
珍しい食材、味もとても「普通にうまい」ってことで、これもお勧め。





さ て 。



しつこくしつこく
「これは普通」と書いたには理由があって、
レンズ豆だとかマトンだとかをはるかに凌ぐ、恐ろしいカレーがありまして、



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フィッシュカリー

カジキマグロを使った、スリランカカレーならではの
お魚を使ったカレーなわけですよ、ここで真打ちがこれ。

南インドの魚カレー「マチリ」や「干し魚カレー」も、
銚子名物サバカレーも、
大阪のオバハンの作るサバカレーも食ったことないので他はわかりませんが、


私にとっては!


これほど、


一口以上食せなかった食べ物は































い!!!!!!!!!!!!!







とにかく、肌にあわないことこの上ない。
食べた瞬間、鳥肌。
「あ、意外といける」とかほざきながら食ってる声聞くだけで鳥肌!(すいません)
思い出しても鳥肌!
向こう3日は思い出すのも怖い存在でした。

日本人に「魚カレー」系を受け入れにくい人が多い理由として、
日本人は魚文化で育っているため、下手に魚カレーとか、そういうのは、
魚の味に対して舌が敏感なため、ダメになっちゃうんだそう。
そう、私は筋金入りの煮魚嫌いなうえに、瀬戸内育ちで直球魚文化。

これほど、
目の前の食べ物を全身で拒否したのはほんとひさしぶりだ。
こわかった。わーん。



ちなみにむちゃくちゃ書いてますが、
ふつーに食べてるひとも2人ほどいましたので、
別に、大丈夫なんじゃないかなとか思ったり思わなかったり思ったり。
あ、やっぱ思わない。


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アチャールと追加用香辛料。
アチャールは、チャツネよりも少しマイナーかな、ピクルスです。
日本でいえば福神漬け。
いろんな野菜を使うみたいですが、ここではタマネギのアチャール。
アチャール、チャツネやタマリンドの作り方はここに載ってます。

チャツネは、ちょっと気取ったお店にならよく出てくるけど、
ちゃんと美味しいアチャールを出すお店はあまりないかもしれません。
いままでだと、
高円寺のインディアでは赤ピーマンのアチャールの美味しいのが出てきました。
ここのたまねぎのアチャールは非常に好みで、家でも作ってみたいくらいです。
お店の方(特におばさま)は非常にホスピタリティあふれる方で、
カレーに使用されている「モルディブフィッシュ」に興味を示すと、
現物まで見せてくださり、手に入るお店も教えてくださいました。
ネット通販以外ではなかなか手に入りにくい品でして、
ほんとうに助かります。ありがとうございました。


写真画像はオフ会参加者のこちらの方のものを使用させていただいてます。
とても綺麗なお写真、ありがとうございました。
この方のアルバムに何度も登場の「もつ焼き マルイ」は、
うちにリンクしてくださっているはてなシュランのこの方のサイトで見、
いちどは行きたいと思っているお店だったりいたします。
ちなみにここ、『わ』のことも紹介してるんで、味はきっといいんだろうなあ。
桜寿司(馬刺しの握り)がたべたいよう。
posted by さくらこ at 23:02| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

吉祥寺「リトルスパイス」

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青春18きっぷ発売20周年ということで、20日から今春の18きっぷが普段より3500円ほど安い、8000円で発売されているわけですが。使用期間は3月1日から4月10日まで。夏は18きっぷ1枚5日分で四国と南九州以外を西日本一周したんですが、この春は2枚購入して、東北と北海道でもまわろうかなーなんて考えてます。秋の北陸旅行以来久々の、仕事抜きの旅行。なにも考えずにだらんだらと鈍行で。いいねえ。まあ普段からなにも考えてないんですがね。

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休日。長野からジョンボルノが遊びにきたので吉祥寺へ。フランス菓子専門店「レピキュリアン」という、たいそうケーキだけは美味しい喫茶店で、店員の対応の悪さのおかげでぜんぜんくつろげず、ちゃっちゃと食べ終えていつもの「武蔵野珈琲店」に移動してブレンドを飲みました。「レピキュリアン」は、ケーキだけはめちゃめちゃ美味しいのですが、紅茶があからさまにティーパック使用の味というのとコーヒーの味も果てしなくどうでもいいのと、店員に対応の悪いのがいるのと、喫茶コーナーにしきりがないために落ち着けない、つまりお菓子の味とディスプレイの可愛さ以外なんの取り柄もないおかげでケーキの無駄に旨いのがものすごくもったいないことになっているお店、といった感じでした。



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吉祥寺のカレー屋さん、「リトルスパイス」へ行きました。

吉祥寺はカレータウンだなんていわれているけど、すっごく美味しい!というカレー屋さんは実は存在しないんじゃないか、なんてことを半年前に吉祥寺の超有名カレー屋「まめ蔵」に行って思ったわたくしですが、このお店もまた「まめ蔵」みたいに、美味しいとか言われてても所詮どこにでもあるカレー屋の味ってオチなんじゃないかと半信半疑で、行こう行こうと思いつつ寄るたびにいつも閉まっていたので、わたくしのなかでこの「リトルスパイス」は、「やる気のないカレー屋」という呼び名にいつしか変わっておりました。


吉祥寺のカレー屋さん、「やる気のないカレー屋」へ行きました。

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ブナカレー。
どこからどう見てもウンコにしか見えない件につい(略)。あ、略せてないですね。すみません。更新直後に「マジで死ねおまえ」と知人にキレられましたが書き直すつもりなんかさらさらないうえにこれはグルメブログではないですからと開き直る気まんまんなわけですが、生の対極として死があるのではなく、生の完成として死がある、つまり、食べ物の完成としてウンコがあると言う事なのです。そういった崇高な思想のもと、仕方なくどこからどう見てもウンコにしか見えませんでした。
ブナとはチキンレバーのことで、これと砂肝の入った、とても独特の味のするカレーを注文。東南アジアのカレーだそうで、日本では数箇所でしか食べることができないそうです。とにかく辛い。だいたいにおいて変なカレーはマズイものと相場が決まっているので、最初はオーソドックスにキーマカレーか、あちこちで話題になっていたスリランカのブラックカレーあたりにしておこうかと思ったくらいなんですが、意外や、味もよろしかったですよ。火の通ったレバーはあまり好きではないのですが、あの独特の臭みもなく、クセは残るもののさほど抵抗もなく食べられました。レバー嫌いはやめといたほうがいいかもしれないほどてんこ盛りレバー三昧でしたが。ちなみに上のほうの画像は、ジョンの注文したキーマカレー。上でめちゃくちゃ書いてはいますが、ぎっちりスパイスが効いてとても美味しいお店でした。個人的には吉祥寺ではいちばんカレーが美味しいお店だと思います。まあ全部の店で食ったわけじゃないんで適当なこと言ってますがそこらへんはいつものことですので。


リトルスパイス
武蔵野市吉祥寺本町 2-14-1
平日17:30〜22:00 土日祝12:00〜15:00、16:30〜22:00
不定休

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2007年02月25日

寒天カレー

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小淵沢。
あー今週も小遣い稼ぎに諏訪で仕事ですよ。遠征めんどくせーな。年寄りだからな。こっちは花粉がないって聞いたのにさっぱりクシャミも目のかゆみも止まんねえでやんの。おかげで仕事後は終始不機嫌。給料日だってのに寒いし雪国だしで遠くにゴハンも食べに行けない。先月は年始に6日働いて、11万しか収入がない。残りの25日は遊んで暮らしたもんな。もう、フレンチレストランに仕事が決まったのに、だらけすぎ。
見かねた同僚がゴハン食べに連れてってくださいました。みんなで仕事後に食事。茅野のほうまで車で行って、寒天の専門カフェへ。茅野は寒天の里なんだとかなんとか。
つまり、

茅野はスゲー地味なとこですよ

ってこったな。
他になにもないのか。寒天だけか。


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寒天トマトチキンカレー 790円

デザートサラダ付でこの値段ならいいほうか。五穀米。
カレーも寒天入りなら、デザートもサラダも寒天。サラダの赤いのはトマト寒天だって。
明日は肛門が快適だろう。


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2月限定ふわふわ生チョコ寒天 580円

生チョコだけなのにこの値段は・・
カレーは旨かったけど、こっちは食感も「・・・。」だし、味も普通。特別旨いとは思わなかった。
限定メニューに旨いものなしというが、まさにこれがそう。
金土日限定の、寒天とうふチーズケーキは美味しかったけど。




かんてん茶房 きれい
http://www.kantencookie.jp/index.htm

posted by さくらこ at 00:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月30日

鎌倉紀行、明月院とキャラウェイのカレー。

友達と、鎌倉のあじさい寺「明月院」に行ってきました。
6月の梅雨の中休みの晴天、さすがの人出で・・・おばちゃんの集団に
もみくちゃにされました。じっくり写真を撮るどころではなく。
こけ寺に行こうとして人出の多さに辟易して諦め、
鶴岡八幡宮の池の真ん中にある小島の神社前ベンチで昼寝。
ハスの葉が繁殖しまくって気持ち悪いうえに、その葉の上に小銭を投げている人が
大勢いて意味不明だった。あれはなにか意味があるのか。
池を汚すだけなうえ、池の中なので神主は小銭を回収できなくて心底意味不明。
鎌倉名物のギンナン屋台を探したがなく、
友達おすすめのカレー屋「キャラウェイ」のものすごい行列に並びながら、
「ひとりで来たら絶対にこんな行列なんか並ばないよね」と言い合い、
炎天下で散々待たされて、そうまでして食べたキャラウェイのエッグカレーは
非常に美味しかった。友達はチーズカレーを頼んでいた。

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エッグカレーは辛口で、うずらたまごがいくつも入っている。
チーズカレーは甘口で、カレー全体にチーズが溶け込んでむっとりと美味しそう。
途中でしょうゆせんべいを買ってかじりながら帰途した。

春から初夏の鎌倉は、
紫陽花の鮮やかさに目が眩むほどの。
つい2ヶ月前に、同じ友人とこけ寺へ行き、ぎんなんを食べました。
まだ、桜がほころびはじめたころ。桜並木を歩きました。
いつまでも、変わらず同じ友人とまた鎌倉へ遊びにいけたらなと思うのです。

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今日は、布団カバーを洗濯して布団を干し、
太宰の命日が先日だったこともあって、
玉川上水の太宰入水碑を散歩がてら見にいく。
太宰の入水碑は紫陽花に埋もれて見えず、
どこがはっきりした入水場所なのかわからないまま、
三鷹のミスドでポンデ夏みかんを食べて帰った。

あの陽射し木漏れる新緑と紫陽花の青色にあふれた初夏涼やかな場所で、
何故入水しようと思ったのか、私には想像がつかなかった。
太宰は遠い。


Last updated 2004.06.13 20:08:01

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師走浜名湖、夕時の風景。

上は、2年半まえの日記です。
鎌倉の「キャラウェイ」で食べたカレーは、
それまでカレーを美味しいとも思わず、普通に食していたわたしに、
とてつもない衝撃を与えてくれたあまりにも美味しすぎるカレー屋さん。
画像と記事を探していて、
2年半前のその日記があまりにも懐かしかったのと、
「ブログ」というものを書き始めた初期の初期のころだったのとで、
なんだかいろいろ考えることもあって、コピーしてみました。
移転を2度もしつつも、ブログを始めて2年半、
いろいろなことがあったなあ。などと。考えつつ。

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2006年12月21日

箱根路、温泉シチューパン。

箱根の旅。
いや、一応、仕事で来てるんですけどね。
まずは箱根名物の渡邊ベーカリーを訪問。
箱根でパン屋といえば、
宮ノ下の渡邊ベーカリーを差し置いて、ないだろう。
名物の温泉シチューパンは、1月2日の箱根駅伝で、
寒さにふるえながら応援するひとたちが立って食べることができるようにと
パンをくりぬいてカップにし、シチューを詰め、フタをしたもの。

hakone5.jpg

温泉シチューパン 525円

肉とじゃがいものかたまりがごろりと入っており、
シチュー自体も美味だが、そのパンのうまさに心を奪われる。
こういった趣向を凝らしたパンほど、
パン自体の味がどうでもいいものになってしまいやすいが、
ここはさすがに名物と謳われるだけのことはあるな、という感じ。
パン生地の美味いこと美味いこと。
駅伝の日には、無料で200個ほど、観客に配られるとのこと。
一瞬でなくなるという理由もわかろう味。
基本的にこれは喫茶メニューなので、店内で食べることができる。

hakone11.jpg

雑誌なんかでもよく紹介される、渡邊ベーカリーの顔のひとつ、

梅干あんパン 210円

お土産で買っていくひとが多いが、これは・・・
餡のあまさと梅のほどよい酸味が心地よい絡み合いかたをしている、
と書いておられる方もいるけど、お土産で食べた全員一致で
「奇妙な酸味と変にあまいのとがミスマッチ!二度と食べない」
という意見におさまった。シチューパンはすっごく美味しかったのに。
で、梅干しがまるごとはいっているので、食べる人を選ぶかも。
店内にはこれとは別に梅干しも売られていたが、
梅干しが箱根の名物なのか、この店だけの名物なのか、
気になりつつ店を出た。

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渡邊ベーカリーにあったシクラメン。
冬なんだなあ。
そういえば、シクラメンの花のひんやりとした感じは、
死人の手をにぎったときの冷たさと似ている。

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hakone8.jpg

渡邊ベーカリーのすぐそばにある、
箱根でいちばん有名な宿であろう宮ノ下の「富士屋ホテル」の外観。
クラシカルな外観と内装が人気で、
明治24年に建てられたこの宿に泊まるのが夢だというひとは多い。
次はここに泊まりたいなあ。


渡邊ベーカリー
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下343
0460-2-2127
9:30〜18:00
水曜定休日

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2006年12月01日

井の頭公園「宵待草」

静岡に比べると、東京は寒い。

日が短くなる。空がどんどん高くなる。
空気が澄み渡る、12月。
ことしも、あとひとつきとなった。

nagano11.jpg


「待てど暮らせど 来ぬひとを
宵待草の やるせなさ
今宵は月も 出ぬそうな」


竹久夢二の「宵待草」といえば大正時代に流行った、
とてもみじかい歌だが、わたしの幼いころの子守唄でもあった。
父親が夢路好きであったので。
カフェ「宵待草」は、井の頭公園をぬけたところにひっそりと佇む。
嶽本野ばらの小説「カフェー小作集」にも登場したことで有名である。
内装は・・・男性と入るのはよしたほうがいいのではなかろうか。
野ばら氏が作品に出すだけあって、フリフリロリータファッションの少女が好みそうな内装である。「宵待草」というなまえからして大正ロマンかというとそういうわけではなく、入ったはいいが、男性の友人と入店したため非常に後悔した。で、今回はコーヒーではなく、カレー目当てである。

yoimachigusa2.jpg

野菜ときのこのカレー(セット) 997円

ごはんではなく、パンがついてくる。
つまり、ますます男性向きのカレーではないということか。
揚げ野菜はかりっとしていておいしい。
具にはプルーンも入っている。プルーン入りカレーは初めてだ。
まあ、抵抗はないものの、誰も好きではなかろう。プルーンカレーは。
なんで入れるんだろう?
そうめんのさくらんぼといい、酢豚のパイナップルといい。
味はいいのだが、
とにかく量はないし、ごはんではなくパンだし、
店内の雰囲気もあって女性にしかお勧めできないかもしれない。
セットだと、基本はアップルティーがつくが、コーヒーも選べる。
ハーブティーやシナモンミルクが売りのお店らしいので、
味からいってもコーヒーよりはハーブティーのほうがお勧めである。


カフェ宵待草 
三鷹市井の頭3−31−16
0422-48-8162 
無休 
11:00〜22:30

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2006年10月25日

吉祥寺「武蔵野文庫」

sora5.jpg

雲が・・
オホーツク海沿岸に流れ着いた流氷のような・・

とか寝ぼけたこと言ってたら、
だんだんストックしてた画像がなくなりつつある。
困ったね。

musasinobunko.jpg

2度目の「武蔵野文庫」のカレー。
8月、9月と全国を旅行して、
10月上旬に長野に行って新そばを食べて以来、
特に動きもなく、ひっそりと、自宅で本を読んだり、
図書館通いをしたり、原稿を書いたり、
床に大の字で伏して
「ゆ、床ですか!きみは床ですかああ!」
とひとりきりだと思って安心して変態なことを叫んでいたら、
あけっぱなしの玄関のドアの外から、申し訳なさそうな声で、
「すいません・・・宅配便ですが・・・」
と郵便局員に小声で気を使われたりと、
まあ平穏な日々を送っておりました。

そんなこんなで3週間ほど引きこもって友人に会い、
吉祥寺の「武蔵野文庫」に行きましたら、
「・・・なんかデスノートのLみたいになってるね」
といわれて、死にたくなりました。
そういえば、もうすぐ映画も公開ですが、
静岡に仕事で行くことになったので、どうもいけそうにありません。

カレーの具が異様に大きく、味もなかなか良かったです。
肉がおおきいのもポイントが高いです。
昨今のカレーは、おしゃれ度が高いほど、
男性と食べにいくには不向きなものが多いですが、
(量が異様に少ない、ごはんは別料金、具がない、などなど)
ここは、量もあり、肉も多く、
人を連れて行くには良いカレー屋さんかと思います。
基本は喫茶店なので、カレーはワンメニューでした。800円。

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7年前、国立の「スタ丼」に行ったときは、たいそう衝撃でした。
事前に、「女の子は行っちゃだめ」とは言われていたのですが、
あの店内。当時は引きつつも、自分から行くと言い出したのだから、
とまあ、ゴキさんの出そうな店内でじりじりしつつ食べたもんですが。
久々に行くと、店内はずいぶん綺麗になっていました。
あちこちに支店も出来、どんぶりミュージアムなどにも出たそうで、
あらら、とすこし物悲しくなりました。
当時、こぎれいなものが好きな小娘だった自分も、
昭和風味のあやしいもの好き女に育ってしまい、
当時のあの店内を懐かしく思う有り様。
7年ぶりに食べたスタ丼は、まさしく「ラーメン二郎」のどんぶり版。
(しかも小金井の味)
うわ、うめ。
うまいわ。
やばいわ、これは。
国立、通っちゃおうかなあ。



茶房 武蔵野文庫
武蔵野市吉祥寺本町2ー13ー4
0422ー22ー9107
9時30分〜22時まで
月曜定休

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2006年10月20日

三鷹「草の実」

sumidaku2.jpg

物憂げな彼岸花。
そろそろ夕暮れは肌寒い。

三鷹の「草の実」をいぬ。さんに教えていただく。
駅北口の道沿いにひっそりとお店はあった。

kusanomi.jpg

ひよこ豆のカレー(玄米使用) 750円

油をいっさい使っておらず、数多くのスパイスの味がきっちりと残ってルゥがとってもおいしい。薫りも香ばしくてぐー。カレーって、おしゃれなだけのお店ならくさるほどあるけど、ほんとうにおいしい!!って言えるお店は、案外少ない。数少ないそんなおいしいお店が、家のそばにあってしあわせ。
あ、でも、コーヒーは、まあまあです。カレーはほんとうにおいしいけども。ランチタイム時には、コーヒーがセットでついてきます。野菜のトッピングもおすすめです。


草の実
武蔵野市中町1-24-16
0422-36-2270
11:30〜21:30(L.O.)、ランチタイム11:30〜14:00
不定休

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2006年10月16日

「高円寺インディア」

sumidaku.jpg

街角も秋の色濃くなってきました。
京都の友人、かおちんと高円寺で会うことに。
きょうはカレーにしよう、と決めて、
高円寺でいちばんうまいカレーといえばここだろうと教えられた「Kouenji India(高円寺インディア)」に入る。日本人向けに作られた本格カレー。

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かおちんの頼んだバターチキンカレー。ナンと。
ランチタイムだったが、セットのなかにバターチキンは含まれておらず、
これは単品+単品ナン+ラッシー、で注文。
やわらかでコクがあり、非常にうまい。
ただ、スパイス感の強いカレーが好きなひとには
このお店ではすこし物足りないかもしれない。
「高円寺インディア」は、非常に美味だが、あくまでも日本人向けだ。

koenji2.jpg

マトンカレー。私もナンにした。
これはランチセットに含まれるカレー。
ナンがかなりでかくて苦戦。食べきれず。
バターチキンとはまったく逆の味で、辛さがやや強め。これも美味。
奥のサラダの上に乗った赤いのはアチャール。
こんなにちゃんと美味いアチャールを出す店はなかなかない。
ここはかなりのポイントだと思う。
※アチャールは、日本のカレーでいう福神漬。ピクルス。


高円寺インディア
東京都杉並区高円寺北3-22-8
11:30 - 15:00 / 18:00 - 23:00
無休

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2006年10月02日

「スパイスカフェ」墨田区散歩。

墨田区の文花町にとてもおいしいカレーとコーヒー、そして可愛らしい庭のあるカフェがあると聞いてさっそく散歩がてら、行ってみることにする。墨田区には詳しくないのだが、最寄り駅押上、となっていたものの、読んでいるあなたがもしも中央線住人なら、錦糸町駅を下車して行ったほうがたやすいかもしれない。錦糸町駅から徒歩15〜20分ほど。いい散歩になる。

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昭和12年に建てられた古き良き木造民家、その小奇麗な庭を抜けるとスパイスカフェのドアにたどり着く。東京ウォーカーに掲載されたせいか、1時間待ち。せっかくなので近所を探索しながら待つことにする。うらぶれた町の姿は、もはや東京都内とは思えない。個人経営の弁当屋には380円の鮭弁当。うさんくさい町の食堂には390円のラーメンが。近い将来、この近辺に第二の東京タワーが建つのだとか。この町の風景だけは変わらないでいてほしいが。

supaisu8.jpg

本日のカレーは「サンバルカレー」南印の豆を使用。
酸味が強く、大根なども入っていて(インドではカレーに大根を入れることもある)かなり個性的なカレー。本日のカレーは当たりはずれが激しいかもしれない。友人が注文したカレーは非常に美味かったのだ。

supaisu9.jpg

ラムカレー。
これは友人が注文したもので、味はかなり濃厚でよく煮込んであり非常に美味。この店ではビーフカレーなんやらのオーソドックスメニューがいちばん美味いかもしれないな。奇をてらうとあまり感動できないかもしれない。
ランチは、カレー、ライス、サラダ、食後にブランマンジェとコーヒー(もしくは紅茶)がついてきて、なんと850円。
しかもそのブランマンジェがおっそろしく美味い。コーヒーもそこらの喫茶店なんかよりははるかに美味かった。これで850円は安すぎるだろう。
店内の装飾、家のつくり、庭のセンスのよさ、丁寧な料理にこころのこもった素晴らしい接客。なにもかもがALL5、最高点でありました。


スパイスカフェ
東京都墨田区文花1-6-10
03-3613-4020
Lunch 11:45 - 14:00
Cafe  14:00 - 16:00
Dinner 18:00 - 22:00
 (L.O. 21:30)
定休日:月曜日・第三火曜日
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2006年09月29日

アルムリマサラ

アルはヒンズー語でじゃがいも、ムリは大根のこと。つまりじゃがいもと大根のカレーってことですね。アルムリマサラは、あまり日本では知られていない、インドのカレーのひとつです。夕飯を作ろうとしたら、家に大根とじゃがいもとタマネギしかなかった!なんてこと、よくありますよね!ありますよね!!?(うちはしょっちゅうなんだよ)そんなとき便利なのがこのカレー。

なべにサラダ油を熱し、クミンシードを香りが出るまでこげないようにうまく炒め、きざんだにんにくとたまねぎ半個を加え、炒めこむ。ここでどれだけ焦がさずにじっくりゆっくり炒められるかが、カレーのおいしさを左右します。

arumuri1.jpg

パプリカ、ターメリック、ガラムマサラ、ブラックペッパー、カイエン(みんな10ccほどでOK)、塩適量を投入、焦げないうちに水を適量入れて、じゃがいも(2個)と大根(半分ほど)をいちょう切りにしてなべに入れる。水の量は、やわらかさを見ながら足していってください。

arumuri2.jpg

じっくり弱火で煮込んだらできあがり。
今回はライスではなく、タリアテッレと組み合わせてみました。
posted by さくらこ at 21:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

二子玉川「shugyok」でカレー

二子玉川の「shugyok(珠玉)」にはいったのは本当に偶然だった。
この日、二子玉川で行われたシュールストレミングオフの帰りにshugyokに立ち寄ったのは、くにさん、カッシーさん、野田さんと私の4人。実はこのshugyok、ここいらではかなり有名なカレー屋さんだったようで、実際かなり美味しかった。

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和風キーマカレー
850円

shugyok1.jpg

過去に食べたゲテモノやら、戦争の話、政治の話などなど、どこからどう見ても怪しい集団客のふりをしつつだらだらと食事。この店はうまかったですわ。
posted by さくらこ at 20:12| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

もうやんカレー

吾妻ひでおの「うつうつひでお日記」を購入。今回の本の見所は吾妻氏の読んでいる本のジャンルのアレさと、なんと言ってもあとがきだろう。「失踪日記」刊行の際、いろんな出版社に出版を断られ断られ、最終的に拾ってもらうような形で出版したところ「失踪日記」が出版直後に何万部も売れはじめ、いくつもの賞を授与、それまで素気無くしてきた編集者が手のひらを返すように接してくる、その様が嫌味なくあとがきに描かれており面白い。
ところで本の表紙裏には今回の日記中に読んだ本を網羅してあるのだが、読んでいる本が結構な数、私の読んでいる本とかぶっていた。とはいえ、本を読むのが好きであればだいたいの方はかぶっておられるだろうし、まあそこらへんは私の自己満足でしかないのだが、ただの本好きなら読まないだろうなあという本も多く、なかなかニヤリとさせられた。「空の境界」のイラストをちょこっと描いているのを見てニヤニヤがとまらなかったのはオタクのサガか。

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mouyan.jpg

オランダのゴーダチーズを使ったカレー 900円

テレビで行列店としてカレー特集の番組で取り上げられていた、新宿の「もうやんカレー」に女友達と行ってきた。旨い旨いとずいぶん評判で、梅雨の最中、天気もよくないというのに15分ほど歩いた。漬物やお抹茶を飲み放題なのはいいんだが、味は期待するほどではなかった。まあまあ。
posted by さくらこ at 01:00| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

吉祥寺「まめ蔵」にて

吉祥寺で3本の指に入るといわれているカレー屋、中道通り脇の「まめ蔵」に行ってみた。吉祥寺はネットでは「カレー激戦区」と言われて久しいが実際はどうだろう。あんまりそんな感じしないよな。大衆ウケするカレー屋さんは多い気がするけど。「武蔵野文庫」しかり「くぐつ草」しかり。さて今回は吉祥寺でカレーといえばここだろう、てな代表的お店「まめ蔵」。前々から噂だけは耳にしていたのだが行くのは今回がお初。

mamezou.jpg

きのこカレー 900円

つれはビーフカレー(900円)を注文。
すいません、よくある味です。家でも作れるね、てな話をしながら店を出ました。ほんといつもうちのブログはどこもお店をボロクソに言って申し訳ないです。反省してます。まあ直すつもりはありませんが。

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中道通りの小龍包のお店「小龍」

syaoron.jpg

正式には「しょーろんぽー」じゃなく「しゃおろん」だよなあ、とここの店の看板を見て思った私はカードキャプターさくらヲタ。えーと、店の内装は非常に好みだったんですが皮が分厚すぎて味はまあまあでした。せっかく好みの内装なのに味さえよけりゃあ通うのにねーなお店。
「武蔵野珈琲店」で口直し。ここの珈琲は最高に美味い。上の写真に写っているマングースぬいぐるみをつけていったら、お店のおねーさんがひっそりと「のだめカンタービレ」のクラシックCDを流してくださってた。嬉。

今回は珍味とまったく関係なしでありました。
で、ちと仕事しすぎで具合が悪い。
家で餃子を作りながら半分意識がないよねーみたいな。


まめ蔵
武蔵野市吉祥寺本町2-18-15
0422-21-7901
11:00〜21:30
(土・日曜、祝日は11:00〜16:00、17:30〜21:30)
無休
posted by さくらこ at 00:00| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

阿佐ヶ谷ピッキーヌでタイカレー

タイカレー好きがまず見逃せない店といえばここ、阿佐ヶ谷の「ピッキーヌ」だろう。昔は一階の名曲喫茶「ヴィオロン」の隣で経営していたのだが、今は「ヴィオロン」の真上にお店を構えている。「ヴィオロン」は元々私のとても好きな名曲喫茶だったのだが、探していたお店がその店の真上で驚いた。カレーのあとはコーヒーと法律でも決まっているのでピッキーヌのあとはヴィオロンで〆たい。

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サトー豆カレー 1200円
ライス 150円


タイカレーのお店多しとはいえ、日本でもこのサトー豆(サットー豆ともいう)を扱っているお店はここぐらいじゃなかろうか。サトー豆はタイの特産品で現地でもあまり手に入らないシロモノ。しゃくしゃくとした歯ごたえがクセになる。豆自体もうまいのだがここのタイカレーの美味いこと美味いこと。カレーペーストから作っているそうなのだがこのペースト、小売りもしているらしい。タイカレー好きは一度食べてみる価値のあるお店だと思う。

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元ナナさんとアメ横に行く。

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上の道のアメ横もいいけど、タイ料理や中華料理好きならやはり地下だろう。いや偉そうに書いてますけど今回元ナナさんに言われるまで地下があるなんて知りませんでしたが。

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魚屋にはスッポンがまるごと、肉屋には豚のチラガー(顔)が並んでいる。壮絶。その通りを抜けるをタイハーブのお店。向かいには中華の材料が並んでいる。そろそろうちのハーブやスパイスがなくなったので買い漁りに来たのだが、梅雨時ということもあって買い占められない。お店の方に保存方法やらを聞きながら、セットになった少なめのものを購入。

ameyoko4.jpg

こぶみかんの葉やレモングラスなどの葉系は冷凍可能なのだがカーやホムデンはすりおろさないと冷凍は不可能。保存方法に頭を悩ませているちゅーさんとメールをしていて思いついたのだが、フードプロセッサーですでにカレーのペーストを作ってしまい、それをタッパーに入れて冷凍保存、というのはどうだろう。今度やってみよ。



ピッキーヌ
東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-9-5
03-3336-6414
PM5:00〜PM11:00(ラストオーダー10:00)
火曜定休
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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