2008年01月24日

河豚とひぐち家、心斎橋「ひで」再び。

実家に戻った。
伊豆を出て3日後に、ようやく実家到着である。
どんだけ放浪しくさってるんだと。

翌日、フグでも食いに出るか、と母を誘う。
うちの母は、天然というには言葉が足りないほどの、
中村玉緒も裸足で逃げる酷いレベルの大物天然なのだが、
しばらく実家に戻らないあいだに、
冷凍庫のなかにハーゲンダッツで持ち帰りアイスを購入するとついてくる
保冷剤を大事にとっといたのが積もり積もって、
私が帰宅して冷凍庫のドアをあけると、

ゴゴゴゴゴゴゴゴ、、、

音を響かせながら(大げさでなくほんとにそんな音がした)
私の頭上に20個近いカチンカチンに凍った保冷剤が降り注いできたのが3年前。
今年もやられた。
ものすごい説教をしながら保冷剤を捨てる私と、
しょぼんとした顔をしているんだけど目は
「保冷剤がもったいない」
とあからさまに思ってる様子の母。
数年に1度の恒例行事になりつつある風景。
どうでもいいんだが、うちの冷凍庫は保冷剤のせいでアイスが入らない。

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また母がわけのわからない遠慮をするせいで、
毎度毎度、結構いいとこのフグ屋に入りたいのだが
家の近所のフグ屋になってしまった。
このフグ屋に入る前にもひと悶着あり、「フグを食べるぞ」と言っているのに、
なんでか串揚げ屋の前で立ち止まり、
「この生姜を揚げた串(200円)でいい」
とか言い始め、正月に稼いできてなんで生姜揚げやねん!
小学生の小遣いか!とか路上で怒鳴って大喧嘩。
「本当はなにが食べたいの!」
と怒ると
「うう、本当はフグが食べたいでした」
なら最初からそう言え。なんなんだ生姜揚げって。ばか。

で、上の画像はフグの白子の焼き。
3000円くらいだったか、フグの白子は初めて食べたのだが、
わずかに塩味がきいて、トロリと濃厚。めちゃめちゃ旨い。
これはすごい。いままで食べたことのない、たとえようのない味。
「美味しんぼ」でも取り上げられてたけど、これはすごいよ。
トラフグのを今度は食べてみたい。もっと旨いんだろうなあ。
フグの白子焼きで絶句する母。旨くて感動したらしい。

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フグコースを2人前頼んだ。
フグ皮ポン。
毎年、近所のこのお店なんだけど、
母がそろそろ杖をつかねばならないかも、と外科のお医者に言われたとかで、
遠出ができなくなる前に、やはりなけなしの大金をはたいてでも、
いいフグを食べさせたいなあと思った。
母は外食のマナーがまるでなってないのだが、
母が若いころに贅沢をして外食三昧だったなら、
わたしはいまごろこうして苦労なく生きてきてはいないだろう。
母の外食の不慣れさは、私には申し訳なくも愛しい。

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なべの残りは雑炊にしていただいた。
母、よく食う。
メニューにアワビが出ていたので、それも注文。
刺しのところを焼きにしていただいた。
去年、母を連れて伊勢に行った際、
母は初めて食べたアワビの刺しがあまりに硬く味がなく、
「もう二度と食べへんもん・・」なんてふてくされていたのだが、
焼くとやわらかく、非常にうまいのを知ったので
今年は火を通して食べさせてみた。

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出てきたアワビのバター焼きは、
タテルヨシノなんかで食べたでっかいアワビやらを見てきたわたしには、
なんでこんなちいさいんだ!!!(世間がイラっとくる発言だなぁ)と驚きで、
味もまあまあでそれもまた驚きだったけど、母はものすごく喜んで、
「火を通したら、テレビでコメンテーターが言うてるような味になったわ、
生で食べたとき、なんであんなもんが人間の食べ物なん?て思うたけど」
よっぽど硬かった生のアワビが不満だった様子で、今回はご満悦。
アワビも、フグも、
次こそは、面倒くさがる上に遠慮する母を無理やり引きずって、
遠出してでもいいものを、食べさせてやりたいと思った。
母が歩けるうちに。
と思ったら帰り道、乗り遅れそうになった電車に向かってダッシュの母。
走れるんじゃねえか!!!!!!!!!!オイ!!!!!!


次の日は、母と叔母(母の妹)と、叔母の還暦祝いで心斎橋に出た。
叔母は母と正反対の性格で、きりっとしていて還暦には全く見えない。
顔はまったく同じなのに、中身が違うだけでこうも顔つきは変わるのか、
と世間の整形願望の小娘に見せてやりたいほど顔が違う。
ちなみにうちのおかんはねむそうでマヌケなねこのような顔だ。

心斎橋の「ひぐち家」という叔母お勧めのモツ焼き専門店に入った。
モツ焼き屋なのに上品めなお店で、メニューもなかなかいい。
馬の腸肉やらツラミやら。
特上タンとか上ハラミやら、
注文はすべて特上にしてやりましたよ。フフフ。

で。
支払いは当然わたし持ちなんだが、
すべて特上にしたんだが、
叔母は断固としてデジカメ撮影拒否。
「食事の席で、人前でそんな恥ずかしい真似を・・・!」

・・恐ろしいのでやめておきました。
支払いが誰持ちであろうと、発言権なんか私にはカケラもない。
うちのおかんはのほーんと今まで見たこともないような、
牛タンなのにすっげえ分厚い、特上タンをニコニコ食っておりました。
会話なんか聞いてねえ。

ちなみにお勧めはツラミです。最高。



で、画像がないので、その翌日に再度行った、
心斎橋の「ひで」での画像をば。

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珍味、梅干とらっきょうのキムチ
400円


こいつをつまみつつ、焼きの注文を考えます。
きょうはなににしようかなーって2日と日を置かず現れるわし。
この日はオープンすぐに入ったので先客なし。
ゆっくりできました。

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これも珍味中の珍味、バチコ

ナマコの内臓を束ねて干したもので、一般にはクチコといいます。
金沢あたりの名物で、酒の肴として有名。
相場は高いだろうに、これはすごくいいクチコなのに1300円。
価格破壊。この質なら安いよクチコ。
今回初めて食べました。歯を通した瞬間はガムに歯を入れた感じに似てます。
味は・・・すごく不思議な味。前例がないから例えられないなあ。
「これがナマコの内臓を干した味なんだなあ・・・」としか言いようがない。
役立たずで申し訳ない。

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ジャンボマッシュルームを焼きで、

これは400円くらいかな。
カウンターに並んだ野菜のなかで、
マッシュルームとれんこんが気になって、
れんこんはまあ一昨日食べたからってんで、今日はマッシュルーム。
ゆっくりと炭火でじんわり焼き上げたマッシュルーム、最高。
一口でがふがふと食い漁ってしまい、あっちゅうまにカラっとなくなった。
はー、うま。

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馬刺し、たてがみ刺し、

おいくらだったかなあ。忘れた。
ああ、馬刺しだ。冬になったんだなあ、なんてのんきに思い出して注文。
毎年白馬のお気に入り居酒屋「稗」で食べていたのだが、今年は行けないでいる。
「稗」の馬刺しを超える馬刺しに出会ったことがいままでない。
たてがみは、室温でやややわらかくなった頃合をみて口にいれると絶妙。
口内でとろけてしあわせ。
「稗」では、今年も馬レバ刺しやらあの絶品の霜降り馬刺しが出てるんだろうな。
ふと思い出した。「ひで」の馬刺しが負けず劣らず美味しかったので。

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正月早々なので、酒の名前にもこだわってみました。
今年も守銭奴でいきたい。

氷見の寒ブリ刺しなんかも出ていて、魅惑。
馬刺しとさんざん迷ったのだが、そんなに腹に入らず、
寒ブリは今回見送った。
やっぱり頼んでおけばよかったかなあ。

他県の珍味をさいこうの形で味わえる、大阪でもかなりの上質なお店です。
まだまだ3度目だけど、
大阪に帰るたびに通いたい、大事なお店となりました。
posted by さくらこ at 02:06| 東京 霧| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は旦那が熊本出身なので馬刺しをたまに食べます。
おいしそう♪

う〜ん、食べたい!

ちなみに、旦那実家の近所にある有名な馬刺専門店です。
http://www.basashi-honpo.com
Posted by じゅん at 2008年01月24日 12:21
>じゅんさま
コメントどうもありがとうございます。
このサイトのトップ画像の馬刺しの霜の入り方は素晴らしいですね。
熊本ですか。うらやましい限りです。
熊本、いつかは必ず馬刺しを食しに行きたい土地であります。
そうしたら、このお店がいいなあ。
Posted by さくらこ at 2008年02月06日 00:29
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