
のっけからアレな画像だが、GWに行われた長野は小谷(おたり)村の祭り。ちいさな規模の祭りなのだがなにせ村でのこと、人手がすごい。へたな都会の祭りなんか目じゃない人の多さ。出店は村主催の小規模なものだというのに。
祭りといえば子供にとっての目玉はよそから来る出店以外のなにものでもないもんだが、ここの祭りの出店はすべて、

こういうのんである。売られているものはワラで作った子供用長靴、ワラで作ったカメ、春先に獲れたばかりのゼンマイ、ワラビ、コゴミにちゃんめろ(小谷でふきのとうのこと)、うどぶき、ノビル・・・

そして菌打ちをしたしいたけのほだ木まで売られている。2000円。これはめっちゃくちゃほしかった。でも特急にこれを抱えて乗れというのは無茶な話だ。でもしいたけ栽培をしたい。お風呂でしいたけをこれでもかと栽培したい。しかしこんなで店で果たして村の子供が喜ぶかは謎である。自家製味噌や自家製納豆にいそしむ私のような珍味好きにはたまらない掘り出し物祭りだが。
しいたけの夢は諦めざるを得なかったが、珍しい珍味山菜、うどぶきについてはこちら。
いぬどう菜、ボンナとも言われ、見た目はフキに似ている。
うどぶきの煮物の調理法。
1、鍋にうどぶきと水を入れ、火にかけ沸騰直前に火を止める。
2、一晩そのままにしておいて、次の日水を何度か変えて塩抜きする。
3、煮干でだしを取り、調味料(醤油、砂糖、みりん、酒)で味を整える。
4、うどぶきをもう一度ゆで、だしに入れて沸騰直前に火を止める。
5、次の日もう一度火を入れて、できあがり。
長野の山菜シーズンもそろそろ終わりを告げ始めてきた。今年の山菜記事もこれで終わりかと思うと寂しいものがある。山菜をまた食べたりないという読者の皆様は是非長野の山奥にでも行って買い込んできていただきたい。