2010年09月25日

仁摩・サンドミュージアム旅行

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島根県に来ました。
あれ?鳥取だっけ?いや、島根か。
島根県太田市の仁摩にあるサンドミュージアムに行くため、
岩国から初めてのひとり遠距離遠征です。
免許を取って12〜3年は経つのですが、東京では旦那の車は一切運転しなかったため
ペーパーもいいところです。ちなみに怖くて高速は使いたくないので下道を通りました。


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鳴き砂で有名な琴ヶ浜。
この日は天候のせいか私の顔が悪いせいか、キュッキュのひとつも鳴りませんでした。
秋も過ぎ、天気はいいのに浜には誰もいません。


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世界一の砂時計。
一年計で、大晦日の日に次の年の年男年女の方々が引っ張って回転させるんだそう。
9月下旬なので、半分以上、砂は落ちていました。

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こちらは地面に設置された、上に吊るされた砂時計と同じサイズのもの。
こちらは砂は動いていません。
とにかくデカい。
実は上の砂時計も、砂は常に落ちているわけではなく、
計算された分量だけ溜まったら落ちる仕組みになっているのですが、それを差し引いても、
すでに落ちている砂は過ぎた今年の時間だと思いながら見ていると、
過去がどんどん頭に流れてきて、幼少時あたりにまで遡ったところで今度は逆に、
残りの寿命が目に見えてしまうというか・・・砂時計って普通の時計と違って、過ぎた時間と残りの時間が
わかってしまう仕組みのせいで、だんだん憂鬱な気分になってきて、
しまいには死にたくなってきました。なんなんだ。

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なんでここを知ったかというと、芦原妃名子さんの漫画「砂時計」を読んだからなんですね。
昼ドラにもなったのでかなり有名な作品だとは思うのですが、私は漫画を読むまで知りませんでした。
ドラマも漫画もかなり面白いです。


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波根駅。
ドラマのロケで使われたのもあるんですが、私は鉄ヲタなのでそれもあって見に来ました。
一両列車を見るとなごみます。

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この春、出雲に旅行に行ったときにもこのお店に入ったのですが、
仁摩にある「泣き砂ラーメン」です。「ラーメンに鳴き砂は入っていません」と書かれていました。
ラーメンショップ椿の味にすごく似ています。
旨いんだけど、店のポスターがいちいちやかましいです。


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出雲の夜明けです。
この日は、出雲大社のすぐ近くで野宿しました。車中ですが。
なので、早朝だれもいない時間に参拝。
寒くもなく暑くもなく、いい季節でよかったです。


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また琴ヶ浜に移動。
この日は、もう一度サンドミュージアムで2時間ほど砂時計を眺めて過ごし、
米子に移動しました。昨日も、砂時計は3時間ほど眺めていました。たぶんまた行く。

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さて今日のラーメン。山陰はラーメンが有名ってわけじゃないので選ぶのに困ります。
鳥取県米子市と島根県安来市の県境にある(行ったらほんとに県境にありました。隣のコンビニは隣県)
ラーメン二郎の亜流のお店「笑福」というお店に行きました。
つけ麺、ヤサイマシ。ヤサイが別盛りになっていました。
二郎亜流は「ラーメン大」以外、さほど期待していなかったのですが・・・
ここも例に違わず、甘辛すぎるというか・・・喉がやけるような、二郎亜流にありがちな味でした。
そのうえ、パンチ力が弱すぎる。酸味の効いたガツン系魚介スープに慣れていない地域なので、
こういうお店があるとそれなりに需要はあるのではないかと思います。
というか、本物の二郎と比べるのはそれはそれで酷という気もしたので・・・若い男性はどうぞ。

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おかわりはラーメン。ぎっとぎと。
アブラニンニクマシで。
喉がやける、けど、二郎も大もないこの地域だと、やっぱ食べに行っちゃうかも。

posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

岡山・笠岡〜尾道・呉のラーメン

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東京→大阪→岩国への帰宅途中に、岡山県の笠岡と岡山、広島県の尾道と呉に寄りました。
ラーメンのためです。



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岡山駅で下車。徒歩10〜15分ほどにある、岡山ラーメンの老舗中の老舗「天神そば」。
これで2度目かな?一度目の記事はこちら。
この日は、味たまご入りチャーシューメンを注文。
味の土台がしっかりしており、食べていて安心する旨さ。
岡山駅周辺にもいろんな新しいラーメン屋ができましたが、古き良きこのお店の旨さは、
新しいお店にまったくひけを取らないと思います。岡山市内ではいちばん好きなラーメン屋さん。


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岡山の笠岡には、この「坂本」のためだけに4度下車しましたが、
そのうち2度はフラれました。笠岡ラーメンは、地味に広がりつつあるご当地ラーメンのひとつです。
なかでもこの「坂本」は代表的なお店のひとつ。
以前来たときは80代くらいのおじいさんが作っておられたのですが、今回は若い方が。
去年は横浜ラーメン博物館に進出したりしていましたが、どうやら先代から交代されたようです。
前回行ったときの記事はこちら。
鶏がらスープが非常に旨い!土台がしっかりしており主張があるスープ、と思っていたのですが・・・
かなりスープがゆるくなった気がします。味が変わりました。少なくとも私が訪れたときは。
うーーーん。うーーーーーーーーーーーーーーーーん。
代が変わったのだから、仕方がないことなのかも。機会があればもう一度行きたいです。


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尾道に移動しました。
来るたびに悪口ばかり言ってる気がしなくもない尾道の老舗「朱華園」です。
たぶん3度目。以前の記事はこちら。
毎回来るたび「今度こそもしかしたら旨いのかも」と淡い期待を抱くのですが、
(なぜかというと、周囲の評価もネット上の評価も非常によいから)
毎回行くたび、「・・・麺がチキンラーメン」「油っこすぎ」「旨くない・・・」しか出てこない。
個人的な好みなのであまり参考にしないでください。でも、今回もやっぱだめでした。
「つたふじ」は好みの味です。


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呉の有名なラーメン屋にも寄りました。
上は、再度味の確認のために寄ったお店ばかりですが、
呉でラーメンを食べるのは初なので楽しみです。
先ずは有名店「モリス」です。取材拒否店らしく、口コミで広まったそうです。
味の第一印象は、「西荻窪「はつね」のタンメンの劣った版・・・?」でした。
味付けがとにかく薄い。これは、「はつね」のタンメンの劣化版と捉えて旨いと評価する人と、
「味がない!」と評価する人の二分にすっぱり分かれると思います。
私は嫌いじゃないし好みではあるけど、いかんせん「はつね」の極上タンメンに慣れた舌には・・。
透きとおった、塩味のあっさり中華そば、600円。大盛りで700円です。


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「モリス」の道路を挟んで真向かいで、やはり同じように行列していたのが「珍来軒」
こちらは元祖呉冷麺のお店です。呉冷麺とか聞いたことなかったのですが。
余談ですが、広島つけ麺というのもごく最近聞くようになっただけで、以前は誰も知らなかったよね。
こちらはちいさな中華料理屋さん、という感じで、いろんな種類の飲茶も置いてあります。
冷麺はピリ辛のつけ汁と平打ち麺が特徴。秋口に訪れたためか、冷たさが余計美味しく感じました。
売り切れ次第お店は閉店。この日は、私のすぐ後ろで麺切れでした。
美味しかったのでまた行きたいと思ってます。


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呉での3軒目は呉駅前すぐにある「超煮干ラーメン くれ星製麺屋」
呉のラーメンでだんとつ1番人気の高評価、モリスとここが双璧みたいに書かれておりまして、
気になって気になって行ってみたのですが。呉ってさほど有名なラーメン屋ってないんですよね。
あ、モリスは口コミで有名だったのか。物足りない味だったけど。(まだ言ってる)
ところでここ、15年ちょい前はゲーセンだったよね・・・
んで次に出来たのは「ラーメンの味に結論が出ました」なお店だったよね。(←超ローカルネタ)

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席につくと、用紙にいろいろと細かいオーダーを書かされます。
一蘭を思い出した・・・ミニサラダか大盛りが無料で選べるのはありがたい。

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くれ星麺(超煮干醤油) 550円

・・・これのどこが超煮干なのかまったくわからんです。ごく普通の煮干。ガツンとなんて来ない。
どうしてこれとかモリスがそんな有名で評価が高いのか。
うーん。呉は別にラーメンが美味いぃ!なお店がないから?ラーメンに慣れてる人が少ないから?
なんというか、550円という値段に対して大盛りorミニサラダが無料、と素晴らしいコスパなんですが
味はほんと、ごく普通です。なんか物足りないような・・・よくある味。
駅から近いのは、ラーメンツアーなひとたちにはありがたいかもしれません。
でも、広島ラーメンツアーなラヲタが、広島市内と尾道だけに絞るのは正解かなとも思いました。
厳しいこと言ってますが、コスパ面から考えると、近所にあるとありがたいお店です。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(1) | ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月02日

西中島南方「和風もつ料理 あらた」

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この画像だけでどこのお店なのかわかった方もそろそろいるんじゃないかってくらい、
大阪に行くたびに寄っている気がする「あらた」です。半年で4回行ってました。
先ずは、レバ刺し・モツ煮込み・特製ハイボールでいつものスタートです。


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ぷりっぷりのレバ刺し。
ここはカラシと一緒に出てきます。
とことん美味いです。


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このお店は定番メニューをいつも置いており、本日のおすすめというメニューは特別ないのですが、
だいたいいつも店主に「おすすめでお願いします」と伝えています。
この日は逆に「食べたことないメニューあったっけ?」と聞かれました。
もう、全部制覇・・・したはず。したかな?
これはフグ照焼。フグといっても魚のフグじゃないです。
「なんで山口県民はフグをフクって言うんだよ、山口県民」と店主のつっこみ。
なぜ山口県民を連呼するかww


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串焼きです。
最初にすぐ出てくるレバ刺しや煮込みを注文しておいてから焼きを頼むと、
うまいタイミングで出てきます。相変わらず面白い店主とおかみさんと、
独特の規則正しい流れでお店は動いていました。
ここは、お店側の流れに逆らわずのんびり食べるのがベストな食べ方かと思います。
外で行列しているときに2時間くらい経過するとお店側から「長居はごめんねー」と言われるそうで、
うまい時間の使い方をしつつ、安く美味しく最高のつまみをいただいちゃってください。


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これを書いているのは2011年4月3日なんですが、記事の季節は秋です。
長いあいだ、更新が滞ってすみません。
メールでご心配くださった方々も、誠にありがとうございました。
わたしは元気です。子供がおりまして、夏に出産の予定です。

posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☁| Comment(2) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月01日

阿部野橋の名店「明治屋」閉店

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昭和13年開業、3代にわたる営業の末にこの10年10月28日、
都市開発のため阿部野橋商店街から一時撤退することになった「明治屋」に行きました。
店内の雰囲気といい、静かで無愛想なその店員さんの佇まいは、
東京・山谷の「大林」にとても似ています。
最後まで都市開発に抗った末、とうとうこの界隈を残し、他はすでに新しい道路となっておりました。

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店員さんは、表に出てくるのは女性のみ。
店内は大阪の飲んだくれおやじと会社帰りのサラリーマンでそこそこ混んでいます。
こんな味のある店内がなくなってしまうのは、本当に残念なこと。

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まずはビールに、定番のだし巻き。350円。
どのメニューも全部食べたわけではないから断言はできないけれど、
味付けは上品な薄味で量はお酒をメインにやや抑えたくらい。
初めてなら、食べログなんかの常連さんの定番メニューから入ったほうが
いいのかもしれません。私は今回、ほぼ定番メニューを抑えてみました。


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奥が、定番中の定番、きずし。550円。
手前はどて焼きかな。500円。
どて焼きは、格別美味い!じゃないんですけど、大阪の古いお店でよく出てくる味でした。
どて焼きって、今時なお店で大阪名物として出しているのとは確実に違う、
古いお店独特の・・・不思議な味があるような気がします。
さっきも書いたけど、格別美味い!じゃないんですよね。不思議な食べ物だな。


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いわし梅肉揚げ。450円。
これは美味かった。胃袋(と店員さんの目が)許すならおかわりしたいくらいだった。
新しい店舗(4月オープン予定)にも出すのかな。
もう一度食べてみたいなあ。


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鯛の子。これは400円。
つめたくて薄味でとても上品な味付け。
「明治屋」は、日本酒の種類がとても豊富で、といっても高いいいお酒じゃなく、
手に届きやすい酒ばかりが占めてはいますが、普通のお店にくらべたくさん種類があるので、
それを邪魔しない量、邪魔しない味付け、それが明治屋のつまみの味付けの基本な気がします。


大阪は、場所によっちゃ決して客層のいい街じゃないです。
まして女性店員しかいないとなると、お客はからむからむ。
飲み方、からみ方、マナーが悪ければ、店員さん側もめちゃめちゃ厳しいので
どこでも一発で出入り禁止になってしまいます。
おいしく、たのしく、末永く飲むなら、大阪でもマナーは守って正しく飲みましょう^^

4月の新店は、いまのような古き良き木造のお店じゃないと思います。
でも、この味がまた、末永く続いていくといいな。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(2) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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