2009年11月30日

月島「岸田屋」

自炊ばかりの毎日ですが、たまには飲みにもでかけます。
そんなわけで今回は月島「岸田屋」。東京5大もつ煮込みのお店のひとつであります。

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前置きが長くなりましたが、南千住の「大林」並に雰囲気のいいお店でした。


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澤乃井純米 大辛口を常温で、
もつ煮込み、辛子明太子、にこごり、さんまのハリ子。

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ちゃちゃっと飲めるので、人との待ち合わせ前に使えるいいお店。
煮込みが東京5大、っていうのはちょっと違う気がするけど、
昔の東京では5大に入ってたんだと思います。
今は、味の好みも、品物もいろいろ増えましたしね。

posted by さくらこ at 17:05| 東京 ☁| Comment(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

入籍、しました。


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11月1日、入籍いたしました。


10月中に、戸籍謄本を取るため旦那も私もそれぞれ実家へ帰りまして。
役場に戸籍謄本を取りにいき、11月1日、入籍いたしました。
いまは、どうやら無断で入籍されたりしないように、本人証明と、
保証人ふたりのサインと印鑑も必要なんだとか。
ちょっと前までは、当人じゃなくても入籍できていたらしく、
そりゃ、ま、確かに危ないわな。



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いただいた、吉祥寺「小ざさ」の羊羹をいただきました。
あと、同じくお餞別にいただいた「百年の孤独」も。
あれって、ウィスキーみたいだよね。おいしかった。
ありがとうございました。ほんとうに。

posted by さくらこ at 00:14| 東京 ☀| Comment(6) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

深淵を覗く。三鷹「水月」にて。

エクセルシオールで、連日、おぢさんと会った。3日くらい、連続してだろうか、突然珍しく「会いませんか」とメールがきて、その少し前あたりからちょっと不安定気味なのか、家庭の事情でごたついていたらしく、かといって迂闊に誰かに話すような穏便な内容でもなかったらしく、連日、私と会って愚痴を吐き出したり、と思えばぼーっと窓の外を眺めていたり、職場の愚痴になったりした。私は延々聞いて、途中で口をちょっと挟んで、また聞いて、相手が黙ってれば私も黙ってるし、黙っていることが苦痛じゃないから、そういう意味で話しやすかったのかもしれない。職場の誰もに「あのひと(おぢさん)はただの一度も愚痴を言ったことがない、人の悪口も言わない、素晴らしい人だ。」なんて賞賛されていたが、私には愚痴と悪口(いや、言われる側に問題があるような内容ばかりだったから別に構わないんだが)ばかりだった。気を許されている、話しやすい、と言えば聞こえはいいが、職場でおぢさんに憧れている男どもがそんなことを言うたび、おぢさんの顔をひねくりまわして「どの口がそんなこと言わせてんだコラ」と問い詰めたい気持ちでいっぱいだった。

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「水月」のヅケ。
うまい。


この数日間、連続しておぢさんからわたしに電話がきた。家庭の事情でしばらく休んでいるらしいおぢさんと、引越しで仕事をお休みしている私と、まあ、用事さえ済めばお互い1日の多くは暇といえば暇なので、会ってコーヒーを飲んで、愚痴や、家庭の事情を聞いたりした。現在のおぢさんの家庭、及び親族周辺は、トラブル話の多い私でさえ、いままで聞いたことがないほどのトラブルに見舞われている様子で、どうにも、話を聞く限りおぢさんはトラブルとはほぼ無関係にも関わらず無理やり巻き込まれている形になっているので、第三者を立てて、無関係であることを証明して悪縁を遠ざけては?という話をしたりした。私自身もそうであるが、トラブルはなぜか同時に訪れるものだ。

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「水月」のだしまきたまご。
絶品。


会ってなにをするでもなく、ただエクセルシオールでコーヒーを飲んで、おしゃべりするだけ、1年前、おぢさんとこんなふうに愚痴を言い合える茶飲み友達みたいな平穏な付き合いができるなんて予想できただろうか。どんな男の人にも言えるのだけど、わたしは、別に恋愛がしたいんじゃない。ただ、穏やかに、いろんな話ができる、落ち着いた間柄の異性がほしいとは願っている。私が心底、好きになった異性というのは本当に少ない。心の底から信頼できて、尊敬できて、興味の向く方向も似ていて、それでいて沈黙があっても気まずくならない、そういう人がわたしは好きで、そして、恋愛もなにもかも通りすぎても、落ち着いた間柄で友達になりたいと今も思っている人なんて、実際はほとんどいない。そして、そういう間柄になるためには、恋愛を越して、すったもんだを繰り返して、ゴチャゴチャをするのが必要なんじゃないかと思っている。いいも悪いも、その相手のどうしようもないヘドロの部分まで見てようやくできるアドバイスだったり、第三者的な分析だったりなんじゃないかなあ。

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「水月」の特製からあげ。
レシピは極秘だそう。


おぢさんは、もう、ようやく、というか、やっと、その領域に来れた。そりゃもう、すったもんだ繰り返して、お互いとんでもなく大変な状況の渦中にもいたし、仕事もぐちゃぐちゃに忙しい時期、疲れてるわ、面倒なことばっか立て続くわで、アホかってくらい大喧嘩しましたけれども、恋愛だの嫉妬だのもうスッカラカンで、相手のどん底までお互い見た今、モノスゲー平和もいいとこです。年寄りの茶飲み友達状態。ああ、平和。というか、これが、私の、この世でいちばん求めているもの。恋愛なんかいらない、このポジションが、すごく好きなのです。冬の先に、春。

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「水月」に置いてある、いたさん(プー)特製梅酒。
「もう、好きなだけ飲んで!いたさんにツケとくから!」
と、かずみさん。ひでえ。
あ、この梅酒、11月に入って、いきなりウマくなってきました。



深淵。
で、タイトル。
先日、とあるきっかけで、偶然、ほんとうにびっくりするくらいの偶然に、
おぢさんの息子さんと知り合いました。しばらく気が付きませんでした。
もちろん、あちらも私のことを知るよしもありません。
好奇心で、あやうく、深淵をのぞきこみそうになって、
でも、引き返しました。見て、楽しいものはなにもないから。
他人の携帯と同じ、見ても「なにもない」か「嫌なこと」しかないもんですよ。
だいすきだった人の家庭のことなんか。

おぢさんと会ったあと、「水月」に行きました。
自転車をかずみさんにプレゼントしに。

 
posted by さくらこ at 03:31| 東京 ☁| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

イエロータイカレー

タイカレーを作ることにいたしました。

昔、カレー作りに凝っていたころレッドカレー、グリーンカレーと上手においしく出来、でも唯一イエローカレーだけは大失敗したんですね。(唐辛子を12本も入れたせいなんだが)で、今回、3年半越しのリベンジ・イエローカレーです。

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今回、具材は、鶏肉、黒クワイ(シャリシャリしてるほうね)、マッシュルーム、
たまねぎ、じゃがいも、ちょこっと余ってたにんじん。
イエローカレーペーストは、昔はハーブとスパイスから作ってたんですが
カーやらレモングラス、ピッキーヌ、パクチーが手元になかったので
無印のものを使用しました。(画像のう○こみたいなやつがそれ)
ココナッツミルク(缶のものでもパウダーでもどっちでもいい)
バイマックルー(こぶみかんの葉)、あと魚醤、塩こしょう。


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1)ちいさい鍋に、ココナッツミルクを入れてお湯で溶かし、煮ます。
(パウダーのみで、缶の液体タイプならやらなくて大丈夫)
鶏肉、野菜類を適当な大きさに切ります。
私は大きいのが好きなので大きめに切りまして。


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2)大きな鍋に油を敷き、鶏肉を炒めます。軽く炒めたところで他の野菜を投入。
火が通るくらい炒めたところでカレーペーストを入れ、塩こしょう、
さらによく混ぜながらじっくり味が染み込むくらいまで炒めます。


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3)こげない程度にじっくり炒めたら、とかしたココナッツミルクを入れます。(液体のココナッツミルクならそのまま投入)こぶみかんの葉を入れ、さらに弱火でじっくりことこと煮込みます。


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4)魚醤を入れ、さらに煮込んでできあがりです。


これが今日のおひるごはん。

posted by さくらこ at 14:59| 東京 ☀| Comment(2) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

ボージョレヌーヴォー解禁

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今年も、
「お酒の神様、おいしいお酒をありがとう黒ハート
の季節がやってまいりました。11月19日、本日、

ボージョレ・ヌーヴォー解禁るんるん
バーレイワイン・エル・ディアブロ解禁るんるん


写真上、エル・ディアブロ
ボージョレ・ヌーヴォーと同じ日に解禁される、イギリスビールです。
濃い。とーにかく濃かった。大麦の味がはっきり出てるワイルドなビール。
広島のビールバー「ゴールデンガーデン」にて、樽生をいただきました。
しあわせ。

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おかわりは、国産ビールのなにかを・・
とお店のかたに言いましたら、いくつか出してくださいました。
では、いちばん右の、ちょっと珍しい、ペパーミントグリーン色のビールを。


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グラン・ブルー
城端麦酒(じょうはなびーる)、富山の地ビール。
(よくグラスの柄をみると、入るはずのビールに合わせた絵が!)
ちょっとかわったものを、と選んだんですが、お店のかた曰く、
「今年のビールフェスタでいちばん人気だったんですよ、これ。」
えー、でも、なんか女の子向けっぽいビールですよね、
そんな会話しながら飲んだんですが、これがまた甘いけどウマイ!!
「女の子向け」といえば確かにそのとおりなんだけど、
ただ単に女の子向けなだけじゃない。カクテルにも似たこのビール、
味がすごくいいんですよ、確かに、まあ「ビール!」じゃないんだけども。
とーっても美味しい。箸休めに向いてるとおもいます。
青い色はブルーキュラソーなんだとか。泡まで青い!
これは、ちょっといい、おいしくて面白いビールでした。

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はい、今年の、ボージョレヌーヴォーです。
今年は、不況のせいで売り上げが落ちるのを危惧してあちこちの業者が、
ボトルを瓶ではなくペットボトルにして値段をさげる工夫をしたんだそうです。
今年のボージョレヌーヴォー売り場をよく見てみてください。
ペットボトルがたくさんです。



神様、お酒を今年もありがとうるんるん


 
posted by さくらこ at 00:20| 東京 ☁| Comment(2) | その他のたべもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月22日

山谷生活4

(4)山谷の夜

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さて、山谷に夕暮れがやってきた。へたをすれば14時やら16時やら、日暮れ前には仕事終わり、居酒屋で飲む日雇い労働者の姿を見かけるし、17時ごろには上の画像のように教会からの炊き出しの行列に並ぶ浮浪者の姿が見られる。山谷の夕餉の景色である。稼いだ者はそれなりの店へ、稼がなかった者はそれなりの炊き出しへ、この食事の差は夜の寝床でも見受けられる。下の画像は山谷でいちばん大きな商店街(ほとんどがシャッターの下りた、廃墟商店街と化しているが)の夜の写真だ。商店街の軒先でダンボールを敷き、眠る人々。日雇い労働者は稼いで安宿に泊まるが、浮浪者は商店街で眠る。

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「寒いのに、かわいそう」ととある仲よくなったお店の方と話していたら、「いや、あれは自業自得だから。同じ貧困層でも、日雇い労働者(=安宿に泊まっている人)は昔からあれでもなまけずに働いてきたから、宿に泊まることができている。でも、仕事があった時代にも働かずにいたから、路上生活者になっているほうは、あの姿なのだから。浮浪者、日雇い労働者、と皆はひとくくりにするが、彼らの中にもいろいろいる。さまざまな訳があって家庭や住所を捨てた人も、ただ単になまけて堕落した末にこの生活にたどり着いた人も、いろいろな人がこの場所に集ってきている。事情があってここへ来た人たちはちゃんと稼いでいる。でも、そうじゃない人は路上にいる。」と。また、その店主曰く、ここへ来た人のなかには、妻からの家庭内暴力の末に、逃げてきてここで生活している人もいるのだとか。女性を見ると逃げるんだそうな。そういう意味ではあまり女性のいないここは天国なのかもしれない。

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さて、日本一防犯カメラの多いコンビニは、ここ泪橋のセブンイレブンであるが。
いちばん上の画像にもあるが、コインロッカーやコインランドリーの一部は夜になると施錠されてしまう。かつてマンモス交番と呼ばれた交番が山谷にあったが、今は場所を少し変え、やや小さい鋼板へと変わってしまった。かつての山谷は、今の山谷住人がまだまだ若かった20年ほど前まで、それはそれは治安の悪い土地であった。浮浪者は吹き溜まり、暴動が起き、犯罪率も高かった。だが今や山谷の住人も高齢者ばかり。暴動を起こしたくても歳には勝てず、犯罪率は年々低下。今は、私がワンピースの下にGパンをはき忘れ、ワンピースのみで夜中に歩いていても何も起きぬ平和な町に変わっている。(いや、でも女性はスカートでは歩かないでください。私は顔がアレなので何もなかっただけで、やっぱり治安が「いい」とは言いかねる町ですので。)それでも夜ともなると交番前には警官が常に立っており、中には3人ほど必ず待機している。他の交番とはかなり空気の違う交番ではある。

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交番前で警官相手に雑談を延々くり広げる光景。
そして泪橋のセブンにて、じいさんが酔っ払って床に倒れこみ、
新人っぽい店員が困った声をあげ先輩店員に助けを求めるも、
先輩店員、慣れているのかほかの客の接客を黙々とこなす。
さわやかにスルー。新人らしき店員、酔っ払いにさらにからまれかわいそう。
夜、ホテルに戻ると1階ロビーでは外国人客が3人集まり、
なぜか酒でもジュースでもなく牛乳を3人で分け合って飲んでいた。
11時ごろまでは廊下を歩く音が聞こえるが、労働者が多いせいか、
朝早いためだろう、0時には物音がしない。4時前にはちらほら出かける音。


上は当時の日記である。
交番前は、夜に通りがかるたびに警官が酔っ払いにからまれていた。

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宿の前にたくさん並ぶ自転車。

さて、16時くらいから21時半まであいている、とある山谷の居酒屋がある。

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60年代に建てられたこの古びた建物がいい味をだし、その内装とともに非常に一部の飲み屋マニアの間で有名な「大林(だいりん)」である。ここがまた、非常に店主がお堅いため、店内での携帯(メールも!)禁止、撮影禁止、泥酔禁止、大きな声でのおしゃべり禁止、とにかくまあ、店主がいやだと思うことをすると即イエローカード。「ちょっと、お客さん。」と声がかかる。背筋の伸びる思いをしながら飲む、なのになぜかお客は絶えない。あの昭和風情がたまらんのでしょうな。一歩、店内に足を踏み入れたとたんに、わっと昭和へ逆戻りしたような気持ちになれる内装。きれいに磨きこまれたつやつやの一枚板や柱。夏は涼しく、冬は凛とした空気の充つる店内。いや、いいお店です。とにかく内装が素晴らしく、居酒屋の本の表紙もかざったそう。ええ、撮影禁止ですよ、ほんと素晴らしい店内だったけど、うう、我慢しました。古民家マニアなんですが、ざんねん。小ビール、もろきゅう、肉どうふ、しじみ汁。これで1280円。閉店間際だったせいか、お客は私を含めて四人しかおらず、そのうちひとりは泥酔じいさん。ものすごくくだをまき、近くのお客にからみ、店主じいさんにイエローカード連発されている。泥酔じいさんはしばらく絡みを繰り返したのち、レッドカードを食らい、店主はささっとそろばんを弾き、お会計されてしまった。それでもなお、「社長ぉ…吉原でさぁ…うあ〜」と居座る泥酔じいさんを見て、うしろを向いて微笑む店主じいさん。「あんた、飲みすぎると身体壊すから。今日はもうやめときなさいよ。」規律が厳しいことで有名なこのお店の無愛想な店主、決して、冷たい人というわけではないんだろう。

「あのお店は、夏の、まだ明るいうちに行くのがいい」
とはこのお店の常連の方の言葉だが、風情を味わうのならそれもいい。
冬の、暗いなか、あの店で飲む熱燗もいいとも思う。


店をでると先ほどのじいさんがまだ店の前でねばっていた。



※大勢での入店、撮影、携帯電話のご使用はご遠慮ください。
「大林」(だいりん)
住所・・・日本堤1丁目24−14
南千住駅からホテル「ほていや」に行く途中、道路右側。
電話番号・・・調べても出てこないんだよこのお店。
定休日・・・どうやら火曜日
営業時間・・・16時ぐらいから21時半。
LOは21時だと思って入店したほうが吉。
とにかく詳しい情報の少ないこのお店です。



こちらの記事はシリーズとなっております。
山谷生活1
山谷生活2
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山谷生活4
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山谷生活6

posted by さくらこ at 21:52| 東京 ☁| Comment(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

山谷生活3

(3)山谷の昼間

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上の「泉屋」という旅館は、ちょっと昭和初期っぽくて素敵だなと思って撮影したんですが、以前メールくださった「東京DEEP案内」さんでも同じように取り上げておられました。だってここ、なんだか雰囲気いいもんねえ。さて前回は山谷の朝を取り上げたので今回は山谷の昼。昼間から美味しくお酒がのめるお店を探して町をうろつきます。

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布団が干されています。この町の安い簡易ホテルの殆どは、日雇い労働者の方が長期で泊まっておられるため、部屋はほぼ賃貸の如く。なので布団は自分で干します。ちょっといいホテルだと掃除はホテル側がしてくれます。(ほていやは清掃アリでした)どこのホテルの前にもたくさんの自転車。住んでるようなものですから、当然自転車もホテル前に。自転車撤去とか言ってられないレベルの、ホテルに住む町の住民皆が自転車を路上駐輪してるくらいの数。この町では目を瞑るしかないんだろうと思われる。しかし、きれいに整列されてるんだこれが。路上駐輪なりにマナーはいいね。

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日本堤(山谷地区)で昼間からとーっても美味しくお酒と肴を食べられるお店はこちら「丸千葉」といいまして、この手の飲み歩き好きの間ではちょっと知られたお店。煮込みが450円、にこごり250円(!)、そして牛レバ刺し500円。そして生ビール。昼間からビールですよ。そしてまたこのレバ刺しのウマいこと。量もたっぷりあってすごく美味しいのに500円。14時からオープン、肴メニューもたっくさんあってどれを頼んでも美味しい。なのに安いのは200円や250円なんて値段で出しているので飲んべえにはホントありがたい。お店の方はとにかくものすごくよく喋る。機関銃のように喋る。この日の最初のお客が私だったのですがカウンターの私の席のまえに座って延々喋っておられました。でも、なんかいやな感じじゃないんだよね。そのトークもまた良いっていうか。他のお客さんがたくさん来て、そのたくさんのお客さんとも喋りまくってました。彼のトークがいい、ってお客さんもいるんだとか。14時オープンの、オープンを10分ほど過ぎると、ちらほらお客さんが顔を出してきます。一体いつ仕事が終わったんだ?と思っていると、どうやら会話を聞いている限り、今日は13時あがりなのだとか。朝の4時には送迎車を待つ日雇い労働者の姿が山谷の早朝、大通りで見られますが、朝早い組の彼らは早くに仕事が終わるのでしょう。そういえば、山谷には昼間にもお酒を飲め、22時ごろには店じまいするお店が多いです。

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「丸千葉」で昼間から飲んで食べて、お店を出るともう日が落ちる時間。日本堤にある唯一の大きなスーパーの前には自炊組の方々の姿がチラホラ。配給をしている教会前にはごはんをもらう列。夕方4時には仕事を終えて帰ってきた日雇い労働者の方々の夕食前の姿が見られ始めます。これからどこへ飲みにゆくのやら。


こちらの記事はシリーズとなっております。
山谷生活1
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2009年11月17日

山谷生活2

(2)山谷の町並み

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他のホテルはわからないが、私が今回泊まった「ほていや」の1階廊下には山谷に関する雑誌の切り抜きや新聞記事や地図、名所などが細かく貼られていた。浅草まで徒歩圏内であることから、浅草の観光案内もあった。山谷は労働者が多いため夜も朝も早い町なので、夜の営業は早めに終わらせ、朝早くから朝食をやっている店もある。駅から簡易宿のある通りに来る途中にある「いせや」(写真下とさらに下の段の画像左)は、早朝から納豆定食などを出し、夜は22時くらいまで居酒屋となる。

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上の画像の右は、朝6時くらいにみかけた雑炊だか煮込みだかのお店。わかりづらいかもしれないが、自販機のある角の店がそれである。朝早く、酒を出しているのか労働者のおじさんたちが多く集っていた。下の画像のお店は、泪橋すぐにあるお店だが、ここも朝6時から450円で朝定食を出している。22時まで居酒屋として営業だ。

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洋食派の皆様には上の画像のお店をおすすめしたい。コーヒーとバタートーストで300円である。ここは宿泊期間中私が最も通ったモーニングのお店。80歳のおじいさんとお客に大人気の犬さんのふたりが朝4時から9時までの5時間だけ経営している。ここのお店についてはまた後日、詳しく載せたいと思っている。

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うって変わって小奇麗な上の画像のこのお店は「カフェ・バッハ」。知る人ぞ知る、東京珈琲四天王のひとつといわれるお店。(ちなみにその4つとは、日本堤のバッハ、吉祥寺のモカ、銀座のナンブル、亀戸の珈琲道場侍。だそう。「吉祥寺もか」はお店がまだあったころ、ヤニブレンドという豆をいつも買っていましたが、本当に美味しかった。今はご主人が亡くなられ、お店はありません。それ以来、うちでは珈琲豆を買ってません。そんくらい美味かったんだよ。)しかしなんでまたこんな山谷のど真ん中に造ったんだ。

パナマ・エスメラルダ・ゲイシャを注文。
ゲイシャというこの時期だけのコーヒー豆。
あさひるごはん。

コーヒーのんでたら隣に小金持ちくさいじいさんと明らかに労働者のじいさんとが座り、
その会話が、労働者のじいさんの借金額を問い詰める会話だったんだけど、
「借金いくらだ!」
「三万です…」
「うそつくな!まだあるだろう!」
「四万です…」
「ばーか言ってんじゃねえぞ!わかってんだ!」
「五万です…」
「嘘つくな!あと1500円あるだろうが!」
「はい。」
「お前五万も何に使ったんだ!」
「シャツ三枚です…」
「てめえのシャツは700円だろうが!パチンコだろ!」
「いいえ…」
「パチンコでスッてんの知ってんだよ!この嘘つきが!」
「はい。」
「返しました返しましたって言いやがって、返しに行ってまた借りてるじゃねえか!」
「はい。」

爆笑した。
山谷には似つかわしくない喫茶店だけど
客の会話はしっかり山谷だわ。特に1500円とか700円とか。
んで、そんだけ説教されてんのにじいさん、会話の合間の沈黙のとき
スポーツ新聞読んでんの。反省ゼロww
町のなかで唯一上品なこのお店でさえこの会話である。ひどい。


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2009年11月16日

山谷生活1

うちのブログに検索で来られている方の主な検索ワードは、「飛田新地」「シュールストレミング」「呪文料理」がとても多いんですが、ここ最近急激に、今までにも増して「飛田新地」「あいりん」「西成」が増えまして。明らかに市橋容疑者が住んでいたため、ニュースで盛んに流されるせいだと思いますが、そんなわけで今回は、引越し中、家に家具がほとんどなかった時期にどさくさにまぎれて住んだ「東京の西成」である南千住の「山谷」での記録です。ちなみに旦那に話したら全力でやめろといわれましたが、強行いたしました。バレてモノスゲー怒られました。当たり前か・・。内容は当時の日記をそのまま写しています。現在治安はよくなったとは言われていますが、女性の方はあまり真似なさらぬよう、お願いもうしあげます。

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(1)南千住駅前と山谷の簡易宿泊施設

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JR南千住駅を降りて、最初の駅前交差点。コツ通りという。このコツはお骨のコツからであり、江戸時代、この南千住駅の付近が小塚原処刑場だったことに由来している。(小塚原の名前もお骨からだとか)今でも、地下鉄日比谷線南千住駅の工事の際には多くの遺骨が出ている。駅の横には首切り地蔵という大きなお地蔵様を祭ったお寺もあり、そのお寺の横にある陸橋(陸橋を渡らなければ駅の反対側に出られないのだ)を渡り終えたところにある交差点の名前は「泪橋」という。品川から鈴が森にかけてある「涙橋」もそうだが、処刑場の近くにかかる橋は、処刑場へ向かう罪人の、家族との最後の別れ場所となることからこの名前が付いていることが多い。交差点は昔(昭和初期ごろまで)は川だったようでそのため今でも交差点の名前に橋が付いているのだ。なお、江戸時代の冤罪率は4割だと推定されている。

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泪橋は「明日のジョー」の主人公の生まれ育った場所としても有名。(丹下拳闘ジムもないぞ)漫画でも出てくる川は今は埋め立てられ、埋め立てた川筋の上には都電が走っていましたが、もう今は都電もなくなり、国道になっています。
さて、南千住駅を出て、陸橋を渡ったあたりまでは普通のサラリーマンが大勢いますが、この泪橋交差点を渡ったあたりから急激に景色が変わってきます。サラリーマンは消え、歩いているのはひたすら浮浪者、もとい、日雇い労働者のおじさんたちばかり。年齢は皆、かなりの高齢で、60〜70代くらいがほとんどだと思います。この泪橋交差点を渡ったあたりの地域は「山谷(さんや)」と呼ばれ、戦後から急激に日雇い労働者及び簡易宿が増えはじめた土地です。今は「山谷」という地名はありません。(大坂の「あいりん」という呼び名と同じ)

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山谷の簡易宿泊施設に予約をとってみました。値段は1000円台の非常に安いドミトリーから、3000円台の割とどこにでもあるビジネスホテル級のものまでさまざまです。今回は、女性でもOKの、2700円の宿に泊まってみました。近年、この日雇い労働者向けの安宿も、外国人バックパッカーやコミケに行くための宿泊者などで注目を集めるようになった山谷の簡易宿泊施設ですが、女性OKの宿は意外にまだ少なく、あったとしても男性宿のように安くはありません。1泊2500円くらいからが相場です。条件にあった宿を探す際はここを参考にするといいかもしれません

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今回宿泊した「ほていや」さんは、1泊2700円、和洋個室、共同風呂あり(女性OK)、洗面所トイレ共同、インターネット環境ありのホテルで、この地域では圧倒的に治安のいいホテルでした。ただちょっとやっぱり、夜間の共同トイレを使うのに抵抗があり(怖がりなもんで)風呂は近くの銭湯を使いました。このクラスのホテルになると、日雇い労働者はほとんど泊まっておらず、ネット環境が整っているせいかお客はほぼバックパッカーか、中国人の長期滞在者が多かったです。滞在中、早朝にホテルから勤務に出て行く労働者は一度しか見かけませんでした。


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ホテルの廊下。
ツイン(というほどじゃないが)2名部屋からは遅くまで声がきこえていました。廊下の音はほぼ筒抜けでしたが、0時過ぎると廊下を歩く音はほとんどなかったので気になるほどではありませんでした。1階には集合ポストがあるので、それだけ長期滞在者も多いのかもしれません。日雇い労働者のうち、稼ぎが定期的にある人は同じ部屋を長く取っているそうです。


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2009年11月14日

荻窪「馬来風光美食」

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「入り口が見つからない」
「外観からまず店内に入りづらい雰囲気」
という点に関して、日本の代表的ドヤ街でもない限りトップを独走するのは高田馬場の「ノングインレイ」や荻窪「まらいふうこうびしょく」などの、日本人アウトオブ眼中で地元に住む外国人に向けて作られたエスニック料理屋ではないでしょうか。「ここが目的地でもない限り日本人は絶対に入らないだろ?」な、廃屋に近い雑居ビル1階の「ノングインレイ」も凄かったですが、ここ荻窪「馬来風光美食(まらいふうこうびしょく)」は「見つからない」という点で凄いお店でした。このお店は、お店の入り口が見える人と見えない人にはっきり分かれると思います。かといって、見つかってもちょっと入るのに抵抗があるんですね。雑居ビルの地下に降りる階段の先に、普通の住居の入り口のようなドア。開いているときはドアが開いているので入りやすいですが、閉店時にドアが閉まっている様子は、ただのどっかの家のドアでしかありません。なんていうか、異空間。(ちなみに上の画像は荻窪の「田中屋」。大徳寺さんがおっしゃってたお店には今回いけませんでしたが、ぜひ次回。)

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フィッシュヘッドカレー。
金目鯛の頭が入ったマレーシアカレーです。
この画像だけじゃわかりづらいんですが、上にのっかっている野菜をどけると、2つの金目鯛の頭と2つのしっぽ、背びれ、内臓が出てきます。「ヤダー、アタシ魚の頭たべられない〜」とか抜かすクソバカ女は絶対注文不可能な品であります。かく言うわたくし、実はそういう女です。目玉とか、無理!なのに、頼んじゃった!だってフィッシュカレーだと勘違いしちゃってたんだもん!ウヒー!

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肉骨茶(バクテー)
豚肉の薬膳スープ。
バクテーの起源は、荷役夫が袋から少しずつ落ちていったハーブを集めて煮て作ったのが始まりといわれているそう。中華系マレー人はバクテーを作るとき、漢方を取り扱う薬局に行って20種類近くのハーブを調合してもらって作るんだとか。薬局によって調合が違うので、そのレシピは教えてもらえないんだそうです。とメニューんとこに書いてありました。そんなわけで、皮付き豚肉を中国醤油と塩とハーブでぐつぐつ煮込んだこのスープ、もんのすごい薬膳の香りがいたします。か、身体によさそう・・・・・そしてマレー料理通に言わせると、バクテーをここまで美味しく食べられるのは、都内でもここのお店がイチバンなんだとか。

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バクテーと一緒に出される調味料。唐辛子とニンニクと中国醤油が入ってます。これを足して味を好みにあわせます。写真のバクテーは小サイズなのですが、それでも結構な量です。このお店は量やメニューの豊富さ(特にフィッシュヘッドカレー)から、複数人で行くべきお店だと思います。お店には10名ほどしか入れませんが、4人くらいで行くといろいろ食べられて楽しいのではないかと思います。あと薬膳や魚の頭やら、好き嫌いもあると思うので、やはり複数で行くと心強いというのもありますね。私はこの日、旦那と2人で行ったので、魚の頭はなんとかクリアできました。なんにせよ、よく考えてから注文したほうがいいと思います。

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海南鶏飯(ホイナムカイファン)
シンガポールの代表料理としてよく見かけるんですけども、お隣のマレーでもあるんですね。フィッシュヘッドカレーは意外にもさっぱりしたスープみたいなかんじだったんですけども、くせがあるのでゴハンが必要だったね、頼もうか?なんて話してたんですけども、コレを頼んだせいでゴハンを断念しました。スープに近いと聞いていたので先に頼まなかったんですが、やはりカレーには白飯が必要でした。あのときのフィッシュカレーを思い出して、魚のカレーを頼むのに躊躇しましたが、こちらの金目鯛の頭カレーは、姿はともかく、味はとても美味しかったです。あちこちで書かれていますが、ここのご店主は中華系マレー人の女性で、明るく愛想がよく可愛く、よくおしゃべりしてものすごく愛らしい方です。話していて飽きが来ませんし、「パクチーダイジョブ?辛いのダイジョブ?」と達者な日本語で丁寧に好みを聞いてくださります。このお店は、都内のマレー料理のお店でもだんとつの味の良さもさることながら、彼女会いたさの常連客でとてもにぎわってます。
posted by さくらこ at 21:21| 東京 ☔| Comment(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

三鷹「水月」送別

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「水月」のかずみさんから「来れる日はありますか?」とメールが来まして、では金曜日にと。約束の22時を大幅に過ぎて店内に到着しました。待ってくださってた由美ちゃん、かずみさん、スミマセン。到着早々、マスター特製激辛グリーンカレーを注文。むっちゃくっちゃ辛い。ここんとこ、アジアの各国カレーを食べ歩いて、大概の辛いカレーに慣れていた私でさえ、もんのすごい時間を要しました。辛すぎるわ!でも、またこれがウマいんですよ、いつものごとく。

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カレーの材料が、クワイ。
しゃくしゃくして美味しい。

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かずみさんから、吉祥寺「小ざさ」の、朝5時から並ばないと買えない(笑)羊羹をお餞別にいただきました。いたさん(プー)から百年の孤独(麦焼酎)をいただいたうえに、お店の皆さんがたと、竹鶴をいただいて飲みました。なんで竹鶴?好きだから?小笹屋だから?(笑)マスターからオリゼーは、いただけませんでした。(笑)わざわざ来てくださった由美さん、水月のご夫婦、入手困難な百年の孤独をくださったいたさん(プー)、本当にありがとうございました。3ヶ月間、(酒の)お世話になりました。常連のお客さんがたも、どうもありがとう。竹鶴はやっぱりとっても美味しかったです。


「水月」繋がりでいくつか。
http://d.hatena.ne.jp/cafebabe/20091110/1258071781
↑え?怒るってなにを?グリーンカレーの辛さか?(笑)

http://r.gnavi.co.jp/e454000/menu2.htm
今週には、水月のメニューが替わってました。
「期間限定ラーメンやってるからおいで〜」
てな、先日のかずみさんからのメールに応えられなかった罰なのか、
アボカドと葱の焦がしバターという新メニューが入ってるのに、
もう食べにいけませんパンチ


ばーかばーかばーか(泣)
く、くやしくなんかないんだからねっ!
posted by さくらこ at 23:57| 東京 ☁| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

恵比寿日本酒既婚の会。

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「恵比寿で日本酒が安く美味くのめるお店いきませんか」
てな前回の約束を果たすために、恵比寿集合です。
メンバーは前回とおなじく、大徳寺さんまき子さん。酒豪揃いでたじたじですよ。
美人のまき子さんに至っては「2升飲んだあとに飲み会に参加する人」という噂を
○ふぇ○いぶさんから聞いていたので、もう、完全にわたし平身低頭。
前回もまったく顔色変えずに飲んで、家に帰っても日本酒飲んだらしい。

で、恵比寿の「丸山酒店」に行ったのですが、この日は19時オープン。
普段は18時オープンなんだけど、
そんなわけでお店の手前にある「ゑびす」でイケメン大徳寺さんと時間つぶし。


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おふたりが、菊の司活性にごり、私が、山形正宗辛口純米で乾杯。
メニューが先週とまたずいぶん変わってました。入れ替わり激しくなったね。
お客さん増えたみたいで嬉しい限りであります。
日本酒で「美味い・安い・店がイイ」の3拍子揃ったお店っていうとココしか浮かばない私ですが、
(日本酒のお店はあまりストックないんですよ、すいません。)
このお店は1年以上、オープンしてすぐのお客のいないときも、
苦渋の半シャッターの日々も、ぽちぽち通って見てきたのですが、
なんだかようやく日の目を見れたようで幸せです。クニさんの営業の甲斐もあり。

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先週の記事でも取り上げましたが、とにかく食べ物メニューが充実してきました。
一時期は酒の仕入れもままならず、3本、1本と減っていっていましたが、
今は酒の種類も増え、おつまみも手の込んだものになってきまして。
モツ煮込み(塩)とレバ刺し。
ええと、レバ刺しは特に書かなくちゃならないと思うんですよ。
これ、300円。このレバ刺し、300円。
で、ですよ。味が、これがまた、美味い!の部類なんですよ。
そりゃあ、「まるい」だのと比べられたらちょっと違いますけれども、
あんた、300円で、この味!?っていうレバ刺しでした。
「美味い」の基準は人それぞれ違いますが、私の場合は「この値段でこの味」が基準です。
いや、300円でこれは、素晴らしすぎる。
これで800円取るお店、ざらにありますよ。
これは、よかったね。

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毎度、おなじみぃ、茶碗蒸しの時間です。
ラーメンは、チキンラーメンからマルタイ棒ラーメンに変わってました。
で、この残り汁をとっとくんですよ。150円で、店主がときたまごを入れ、
レンチンして茶碗蒸しにしてくださる。これが、家で真似したくなるんですよ。
絶対、これ食べたあとは、家でチキンラーメン食べたあと、
残り汁にときたまご、レンチン茶碗蒸し、やっちゃうと思う。
私は幾度となく、やりましたとも。ええ。

■菊の司 活性にごり
■三千盛 本醸造
■菊の司 純米原酒 亀の尾
■黒牛 純米原酒
■山形正宗 辛口純米


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久保田以外のお酒を全種制覇して(日本酒飲みって不思議と久保田がにがてな人多いね)
つぎのお店に舞台をうつします。まき子さんはまだまだ物足りなさそう。
そうだったわ、「丸山酒店」は半合ずつだ。
2升から試合開始のまき子さんには、そりゃあ物足りなかったかもしれない。
しかし、まき子さんの肝臓の強さの半分でも私にあればなあ。
そんなことを思いながら、翌朝のしじみ汁を買い込むわたくしであります。
酒に弱い自分が憎い。

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「エビス海岸」にて、
ハチノスポン酢とサメ軟骨梅味。(上)
あいなめ炙り刺しとひげ鱈刺し。(下)
サメの軟骨は初めて食べたのですが、味付けがよかったのか超ハマりまくり。
■天青 純米(神奈川)
■中屋 純米(静岡)
■五凛 純米(石川)
■龍勢 純米(広島)
ここではまき子さんに完全おまかせ。
天青は熱燗で2合、冷やで1合、てな感じで飲み比べ。
いつもはO塚屋さん仕入れ系列店にばかり行ってるせいか(笑)、
聞いたことのないお酒ばかりでわくわくしました。新鮮。
しかし、おふたりともものすごく強かったです。顔色ぜんぜん変わらない。
そんなわけで、恵比寿既婚の会(大徳寺さん曰く)、この日はこれで〆。
まき子さんが、このあとどんだけ飲んだのかが非常に気になりました。
大徳寺さん、まき子さん、どうもありがとうございました。
posted by さくらこ at 23:03| 東京 ☔| Comment(2) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

新大久保「チンギス・ハン」

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写真のとおり、店内にゲルのあるモンゴル料理のお店。
福岡にあったのですが、大久保にもオープン。
モンゴル衣装を数多く取り揃え、大勢での飲み会にとても最適。
大勢のお客さんには、店主自らモンゴルの歌をうたいながら
焼酎(度数は弱め)を角杯に入れ、順番に飲ませ盛り上げる。
こんな楽しい、大勢での飲み会はほんっと久しぶり。
2時間飲み放題付きモンゴル料理コースでお一人3800円。
盛り上げたいときはめっちゃくちゃおすすめのお店です。

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左は、飲み放題の中に含まれている羊乳酒16度。
右の透明なほうが38度だったっけ?
通常の飲み放題に含まれている羊乳酒の16度は、ふわっと甘くてとても美味しかった。
何倍もおかわりして、翌朝、軽めの二日酔い・・・・・ほどほどにしときましょう。。

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グローバルフェスタのラダックコーナーでも出ていたバター茶にミルクを足したスィタイ茶。
文化がちょこっと被ってて面白いです。

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3800円の飲み放題付きコースのメニューは、
牛肉の石焼肉、チーズ焼き(上の写真下)、羊肉のブーズ(上の写真上)、
内モンゴル風キュウリサラダ、セロリ春雨炒め、内モンゴル風もやし大根サラダ、
モンゴル岩塩おにぎり、あとピザみたいなのがもうひとつ、あとメインに、

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こいつが来ます。
チャンスンマハ。羊のまるごと骨付き塩茹で。
解体するとりさん、既にプロの領域。
牡蠣の殻むきと羊の解体教室をひらいたらお金とれるレベル。
これだけ食べられて好きなだけ飲んで3800円ならかなりお得だと思うんですよ。
最後のほう食べきれない人続出でしたし。
いかがでしょうか、この年末、忘年会にでも。

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オレンジの衣装の方は、本職のお坊さん。
袈裟にしか見えない。
あと、合掌したとき、本職はずっと下のほうで合掌、
私は顔の前で合掌、やっぱ本職は違うなあ、って写真見てそういう感想。
(ハチクロでも出てきた)モンゴル相撲の衣装も貸し出してくださいます。
モンゴル料理の味付けは、基本的に非常に日本のものと似ており、
食べるのにまったく抵抗がありません。
ただ、ちょっと羊肉は、日本で流通しているような上品な味のものではなく、
北海道で食べたジンギスカンのような荒い香りと味。
モンゴルの文化と食事をどうぞ楽しんでみてください。

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ラベルをおぢさんにはがしてもらおうと、別の日におぢさんと会ったとき、
この日飲んだモンゴルビールのラベルを撮影。
寒い地のビールに相応しく、しっかりした味。
ネパールビールに近かったです。
posted by さくらこ at 23:31| 東京 ☔| Comment(1) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

最後の1週間のみある記、もう一度。

日曜日

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夜勤前にくーちゃんがうちの家に来て、家具を物色。
引っ越していらなくなる家具を、もしもいる方がいれば、と。
テレビとベッドはくーちゃん、
自転車とレンジはかずみさん。



月曜日

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夜勤明け、どうやら風邪をひいたらしくぐったり。
引越しで、昨日でネット回線が終了、夜勤時以外はしばらくネットなし生活。
夜、かずみさんからTELで飲みのお誘いされて、具合が悪いので断った。
そしたら夜の2時くらいにトシさん(水月のマスター)からさらにTEL、

トシさん「むおしむおーし!!!」
わし「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
トシさん「なに沈黙してんだよ!エヴァか!」

で、ハナクラに呼び出され久々の月曜会、やたらハイテンションのトシさん、
「鳥はやきとり屋にでも行ってろ!」
絶叫中。
かずみさんといたさんはテーブルで酒にまみれて爆睡していた。

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朝5時半を待って「いしはら食堂」へ行きました。
サチコにご挨拶してきました。
「ハムエッグ〜」
「おビールも〜」
かずみさん、なんで注文のとき「おビール」って言うんだ(笑)
無意識か。



火曜日

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ホテルセンチュリーサザンタワーでおぢさんと待ち合わせ。
15時に近かったのでお茶でも、と思っていると、
「アップルパイが食べたいねえ」
サザンタワーの喫茶ルームにはアップルシフォンしかなく、
高島屋タイムズスクエアの地下でいろんなアップルパイを物色。
IGRAMERCYnewyorkでアップルパイを買い、
フォションでアップルパイを買い、
アンテノールでアップルパイを買い、
グラマシーNYでアールグレイと紅玉のタルトタタンを食い散らかし、
アンテノールはやっぱり旨くないからいらないと言って私に押し付け、
好き放題しながらおぢさんはホテルに帰ってゆきました。

かわいい・・・・・・・・・。

posted by さくらこ at 16:56| 東京 ☀| Comment(2) | ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

最後の1週間のみある記(土曜日)

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ふと思ったんだけど、
明日には、
わたし、苗字変わってるんだよね。
あまりなにも実感わかないし、
引越しに手続きに仕事の引継ぎに、めちゃくちゃ忙しくて、
なにも考えてないけど、
私が生まれて32年間使ってきた苗字、
明日のいまごろはもう使わないんだなあ。


仕事後、東新宿駅A1出口を出てすぐの「幸永」へと向かう。
2度目お会いするまなさんと合流。いつか必ず行ってみたかった「幸永」です。
食べログで調べてみると、やはりだんとつで本店がいいとの噂。
食べてみたいものも食べログでいくつかピックアップ。

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これこれ。ケジャン。
カニを漬け込んだやつです。
以前たべたときはさほど美味しいとは思えなくて、
というかカニがそもそもそんなに食べたいとも思わないうえにあの食べ方のせいで
カラで口のまわりをケガしたりで倦厭していたのですが、今回あえて。
からーい!!!!!!からい!
辛い、でも、うまかったです。ここのケジャン。
しかしムダにキムチが付いてるよなあ。取って食べなきゃ口が腫れるわ。

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手前が幸永カルビ、奥が極みホルモン。
両方タレで。
カルビはですね。ほんっとにうまかった。
脂刺しすぎでとろっとろ。
ホルモンは『わ』の(特にこの夏の脂付きすぎの)Wホルモンで慣れたせいか
さほど、というか、「おお!脂付いてるなあ!」くらいだったんですが、
まなさんが感動してました。新鮮。
そうよね、あまりこんなに脂付いてないもの、他は。
「水月」のかずみさんにも極みホルモンをずずいっとオススメされてたんですが、
私はこのお店でいちばんうまかったのは幸永カルビとタン塩でした。

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レバ刺し。
これはどこにでもよくあるパターンの、うっすい、普通の、でした。
焼き系がうますぎるだけにちょこっと残念。
レバ刺し愛好会のまなさんには、池袋か新宿の「い志井」系列のネギレバをおすすめしたい。

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と、ここで、「おせんべつに」と、まなさんから「海人の藻塩」をプレゼントしていただく。
おお、これは『わ』で使ってるやつじゃないですか!!!!!
すっごい旨いのですよ、これ。
家で焼き肉をするときに『わ』ごっこをするのに使わせていただきます。
ありがとうございます。真剣にうれしいです、これは。


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フラフラっと新大久保、大久保を探索し、
JR大久保駅前で発見したホルモン屋さん「でめ金」。
このころには完全に記憶が薄いんですけれども、
閉店30分前にお店に入った気が。そして値段設定が安い。(今みると)
『わ』より安くて、質は値段よりちょいお得、ってくらいですかね、
でも安くて「安○」ほどはガッカリしない普通のおいしいお店、って意味では
重宝するお店だと思います。感じよかったし。(閉店ぎりぎりなのに)

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シロコロ?
九州でいうところのリボン。

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これは・・・なんの画像だろう?
市場?
うぬぬ。
連日連夜の飲み会と酒と酒と脂とで、完全に肌がボロボロ。
肝臓が悪いんだかなんだか、もう毎日記憶ありません。ひどい。
まなさん、お付き合いいただいて、本当にありがとうございます。
あ、あれでも体重、戻ったほうなんですぜ!!

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引越し中のため、本日よりしばらくの間ブログ更新が止まります。

posted by さくらこ at 05:03| 東京 🌁| Comment(3) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

最後の1週間のみある記(金曜日)

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晴天の三鷹。
「江ぐち」にもご挨拶をしに行きました。


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文字入れを終えて指輪が届いたとのことで、受け取りに行きました。
お店で「シンプルで目立たなくて邪魔にならないやつ」
と言って即決したもの。旦那曰く「選び方が女らしさのかけらもない」。

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今日の「江ぐち」はお昼前だからか、タクヤとおばちゃんだけ。
「お、久しぶりだね」
そうね、1ヶ月前までほぼ毎日通ってたしね。
職場から近かったときは毎日のように食べに行っていたけれど、
職場が吉祥寺になってからはまた足が遠のいてしまった。
家からは近いのだけど、なんとなく。「いしはら食堂」もそうだ。

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「リスボン」でガムシロ入りアイスコーヒー。
ビックコミックオリジナルと。
今回の「くず」のオチはよかったね。

結婚するんですよ、で、ちょっと家が離れちゃって。
前のように毎日通うってわけにはいかなくなっちゃうけど、
また来るからね、と「江ぐち」のおばちゃんに言うと、
「おぉ、そりゃあいい話だ。うん。女の子は結婚して幸せになるのがいちばんだね!」
いや、別に結婚はしたかないんですけどね。できれば。
タクヤも「ほほー」と、いつものあの姿勢で。
うーん。
やっぱちょっと家が遠くなっても通おうかなあ。
「またこっち寄ったらおいで!」
「はい」
寄るともさ。


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「水月」にて(こちらも久々!)、かずみさんが温泉旅行で仕入れたお酒(笑)
ラベルがちょっと変わっているこれは、

■さ々一 木火土金水(もっかどこんすい)純米吟醸 美山錦

ラベルは太陽なのかなあ。
で、かずみさんとぽちぽち話していると、ご近所ブログのかふぇべいぶさんご来店。
最後にのみましょうなお誘いをいただきまして、水月にて合流。

■旭若松 純米無濾過生原酒2007
■なんじゃもんじゃ 生もと純米無ろ過生原酒
亀の尾米仕込み 神埼鎮守さまの仕込み水(名前長っ)
■秋鹿 槽搾直汲 特別純米生原酒2007

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ってほとんどかふぇべいぶさんが飲んでたんですけれども、
秋鹿はやっぱこれのが一番好きだなあ。燗冷ましで。
三重の天然あじのなめろうを頼んでちびちび。
おすすめは何?とかふぇべいぶさんに聞かれて、だしまきたまご、からあげ。
そうだよねえ。ここのだしまきとからあげは、ほんと、三鷹イチですもん。
そうそうこんなに美味しいのにはありつけませんよ。奥さん。

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浅草土産の「染の安坊」で買った源氏香五十二茶のてぬぐいを
かずみさんにお渡し。てぬぐいを使いそうな人にどうぞ。
源氏香五十二種ってのは、香道で源氏物語に出てくる女性をそれぞれマークに見立てたもので
でも、探したけど、私のだいすきな、生霊になった人がいないんだよね。
恋愛沙汰で相手を恨んで生霊になった六条御息所が一番好きなんですよ。
さっぱりしなささがいいなあと。どうでもいい話ですが。
かふぇべいぶさん、どうもありがとうございました。

posted by さくらこ at 13:15| 東京 🌁| Comment(2) | ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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