
知人宅でモンドールパーティー。
もう10月ですねえ。
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9月の第一週に山梨の勝沼ぶどう郷へ、
おぢさんとワイナリーのプチ旅に出たわけですが、
1ヶ月経っての更新。どんだけやる気ないんだっていう。

去年はぶどうの丘に行ったんですが、
今年は行き当たりばったりで「メルシャン」と「マンズワイン」。
「メルシャンは死ぬほど行ったからもう飽き飽き」
とほざくおぢさんを無理やりタクシーで連行。
無料試飲所(上写真)は、団体ツアーのおばちゃんたちが通り過ぎると
きれいさっぱりカラッポになり、店員さんも新しいのを出してくれない。
「当たり前だよ、誰が買いもしないバ○アの団体の目の前で
新しいのを出す馬鹿な店員がいるんだ。個人客だけになったら出すよきっと」
というとまさにその通りだったのですが、
高くておいしいワインさんたちは試飲メニューにはなく、
(まああの団体さんのマナーの悪さとワインの取り合いを見れば当たり前なんですが)
8本ほどの試飲ワインなんかには目もくれず、
おぢさんはさっさとレストランで牛肉のワイン煮込みなんかを注文し、
有料の試飲用テラス(下写真)に持ってこさせて優雅にクソ高いワインを試飲。


桔梗が丘メルロー2003と甲州きいろ香2007。
グラス1500円ほどする桔梗が丘メルローは、メルシャンの中でもピカイチの人気を誇るのですが
それよりも断然旨かったのが、甲州きいろ香。
これはすごかった。
日本のワインにほとんど見向きもしないおぢさんは、きいろ香をまだ未飲で、
「・・・これ、もしかして甲州?甲州をここまでするのは凄いね。
これは凄い。旨い。旨いよこれは。」
と言わしめるほどの逸品。
普通の甲州の味とまるで違うんですね。
すごいレベルの高さ。
ちなみにこれを私が知ったのは、漫画「神の雫」の雑誌連載中のほうの作品。
まだ単行本にはなっていないと思うんですが、頭に残っていたので注文しました。
思わぬところで逸品に出会えて嬉しい。

穂坂セミヨン、甲州グリ・ド・グリ2007。
桔梗が丘メルロー目当てだったおぢさん、あとの試飲は完全私任せにしたので
イヤガラセに甘いワインオンリー。嫌そうな顔のおぢさん・・・。
あとは北信シャルドネも飲みたかったなあ。
それはまた来年。
メルシャンワインのこのラベルのシリーズが(ラベルがかわいいのもあって)好きなんですが、
集めたいなあと思わせるのも商売上手だなと思います。
A型の多い日本では、ラベルを統一すると、ほら、
なんだか集めたくなるじゃないですか。ね。

マンズワインへと移動。
この町でワイナリー巡りをするときはタクシー移動がラクなんですが、
このシーズンは平日でもタクシー会社は大盛況で、
まず電話で呼ばない限り、駅前やワイナリー前ではつかまらないくらい。
あらかじめタクシー会社の番号を調べて行ったほうがよさそうです。
メルシャンと違って、有料コーナーがなく、
団体のオバチャンたちと一緒にもみくちゃにされるマンズワインでは、
静かなレストランコーナーで試飲できず、おぢさんごきげんななめ。
おぢさんは団体とかオバチャン客とかが大嫌いなぜいで、終始無言でした。

普通のワイン以外にも、あまくて女の子が喜びそうなぶどう以外のワインや、
ぶどうジュースにも力を入れていて、女性格が多いワイナリーでした。
「今回はどれがいちばんよかった?」
ときくと、
「甲州きいろ香。全然眼中になくて、今回は桔梗が丘メルローくらいかなあと思ってたけど、
あれは凄いね。日本のワインの中では屈指の旨さだと思うよ。」
としっぽをぱたぱたさせながら、帰りのタクシーの中でおぢさん。
あれは、わたしも東京で買おうかなあとおもいました。
ケバだたないグラス拭き、というトーションを購入して、
ごきげんでおぢさんは東京へ帰ってゆくのでした。