2008年05月31日

酔いどれ1週間放浪記1 後編

・∀・   どようび どようび〜



ピーコとパー子を組ませたら
ペーが無職でプーになる        ぽ

                        ハ_ハ
                 ハ_ハ    (^( ゚∀゚)^)
               ('(゚∀゚∩    )  /
                ヽ  〈   (_ノ_ノ
                 ヽヽ_)

それがどようびクォリティ!



上のネタがなんなのかわかる人とはあまり仲良くしたくないニュー速民のわたくしめは、
三越本店の「世界のホテル展」に仕事で行きました。
世界の、といいつつ集まっているのは日本の、特に東京のホテルばかりですが、
食で有名なホテルが寄り集まって、各々の自慢の美味な品を競う、と。
箱根の富士屋ホテルとか軽井沢の万座ホテルとかも来てました。

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ブルーベリーパイといえば、の帝国ホテルも参戦。
帝国ホテルはショートケーキも「大人の週末」でランクインしとりましたね。
ブルーベリーパイはさすがの旨さ。帝国のこれがいちばん今回旨かった。


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西洋銀座のモンブランはさいこー揺れるハートでした。
栗がたっぷりで、すばらしー


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マンダリンオリエンタルの、フカヒレ入りマンゴープリン(笑)
ほんとにフカヒレがたーっぷり入ってます。
入ってたらなんだって話なんですが、興味深々。
フカヒレは味がしないから違和感なかった・・・マンゴープリンは普通。


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あのexclamation×2ホテルニューオータニのメロンショート(1500円exclamation
もうね、中身も熟した刻みメロンがたっぷり。
ぎゅうぎゅうに詰まってます。
いちごのショートケーキも、大人の週末ショートケーキ編でランクインの逸品。
ショートケーキが1500円exclamation&questionあせあせ(飛び散る汗)なんて思いましたが、これは納得の素晴らしさ。


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左はホテルオークラのフルーツロールと、
右はリーガロイヤルホテルのパンと皇居前パレスホテルのチョココロネ。
ホテルブレッドはさいこーにおいしーです。どこのも。


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左、日光の金谷ホテルのカレーパイ。
右は、横浜ホテルニューグランドのオレンジロール。
金谷ホテルは今回、100年前のカレー、を売りにしてました。
ホテルの甘いものってすっごくお値段高いんだけど、
やっぱりどれもそれなりに美味しくて、高いんだけど美味しくて、
美味しいんだけど高くて、うーんうーん。



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ホテルニューグランド名物、ナポリタン。
日本で初めてナポリタンを作ったのがここのシェフ。
目の前で作ってくださって、バターたっぷり、とっても美味しかった〜ハートたち(複数ハート)
これはほんとーーーーに素晴らしい逸品。もう、是非揺れるハート


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第一ホテルの牛タン弁当。
やらかーい牛タン、目の前で揚げてくださる野菜、
それに粗塩をぱらっとかけて、おいしーーーーいグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)
限定のお菓子も、いただいちゃいました。従業員特典揺れるハート


ふー。


仕事しに行ったんだか食いに行ったんだか・・




日曜日


おはよーございまーす。
今日も世界のホテル展のおしごとーおしごとー・・

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ってしょっぱなから、静岡の日本平ホテルの鮪づけめんぱ。
めんぱ?って買っちゃった。
鮪のいろいろな部位入り弁当。鮪コラーゲン(透明なやつ)も入ってる。


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おうち用に、箱根の富士屋ホテルのあのexclamation×2カレーをレトルトで。
ちなみにお店でたべると、伊勢海老入りのは1万円〜〜〜どんっ(衝撃)
ホテルで食べても結構なお値段だったっけ。
勝新太郎好きっぽいおばさまがたはフツーに食べておられました。
お金持ちいいなあ。


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ツチノコっぽい・・

芝パークホテル(タテルヨシノの入ってるとこ)も参戦してたらしい。
あそこは、ホテル自体は地味ながらも、入ってるレストランは、
3軒のうち2軒がミシュランで星取得、結構いいところばかりだしなあ。
これは、沖縄のあぐー豚の燻製。おつまみ用に購入。


今日もよくはたらきましたー
そしてよく食べましたとさー
たーくさんおみやげいただいちゃって、
あちこちのホテルさんのお菓子もいーっぱいいただいちゃって、
しあわせ〜るんるんなおしごとでしたー


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帰りに荻窪の「SIROP」に寄り道。
うう。最近、肝臓が真剣10代しゃべり場みたいな大波乱を呼んでて凄い。
本気で断酒せねば・・

背景の北東北夏祭り・・・そうそう、去年もやった東北1周夏祭り旅行。
今年もそんな季節だなあ。また行こうかなあ。

posted by さくらこ at 01:14| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のたべもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

酔いどれ1週間放浪記1 中編

木曜日

エステに行こうとしたら予約でいっぱいって言われた。
西荻の、先月行った、すごくいいお店。ざんねん。

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吉祥寺の「A.C.WINE」でまた2本購入。
今回はシノンのロゼとカリフォルニアのカベルネ。
さいきんは酒の飲みすぎで肝臓がお疲れ気味、
お昼から洗濯、布団干し。シーツも洗う。
部屋に掃除機をかけながら、
「昼間っから酒のんでーたのしかったらいいじゃないー」
とかいう変な歌を歌っていたら隣はおろか向かいのマンションにまで筒抜けだった。
酔っ払いは窓をあけて生活してはだめだ。

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有給消化でお休みだった家人と近所の「珍珍亭」で油そばを食らう。
油そば、結構重いため、美味しくいただくのは並がベストという結論を出しつつ帰宅。
妥協して「ぶぶか吉祥寺店」とかで済ませることも最近あったが、
誰がなんと言おうと私のなかでは「珍珍亭」が油そばでは一番美味い。
ちなみにここ、隠しメニューにスープとか、
油そばだとナルト増し、ネギ増し、生たまご、生たまご黄身だけ、なんてのもある。

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『わ』でギアラ。
油かすになるのは、このギアラの部分。
Wホルモン、ハツ、豚バラ。



船場吉兆考察いろいろ。
とうとう店を閉めることになった船場吉兆。
お店を叩く声のなかに時折
「ここを旨いと知った顔で言っていた自称食通のお客、涙目www」
みたいな声がある。
実情を知らずにそれを「旨い」と思うことの、いったい何が悪いのか。
高い=旨い、という思考回路で舌が麻痺し、
自分の舌で考えられなかったお客もいるだろうが、
味覚はあくまでも個人差である。
高いお店で食べてもダメなものはダメだし、安くて旨いものもある。
ウチのお店で、パーティーの飲み放題で使っているワインは、300円台の、
カリフォルニアのすんごく安いワインだが、好んでいたお客さんはいた。
「これ、どこのワインですか?」
と聞いてくるお客さんに、正直に品名を答えると、
なかには恥ずかしそうにうつむくお客さんもいたけれど、
安かろうが高かろうが、有名であろうが無名であろうが、
あなたが合うと思ったものが「美味しい」なのだ。
それのどこがいけない。

値段に惑わされたごく一部の人は別にしても、
「船場吉兆の、時間の経過したアユを旨いと思った」
「ここで食べて美味しいと思った。楽しかった。」
どれも、笑われるようなことではない。
私のいちばん好きなフレンチレストランが同じことになっても、
やっぱり私は、
「でもいちばん好きだったし、美味しかったよ」
と言うだろう。
美味しい、というのはあくまでも自己評価なのだ。
自分が「良い」と思った、
それを恥じる必要はなにもない。



ジョイフルポップ金曜日

あー、昼過ぎに起きたのに全身がダルい。重い。
絶対肝臓やられとるわ。ギギギ。

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近所のガストでコーヒーのんで、ひとりしこたまワインの勉強。
ロワールをとっとと終わらせたい。でも終わらない。
(頭わるいからな)
チャリでキコキコ、西武柳沢まで出る。

お目当ては、久々の「くぼ田」。
一時期、ラーメン王に雑誌掲載され、隠れラーメン屋として
東京中のラヲタが集まって行列になったお店だが、
場所が場所だけに長く続かなかった。
一時期だけもてはやして行列され、麺切れを起こすと、
ラーメン屋にとっていちばんありがたい「ご近所のお客」を手放すことになる。
いつ行ってもやっていない(麺切れ)お店というのは、
ご近所にとってあまりありがたくないため他店に行ってしまうからだ。
地道にご近所のお客をつかんでいたのに、
一時的なもてはやしを受けたためにつぶれたお店は多い。

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案の定、お昼どきだというのにお客はゼロであった。
のんびりしたご主人は脱サラでお店を始めた。
おだやかそうなご主人の気質に似たラーメンは、
繊細でゆずのささやかな香りの漂う、やさしくて上品に美味いラーメン。
素晴らしいラーメンなのに、
お店は、やはり経営が苦しいのか、


味噌やら塩まで増えていた。


も、これ、びっくり。
なにそれ?
えええ?
ここはやさしげで繊細なしょうゆラーメンがウリなんじゃあ???

てことでとまどいながら味噌を注文。
やさしげで繊細な味噌ラーメンでした・・・・・・・
いまだに評価が非常に高く、綺麗で繊細なラーメンなのですが、
場所が場所なんだよなあ、やっぱり。
うまく地元のお客さんを再度つかめるといいなあ。
ホント、ここ、しょうゆラーメンは素晴らしいのに。

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宵の口、荻窪のバー「SIROP」。
途中でお店を抜け、近所の「荻窪ラーメン十八番」で特製ラーメン。

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えー、もう、これ、ひっさびさ。
すっげ美味いの。でも邪道。ラーメンとしては邪道極まりない。
ただのラーメンだと、このお店の評価は「フツー」なんだけど、
特製の、ニンニクたっぷりの野菜炒めみたいなのが乗ると、最強。
最強のラーメンになってしまう。

お店に戻ったらニンニクくさくって、
しかも美人のトーコさんも来てて、
ほんとご迷惑おかけ臭すぎでした。臭くて申し訳ありませんでした。


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明日から久々仕事復帰。
ウコンの力じゃ力不足で、これを飲む。
原材料が怖い。

posted by さくらこ at 03:11| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

酔いどれ1週間放浪記1 前編

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自分で書くのもなんなんだが、GWの酒飲み日記は、
珍味やフレンチが別に好きではない身内の人間からはやたらと好評だった。
昔かいてたブログは、毎日の飲み歩きを書いてたのだけど
まあそんな久々な日記がやたら好評だったので調子に乗ってまた書いてみる。
この1週間はいろいろあったし、いろいろ食べて飲んだ。



げつようび が あらわれた!

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荻窪の「SIROP」にまた行く。
約束していないのにやはりトーコさんがいた。
だいたいここのバーに行くと会う。
居心地のいいバーだからだな。


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帰宅。ばんごはん。
おうちの人の実家が農家で、おいしいお米がたくさんある。
夏になると蒸すのでお米を使い切りたくて今日からしばらく自炊。
でも仕事後、おかずを作るほど余裕もなくて、
ごはんだけ炊いて、好きなおかずを買って持ち寄ることにした。

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おうちの人の帰省土産。
あと明太子、吉野家の牛皿持ち帰りとおしんこ、
あとお惣菜のひじき。お米がおいしいので、こういうのは嬉しいし面白い。

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吉祥寺の新しくできたワインショップ「A.C.WINE」で、
シャブリとミュスカデを購入。お店のおすすめだけあって美味で安い。



火曜日

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誘惑に勝てなくて荻窪で下車。
トーコさんが教えてくださったワインバー「ディマンシュ」に行く。
ワインをハーフボトルとグラスと、結構な飲酒。
ボトルはねえ、えーと、ロワールのプィィ・フュメ。
ひとくちはお水のようでした。透明な味。
赤のグラスはラングドックのコルビエール。

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ダチョウ肉の赤ワイン煮込みと、
だいすきなエスカルゴ。バター炒めは、バター高価のため中止らしい(笑)
でもすっごーくおいしかったー
この日も「SIROP」に行く。泥酔。ズブブブー。


そんでもって、

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今日もごはんを炊いて、おかず持ち寄り。
コテッチャンを炒めて、野菜でくるんで韓国風、
ザーサイ、あとチャーハンもなぜか作って、

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ごはんにチャーハンをかける。
チャーハンをおかずにごはんを食べた。バカでいるのは楽しいと思った。



水曜どうでしょう

おぢさんが風邪をひいた。
高熱で動けないらしい。3日間寝込む。
タテルヨシノのシェフズウィークに行けない。
うんうん唸って、しっぽもシュンとたれさがって、
おふとんでいい子して寝てるんだろうか、想像して悶えた。かわいい。
そろそろ自分があぶない人間になりつつある。
そして近所の犬のおさんぽを見て、
犬がおぢさんに似ているといっては朝のおさんぽタイムに張り込んで、
犬を撮影したりする始末。ちなみに動画はこれこれ

しっぽのぱたぱた具合と、足の長さとかすらっとした胴体とかが似てる。
「おれがこの程度の散歩で満足すると思うなようぅ?」
みたいなむかつく態度なのに、しっぽは満足げにぱたぱたしている、
そんな生意気なツンデレっぷりも似ている。抱きしめたい。


無職は暇だからな。


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家人が静岡に行ったおみやげに、
桜えびと生しらすを冷凍したものをくださる。
流水解凍で、新鮮生しらすと生桜えび、復活。
おいしくて嬉しいおみやげだ。

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あと、今日も荻窪のバー「SIROP」で泥酔。
ここのマスターは20万でお店を立ち上げた、
ある意味、人生のチャレンジャー。開店数ヶ月しか経ってないので
是非行ってやってください。安くて面白くていいバーです。
荻窪「カッパ」の向かいにあります。
美人のトーコさんがいつもいます。
不細工の私もたまにいます。


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あ、無職で暇なので、近所のイチオシ旨いラーメン屋「支那そば あおば」
ここは昼間しか開いてないので無職じゃないと行けないのだ。
この日の「あおば」はいつにも増して、むちゃくちゃ旨かった。


つづく。
posted by さくらこ at 23:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のたべもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月14日

ツタンカーメンエンドウ

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ツタンカーメンエンドウ

珍味の伝道師、わしの御師匠であるカーネルさんが
mixiの日記に載せておられたものを借用しちょります。

ツタンカーメンエンドウとは、
ツタンカーメンの墓が見つかったとき、その墓の中から副葬品として出てきたエンドウマメの種。
それを世界中で栽培し、
いまは「むらさきえんどう」として日本でもわずかに流通している。
その昔、学研などでもフロクとして取り上げたため、
この時期に「ツタンカーメンえんどうできました」な記事が増えるが・・・

外見は、普通のエンドウとはまるで違う、濃いむらさき色。
中身の豆はごく普通の緑色なので、豆ごはんに使えるのだが、
ところが豆ごはんとして炊飯器に入れて炊くと、
あら不思議、出来上がったごはんは赤飯のように薄むらさき色に炊き上がるのでした。
カーネルさんいわく、味は雑草のような貧相な味とのこと。
品種改良を繰り返し、味を追及した日本のえんどう豆と比べたら、
そりゃあ古代エジプトの豆はなあ・・・
ちなみに古代エジプトの野菜は、このような豆やらモロヘイヤだったらしい。


(実際に手に入れたら、調理して炊き込みごはん実験やってみます)
posted by さくらこ at 13:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫・果実・山菜の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

モルディブ・フィッシュとマグロカレー

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モルディブ・フィッシュ。

モルジブ版かつおぶしである。
大変貴重な品。アメ横でも滅多に見つけられないお。

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日本で流通している普通のカツオは「サバ亜目サバ科カツオ属」なのに対し、
こちらモルディブフィッシュに使われているカツオは
「サバ亜目サバ科ハガツオ属」のハガツオ。
ちょっと違うんである。
カツオブシ文化がこちらから流れてきたわけでもなく、偶然の賜物。
遠く離れた地で、このように似たような変わった発酵食品が作られるのは稀である。
ちなみに日本のカツオブシは「世界でいちばん堅い発酵食品」なんである。
(byもやしもん)



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九段下のスリランカカレーのお店「カンチャナ」
珍しいモルディブフィッシュをダシに使用したカレーと、
カジキマグロカレーなどの、あちら特有の変わったカレーが食べられる。
この日はスリランカカレーオフ、6人集まり、
このお店の8種のカレーすべてを制覇することになった。


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チキンカリー(ペントタ風)


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チキンカリー(コロンボ風)

まずはお店の基本カレー、チキンカレーから。
ここのチキンは大山地鶏を使用しております。
コロンボはペントタに対して辛さ控えめでマイルドな味。
ペントタのほうが旨いかな。基本なので、きっちりまともな味。
ここのカレーは基本、どれもスープカレーです。


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えびカリー

ブラックタイガーを使ったえびカレー。
これは旨かった。
変に味を主張しすぎない素材なため、カレーそのものの味がわかりやすい。


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マトンカリー

北海道でもよく食らいましたが、マトン(成羊)はそんなに旨い素材じゃないです。
当たり前だけど羊はラム(子羊)やら乳のみやらのほうが断然旨い。
質のよくないマトンなんかだと、ものっそいクセがあって大変なんですが、
ここのはそこまで悪くなかった。じっくり煮込んでいるおかげかもだけど、
でもやっぱり「普通のカレー」の味とは遥かにかけ離れてる。
ちょっと違うカレー、をお望みの方にはいいと思う。


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日替わり野菜カリー

タイカレーと同じように、ココナッツミルクをたっぷり使った白いカレー。
今日のはナスでした。これもふつーに旨い。
辛さもとってもマイルドで、辛いのがダメなひと向け。
ここでよく「普通に」という単語を使っている意味は後ほどわかります・・


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ポークカリー

壁メニューにしか書かれていない、おそらくは新メニュー。
豚肉使用の、ごく普通の日本カレーの素材を使い、
ルーはスリランカカレー、これもこのおかげでルーの味がよくわかります。
下のレンズ豆カレーにも入ってるこのワカメみたいなん、なんなんだろ?


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レンズ豆カリー

これもおそらくは新メニュー。
フランス料理なんかでは春先にごく当たり前に見かけますが、
珍味の伝道師、カーネルさん曰く「普通はあまりみかけない」とのことなので
日本食としてはあまり見ることも食べることもない食材なのかもです。
確かに私もフレンチの仕事やるまえは見たことないな。
これもうまーい。味も、これもマイルド。
珍しい食材、味もとても「普通にうまい」ってことで、これもお勧め。





さ て 。



しつこくしつこく
「これは普通」と書いたには理由があって、
レンズ豆だとかマトンだとかをはるかに凌ぐ、恐ろしいカレーがありまして、



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フィッシュカリー

カジキマグロを使った、スリランカカレーならではの
お魚を使ったカレーなわけですよ、ここで真打ちがこれ。

南インドの魚カレー「マチリ」や「干し魚カレー」も、
銚子名物サバカレーも、
大阪のオバハンの作るサバカレーも食ったことないので他はわかりませんが、


私にとっては!


これほど、


一口以上食せなかった食べ物は































い!!!!!!!!!!!!!







とにかく、肌にあわないことこの上ない。
食べた瞬間、鳥肌。
「あ、意外といける」とかほざきながら食ってる声聞くだけで鳥肌!(すいません)
思い出しても鳥肌!
向こう3日は思い出すのも怖い存在でした。

日本人に「魚カレー」系を受け入れにくい人が多い理由として、
日本人は魚文化で育っているため、下手に魚カレーとか、そういうのは、
魚の味に対して舌が敏感なため、ダメになっちゃうんだそう。
そう、私は筋金入りの煮魚嫌いなうえに、瀬戸内育ちで直球魚文化。

これほど、
目の前の食べ物を全身で拒否したのはほんとひさしぶりだ。
こわかった。わーん。



ちなみにむちゃくちゃ書いてますが、
ふつーに食べてるひとも2人ほどいましたので、
別に、大丈夫なんじゃないかなとか思ったり思わなかったり思ったり。
あ、やっぱ思わない。


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アチャールと追加用香辛料。
アチャールは、チャツネよりも少しマイナーかな、ピクルスです。
日本でいえば福神漬け。
いろんな野菜を使うみたいですが、ここではタマネギのアチャール。
アチャール、チャツネやタマリンドの作り方はここに載ってます。

チャツネは、ちょっと気取ったお店にならよく出てくるけど、
ちゃんと美味しいアチャールを出すお店はあまりないかもしれません。
いままでだと、
高円寺のインディアでは赤ピーマンのアチャールの美味しいのが出てきました。
ここのたまねぎのアチャールは非常に好みで、家でも作ってみたいくらいです。
お店の方(特におばさま)は非常にホスピタリティあふれる方で、
カレーに使用されている「モルディブフィッシュ」に興味を示すと、
現物まで見せてくださり、手に入るお店も教えてくださいました。
ネット通販以外ではなかなか手に入りにくい品でして、
ほんとうに助かります。ありがとうございました。


写真画像はオフ会参加者のこちらの方のものを使用させていただいてます。
とても綺麗なお写真、ありがとうございました。
この方のアルバムに何度も登場の「もつ焼き マルイ」は、
うちにリンクしてくださっているはてなシュランのこの方のサイトで見、
いちどは行きたいと思っているお店だったりいたします。
ちなみにここ、『わ』のことも紹介してるんで、味はきっといいんだろうなあ。
桜寿司(馬刺しの握り)がたべたいよう。
posted by さくらこ at 23:02| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

ホワイトアスパラ「コート・ドール」

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きれいなたべものはこのうえなく美しい。









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GW明けて翌日、仕事疲れを癒そうと「トロワグロ」に行こうとしたおぢさん、
その日は定休日だったのでしょんぼりしてお店の選択権を私に与えてくれた。
こんかいわたしが選んだのは、三田の名店「コート・ドール」。

新宿のドトールに今日はスーツ姿で現れ、
前回のタケノコ族姿のチンピラとはまるで別人にしか見えないおぢさんは、
最寄り駅の白金高輪からコートドールまでの道のりで迷子になった際に
「こっちからおいしそうなにおいがする!」
と無茶を言い出し、わけのわからない路地に入ったくせに、
なぜか見事に最短距離でお店にたどりつくという芸当をこなしておりました。
ほんとうにすごいひとだなあと毎回思います。いろんな意味で。


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赤ピーマンのクーリ

このお店の名物のひとつ、アミューズの赤ピーマンのクーリ。
見事にふわっふわ。ゆうわりとした食感、とても繊細でクリーミィ。
ピーマン独特の味はほぼ残っておらず、かすかにやさしい味として残滓がある程度。
ピーマン嫌いでもこれは大丈夫。
私は舌触りに感動したのだけど、おぢさんはイマイチの様子。
テーブルにちんまりと置かれたなでしこの花は、食用にもなります。
これがアミューズかと思いました。
テーブルの花をむしって食うアミューズが出てくるフレンチレストラン。
それはそれでいいなあ。
なわけねえだろ。


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フォワグラのテリーヌ

今日もオールアラカルトで元気に食すおぢさん、
オードブルはフォアグラのテリーヌからスタート。
添えものはレンズ豆らしい。
このテリーヌは美しいなあ。じいっと見入っていると、
おぢさんがふとこっちを見て切り分けてくれた。
舌でじわあっとゆっくり脂がとけて味が染み入る。
これはおいしいいいいいいいいい!!!!!!!!!!
でもやはりおぢさんは「うーん」てな顔。
テリーヌ皿のうえの3つの調和が合わないんだそうだ。
なんだか、バラバラだなあ、とか言いながらじっと噛み締めていた。
テリーヌ、最高なんだけどな。
ぷるぷるしながら私も食べました。

(後日ネットで調べていたら、このレンズ豆とテリーヌが
若干まとまっていない気がするみたいな記述が他にもありました。
あれだ、おぢさんも言っておりましたが、
「好みはひとそれぞれというのが大前提で、個人的な評価を出しているだけ」
ってことです。コートドールは非常に高い評価を得てますし、
私もとてもおいしいとおもいました。
ここでの辛口評価は、参考までに書いております。)


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野菜のエチュベ コリアンダー風味

わたしのオードブルは定番らしい野菜のエチュベ。
すっぱい!すっぱいでござる!!
エチュベは野菜から出た水分で蒸し煮にする料理法なんだけど
量が大目なもんで大変だった。すっぱくて。
味?ふふふ。
すっぱさで混乱して覚えてない。


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長崎産平スズキ皮つきかりかり焼き マスタードソース

かりかりおさかな大好きおぢさんのために、
私が頼んだおさかながこれ。
「自分のすきなもの頼めよ・・・」
といわれましたが、まあまあまあ。
じっと見ているおぢさんに、3分の1を切り分けてシェアしたら
「こんなにくれるの!?」
必要以上に驚いていました。ソースがねえ、もう、すごい。旨い。
かりかりというよりはしっとりだけど、うーん最高。

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福島相馬産ノドグロの天日焼き オリーブソース

スズキとずいぶん迷ってノドグロにしたおぢさん、


「・・・・・・旨い。」


とぽつり。
そう、これは手放しで「旨い、旨い」と褒めちぎり、
うれしそうにワフワフと食べてました。ソースが、最高。
スズキのソースもよかったけど、同時に比べてみると格段にこちらが上。
はっとしてしまうほどの味。
「これはいい、これは素晴らしいね」
ずっとそういいながらごきげんでたいらげた。


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北海道茶路産 仔牛のロースト

わーたーしーのーるんるん
絶妙な火の通り方。

ここで、切り分けてシェアしていた私たちをみて、
一瞬だけ表情がひきつったサービスの方がおられた。
(支配人さんではないよ)
まあ、しょうがないのだけど、
でも表情に出したのはこことベージュ東京だけかな。
ちなみに、私らのうさんくささを目の当たりにして、
じーっと見つめ続けたのもベージュ東京だけだ。
どこのお店に行ってもかなり視線を感じるんだが
(そりゃうさんくさい同業者臭を漂わせてんだから仕方ないが)
階段上から見下ろしながら、モロにこちらを見て耳打ちしあっていたベージュは
ある意味すごいチャレンジャーだと思う。グランメゾン級のお店なのに。
私が新聞を見ている隙にじっと観察し、私がそちらを見るとそ知らぬ顔で
すーっといつのまにか顔を元の位置に戻しているなかなかタヌキなのはアピシウス。
ちなみにタテルヨシノは黙っててもたまにシェア用に白皿を出してくださる。
いろんなお店があるなあ。
今度から、最初からシェア用の皿を頼もうと思った。

わたしが肘をついて、サービスの方がお皿を提供するのを邪魔していると
おぢさんはすごく叱りつけるのだけど
(肘をついているせいで提供が遅れる=サービスマンが頭のなかで考えている、
他のテーブルや料理の仕上がり時間との調和が崩れて迷惑なんだそうだ)
シェアについては何も言わない。自分のを切り分けてさっさと私に食べさせる。
「ある程度の知識とマナーは必要だけど、
必要以上に凝り固まった常識や概念は別に必要ない。
メニューも食べきれるなら食べたいものを頼んでいいと思う。
一緒に行く人間と合わせる、とかいうが、合わせるのもサービスの力量。
お客側がそこを考えすぎる必要はないと思う」
一時期、うちのブログを見て、好き放題に注文するうちのやり方をみて、
フレンチは同行者と食べる品数を合わせるものだと書かれたことがあるが、
それに対してのおぢさんの意見。
まあ、グランメゾン級なら、力量をお店に任せるのは間違ってないのかもしれん。
私は、結構外食時のマナー、常識の概念が強すぎて、
逆に接客をする側のときにその「自分の常識」をお客様に押し付けてしまうときがある。
今回の、一瞬表情に出てしまったサービスの方と同じだ。
間違ったシルバー(カトラリー)を使われても腹立たしいときがある。

自分がサービスの立場になったときに、
あとからいつも後悔して、思うことは、
私のような常識や概念に凝り固まった人間は、サービスに向いてないなってことだ。
ネットで、うちのブログを見て「そんなのはマナー違反だ」と書いた方と同じ、
私もなんだかんだでその方と同じ、型にはまった、
自分が考えるうえでの「サービスに向いてない人間」だ。
お客様がなにを注文しようとそれはお客様の勝手や好みであって、
それをうまくあわせるのは、確かにこちらの役目だ。
間があけば、それを埋めるなにかを持っているべきなのもサービス側。
なにが正しいのか、は結局わからないけど、
寸たりとも表情に出さない接客をしていたおぢさんを私は知っているし、
ささいな常識をお客様に押し付けないおぢさんの考え方は好きだ。
まあ、自分が好きだと思うほうを学べばいいんだな、
ぼんやりとそんなことを、そのひとを見ながら考えていた。


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国産牛のしっぽの煮込み 赤ワインソース

「しっぽください」
と頼んだおぢさんがかわいかった。
牛テール煮込みといえば、秋に訪問した「KM」だが、
あのときあまりのおいしさに顔がほころんでしあわせいっぱいだったおぢさん、
今回は表情が曇り空。
「これは・・・ほんとうにじっくり煮込んだの?」
わたしに聞かれても困る。
切り分けて私にくださるのを食べてみた。
確かに、味がしみこんでいない。味が浅い、というか。
「煮込んだ赤ワインとソースの赤ワインが違う気がする。
それを一緒にしたら一体感はあったのかも・・
それにしても肉に味が乗ってないなあ。普通に美味しいけど。」

そう、なんだろう、以前たべたKMの牛テール煮込みとか、
あとうちで作るラフテーなんかは、肉の奥の奥まで
ぎゅうううっと煮込み汁の味がしみこんでて、
そういうのがないんよ。不思議だった。
ネット上ではすんごっく評価がいいのだけど、
これもまた人それぞれの好み、なのだろうか。


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アラカルトで、デザートだけ最初の段階で注文していなかったおぢさん、
今日は甘いものを食べる気分じゃないとのことだが、
なら、ってんで、せっかくなので、ここの名物、

茹で上げホワイトアスパラガス 4725円

「ロワール産のホワイトアスパラでございます」
コトっと音をたてて置かれたそれは、
切り分けると湯気まですんっごいいい香り!!!!

質のいい塩とからしのソースで食べると、鼻からつんとアスパラの香りが抜ける。
東京で最高のホワイトアスパラを出すお店、というのは過言じゃない。
旨すぎて声が出ないおぢさん。
しばしふたり、固まって感動。
こりゃすごい。本当にすごい。

本来ならオードブルの品なのだが、
あまいものが今日は食べたい気分ではなく、
どうせなら、春だけ提供されるここの名物を食べたいと伝えると、
支配人さんが「それはどうもありがとうございます!」とにっこり。
動じない。
テーブルにホワイトアスパラを置いたギャルソンの若い男性も
「デザートがわりにアスパラ、というのもおつですね」
またも、にーっこり。
動じないなあ。
今回のこれはさすがに破天荒すぎたか、と心配してたんだけど。
私がギャルソン側なら、デシャップで「なんじゃそらあ!」とか言うレベルだぞ。
変な注文をしてほんとうにすみません。
ブログ上でいちいち難癖つけるみたいに書いてますが、
サービスも素敵ですし、全体的に品もあって、
わがままも聞いてくださり、
特に、わたしには、
フォアグラとスズキとノドグロはさいこーに美味、
赤ピーマンのクーリとホワイトアスパラは感動モノでした。

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熊本産 和栗(丹沢)のモンブラン

中にねえ、栗がねえ、こぉ、ぐりぐりっと詰まっててねえ、
しかもサクサクでさあ、フォーク入れるとシャリってさあ、
これは最高。おいしーーーい!!!!ハートたち(複数ハート)

お茶菓子についてくる爪楊枝、その袋がややきっしりと堅くて
紙が高級品!コート・ドール、ツマヨウジの袋の紙質まで高級品!!
↑というようなことをひとりで小声で騒ぎ立てておりました。
「うーん、これは通常の倍の値段はするね!」
とおぢさん。なんだかなあ。低俗で申し訳ない。


わがままばかり書いておりますが、
日本最高峰といわれる名店に行けてしあわせでした。
ありがとうございました。
いちど行っただけで評価を定めたくないから、
もう一度行って、また牛テールを頼んでみたい。
そして、あの感動のホワイトアスパラに会えるのは次はいつかなあ。


posted by さくらこ at 04:03| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

GWバカ飲み日記4

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トーコさんちからそのまま帰宅、風呂に入り新宿へ。
東口のドトールでおぢさん(44)と待ち合わせ。
おぢさんは女性店員に尻を頬に押し付けられながら(毎回この人はなんなんだろうか)
中国についての怒りの討論を交わした。反中のふたりは白金高輪に向かう。

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この日は三田のフレンチレストラン「コート・ドール」でお食事。
味も日本最高峰、値段も日本最高峰の誉れを持つ(誉れか?)お店だが
なかでもこのホワイトアスパラが最高だった。
詳しくは後日別に書くことにする。

銀座のMAIMONで牡蠣とシャブリの組み合わせでシャバシャバしながら
その後おぢさんはワイン教室へ仕事に。私もファイリングの仕事に向かう。


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仕事を終えて荻窪「SIROP」へ。
トーコさんもいた。満員御礼だった。
だいすきなウィルキンソンの辛いジンジャーで割ったアマレットを2杯ガブ飲み、
その後、荻窪の「ぐるり」という博多ラーメン屋でジャバ食い、

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日本中のラーメンで、博多のがいちばん好きだな。
からし高菜を入れまくってショウガもね。最高。替え玉して帰る。

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この日の朝はさすがにこれのお世話になった。
ウコンは毎日飲まざるを得ない。
肝臓が重い、そろそろ禁酒だ。

アルコール中毒というのは、実はものすごい量を飲んでいるだけがなる理由じゃない。
毎日、夜の晩酌をするだけでもアル中になるのである。
アルコールが完全に身体から出て行くには丸2日かかる。
つまり晩酌は、身体に常にアルコールがある状態というわけだ。
そんなウンチクはどうでもいいので明日から2日は最低酒を経とう。



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その次の日。
仕事中にドイツから帰ってきた近所の赤メタボ(改名)マァヴさんからメール。
吉祥寺のバーに行かないかー(^_^;)
とのお誘い。
ウィー!ムーッシュ!!
吉祥寺に向かう。
5年以上前からちょりちょりと行っていた、
たっかい酒もいい酒もセンスいいのも揃えてある素敵バーである。


って、


禁酒は!?



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お土産のドイツのチョコをつまみながらマァヴさんはブランデー、
(チョコに合うんだこれが)
私はボルドーの赤をフルボトルで開けてちびちび飲む。
目の前にあった「DRC フィーヌ1979」が気になる。
ロマネ・コンティのブランデー、ボトルで8〜10万ほど。
ワンショットで1万だ。

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「のむかー?(^_^;)」
といわれたので、ウイーッス!!と答えたら本当に開けてくれた。
ありがとう赤いメタボリッカー。よっ、お金持ち!
上は、すこしだけ中身をグラスに入れ、あぶってグラスを香りづけしているとこ。
すっごい手間をかけ、すっごい商品を大事に大事に、
最高の形で提供してくださろうとしてるところですよ奥さん。

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口に含んで、舌に乗せておき、しばらくして飲み込むと、
舌から何度も何度もロマネのブランデーの強烈な味があふれ出てくる。
なにが言いたいかきっとわからないと思うが、
私もなにが起こったのかがさっぱりわからないほど凄まじい衝撃だった。
口のなかが一度ひいやりと冷たくなる。その後の味の口内蹂躙が凄まじい。
感動した。ワインのほうのロマネも飲みたくなった。
60万かあ・・・・・・・

開けたワインのコルクをぶどうのキーホルダーにつけていただき、
ロマネの空ボトルもいただき、手にさげてボトルをブンブンさせつつ
その後タクって自宅に帰る。
長かったGWが明ける。
posted by さくらこ at 08:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

GWバカ飲み日記3

GWももうすぐ明ける5日。
小中高と25年来の幼馴染と吉祥寺で会う。

大学で離れたが、私が東京にいればあちらも市ヶ谷勤務になり、
私が富士山で働いていれば偶然あちらも私のいる山小屋の前を通過するという、
適当に縁のある子である。

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ポムの樹。
オムライスをたべ、武蔵野珈琲店→中道通りのおちゃらかに移動。
久々に中道通りの「かうひいや3番地」に行こうとしたら
昨年11月に建物の老朽化で閉店しておられ、ものすごいショックを受けた。
テーブルが昔の足こぎミシン台を使っている落ち着くカフェで、
武蔵野珈琲店の次に吉祥寺で気に入っていたお店だった。ざんねん。

友人に、将来をものすごく心配された。
生まれてきて申し訳ない。
明け方まで焼酎のボトルをあけた。泥酔。
そのまま仕事。



次の日、仕事中にトーコさんからメールが届く。
「『わ』にいきませんか」
ウイーッス!20時に仕事が終わるでござる!
そう返信すると、おなかがすいたのでもう食べてしまいました、
とメールの返事が届いた。泣く。
泣いていたら、
じゃあ荻窪でのみませんか、と、また即OKメールを出す。
既に連日連夜で深酒し、身体中の毛穴から酒のにおいをさせながら荻窪へ。


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サンテミリオン。

同い年で、生年月日が1日違いなのにトーコさんは私と雲泥の差で、
ものっそい美人の上にトーク上手で学生時代にフランスに行っており、
看護婦なのにソムリエ資格も持っているという、にくいあんちきしょうである。
ニートの私とはえらい違いだ。泣ける。

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荻窪のワインバー「ディマンシュ」

・・・のエスカルゴ。
グラスワインをのんでまだまだいけるぞってんで、ハーフボトルを2本あける。
意外にジャブジャブ飲めるもんだーーって調子こいて
この時点でグリングリンになってんのに2軒目。


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おなじく荻窪のショットバー「シロップ」

・・・の哺乳びんウィスキー。
ポックリボーイさんといい、トーコさんといい、
紹介してくださるお店のセンスが抜群にいい。
ちなみにポックリボーイさんのとこに出てた『わ』やら「寿栄広」「カッパ」は
かなりの頻度でわしもいっちょるよ。
「ポックリボーイさんとこ、まだ羽生ネタやってますか」
とトーコさん、いま見たら5月6日もやってました。
なにこのタイミングのよさ。

シロップはお値段が安いのにすんげー雰囲気よくて味もよくて
しかもお店は荻窪カッパ前で店主もいいひとだーーーー!!

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とまたちょーしこいて泥酔、連日なにやってんだと薄ら意識のなか自問自答、
終電を逃してトーコさんの家に泊まらせていただいた。
次の日昼からフレンチ行くってのに。


生まれてきて申し訳ありまゴールデンウィーク。
posted by さくらこ at 07:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

GWバカ飲み日記2

GW中、久々に仕事をした。
青山で仕事をして帰り、原宿まで歩いた。
GWでにぎわう原宿、呼び込みをしている原宿駅前のイタリアンにフラリと入る。
パスタの1品注文なら、まあ高くても1500〜1800円ほどだろう。
どうせ三鷹に帰っても駅前でどこかに入るし、ここで食べることにした。
たまたま入ったそこはボッタクリで有名な某イタリアン、クッ○・ドレ、
入ってメニューを見たらパスタが2600円なんて値段。
コロッケは3600円くらいだった気がする。
うわー。
リストランテだとかいうなら話はわかるし、高いのは別にいいんだ、
でもフツーの店内、接客態度もフツー、むしろ淡白すぎるくらいなのに奉仕料10%、
「ウチは旨かったでしょ!」とお客がレジに来るたびに評価を押し付ける店長、
金曜の夜の20時台なのにお客が私を合わせて3組という不自然さ、
もう、なにもかもが胡散臭い。出てきたパスタは旨かった。

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味はいいと思うし、素材もいい、
フツーの店なのにあのわけのわからない値段設定をしたり、
店長の、自分の意見押し付けみたいな行為さえなきゃむしろいい店なんじゃないか。
帰ってネットで検索したら、
「ク○ク・ドレ ぼったくり」の検索が腐るほど出てきた。
知りあいは、トイレを借りたら500円取られたらしい。
すぐに警察を呼ぶことでも知られているらしい。
まあ、なんだ、
たとえばミシュランに出るようなレストランがむちゃくちゃ高いのは
「別世界のような綺麗な内装」「素晴らしい接客」「破格の旨さ」
が揃うからであって、普通のお店がそれをやれば、
いくら旨くても、まあボッタクリと言われても仕方ないのかもしれない。
入り口にたくさんあるメニュー表には値段がひとつも書かれてないしな。
「ボッタクリ」は言いすぎかと思うが(味はいいので)
トイレが有料だとか、すぐに警察を呼ぶとか、
そういうのを聞くとまあ自業自得だよなと思う、そんなくだらないGW。


別の日。
足の治療てことで連続勤務を控え、この日はお休みを取る。
おぢさんからメールがきて、
「GW明けたら「ミッシェル・トロワグロ」行くけど、君も行くか?」
ウィー!ムッシュー!と二度返事。
トロワグロのフランスのほうのお店の話を前回して、
それで行く気になったらしい。でも行くと決めた日はトロワグロの定休日。
それを告げると、ものすごいテンション落ちた声で
「・・・・・・・・・じゃあ君が店選べば・・」
結局コートドールに行くことにした。赤ピーマンのクーリが楽しみだ。

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カッパ。
久々のレバ刺し。
焼酎で酔っ払いながらチャリで帰宅。



別の日。
仕事中、なぜか左胸あたりに絞られるような痛みがし、早退。
痛みはすぐおさまったが、次の日も用心のため休めといわれる。ガッカリ。
狭心症か、はたまた肋間神経痛か、
まあなんにせよ、たまに出ていた痛みなのでGW明けには病院に行こうと思った。
運動量が足らないかな?でも足が悪いので歩くのも控えなければならん。
左足をかばうせいで、最近は右の腰が悪くなってきた。
病気には困らんな、次から次へと。
クサさんに電話して、そのまま中目黒へ。
中目黒の「串若丸」へ向かう、串とかチャンジャとか明太子とか。

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「1年ぶりですねプリプリ」
みたいな話をし、「カンパーイ」と言おうとして間違え、
「ごちそうさまです」と言ってしまう。なんなんだ自分。
おごられ体質が染み付いてしまってるのだろうか、いやらしいなあ。
頭につける自転車用のライトを見せていただいたのだが、
どこからどう見ても、八つ墓村のモデル、都井睦雄の犯行時の格好(※注1)だ。

すごくほしい。わたしも都井睦雄ゴッコがしたい。

※注1参照画像↓
img_983999_44650379_2.jpg


その後、中目黒内を移動、
「シンガポールナイト」というひっそりバーに入りマティーニ。
クサさんは焼酎を暴飲。

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出てきた細いソーセージを指差し、
「クサさんのチンチンと同じくらいの細さですね」
みたいなお世辞で褒めちぎってきた。
終電で家に帰る途中、レンタルビデオ屋で「硫黄島からの手紙」を借りる。
泥酔して帰宅するなり爆睡。


posted by さくらこ at 00:19| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

GWバカ飲み日記1

割合、自分の考えのなさには反吐が出そうになることが多々ある。
30〜1日は大概に仕事がなさそうなので
4月に入ってから辞めてしまった仕事もGWに少しはやるつもりが
なんだかんだでやっていない。来月どうしようか。


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昨日は、朝起きて風呂に入り、
エステを予約した。ネット検索で適当に探したのだが、
どうもいつも私は一見さん運がいいらしく、
宿にしろ、食べ物屋にしろ、今回のエステにしろ、
結構いいところを引き当てる。
西荻窪のココに行ったのだが、
入会費とかなしの9500円ぽっきりだし、商品買わされないし、
ちゃんといろいろマッサージもあるしで、なかなかよかった。


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チャリで西荻まで移動。いい天気だった。
途中、たまに行くカフェ「ブルーリーフ」に立ち寄る。
雑誌に出ることのある喫茶店の多い西荻において、
好みの店内、外観なのに唯一雑誌などに出ていない喫茶店である。
「物豆奇」だの「DANTE」だの「どんぐり舎」だのと、
本当に西荻にはいい内装の喫茶店があるが、ここも気に入っているひとつだ。

ようやく着いたエステは、女性店員ひとりで切り盛りをされており、
話し方もあやしいし電話対応も、かけても出なくて、
留守電に入れたらようやく折り返しかかってくるという
めっちゃ怪しさ満点なんだが、行くとびっくりするくらい普通だった。
もっと普通の対応すればいいのに、イタ電でも多いんだろうか。
器材も揃っていて、部屋も綺麗で、腕もいい。


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あまり褒めると宣伝乙みたいになるのでやめておく。
そのあと同じく西荻の喫茶店「どんぐり舎」に行き、
「セクシーボイスアンドロボ」を読破。


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夕暮れ、南口の「戎」で一杯ひっかける。
「長野におれは行ったんだ、おれが暴動を止めた」
みたいなことを言っているテンガロンハットのオヤジがいて、
外見がやや安岡力也に似ていなくもなくもなくないせいか、
隣にいたちょっと頭がいっちゃった感じのオヤジに
「安岡力也さんですよね」みたいなことを何度も何度も問われ、
本人もいい気分になっちゃって
「あんなやつたいしたことねえよ」などとフカしはじめる始末、
頭いっちゃった感じのオヤジは、店員にも隣の客にも
「あのひとは安岡力也さんですよね」
を壊れかけのレイディオのように繰り返し問いかけ、
「ウザー」みたいな顔を露骨にした店員に
「ちがいますよ」とさらりとかわされる中、
安岡似のオヤジ、やや左寄りな考えを大演説、
「おれが中国との仲を取り持ってやったんだ長野で!おれが!」
みたいな話に神妙に頷き、
「それはとてもすばらしいですね、世界平和万歳」
というふうなことを真顔で返事しながら帰宅。
ちなみに画像の串は、たん下、てっぽう、コブクロ、ホウデン。
ホウデン、金玉さんのことである。

チャリで家に帰り、夕方から寝る。起きたあと明け方まで、
涼宮ハルヒの憂鬱ともやしもんのアニメ版をなぜかもらって見る。


今日。
昼すぎにおきる。
なぜか藤原紀香結婚秘話みたいなのをYouTubeで見る。
洗濯をし、近所の美味いラーメン屋「あおば」でつけめんを食らう。

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洗濯物を干し、布団を干し、ガジュマルの植木を外に出す。
もう暖かくなってきたので観葉植物も外でよかろう。
部屋の掃除をし、床も拭き、漫画本も売るものを整理していたら
年末になくした腕時計が出てきた。叫び声が出た。
実は時計がなくなり仕事に差し支えるため、
先月末に誕生日のとき時計を買ってもらったばかりだった。
正直に申し出ることにした。新しいのも古いのも、
私の趣味丸出しで買っていただいたため両方かなりのお気に入りだ。
よかった。そして職場でポケットサイズのダストパンをなくした。
これも買わねば仕事にならない。はあ。出費がかさむ。
空気の入れ替えをしつつ、今日も「もやしもん」とドラマ「ガリレオ」を
YouTubeで見る。映画を借りに行こうかと思いつつ、
「ガリレオ」を見終わってからにすることにした。
「自虐の詩」「子猫をお願い」あたりを借りたい。
缶ビールでほろ酔い、
吉祥寺の「まぐろ人」に行かないかという誘いがきたので、
どうしようかと迷っている現在である。


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結局『わ』にした。


お客は私らを含め2組しかおらず、
その1組が誕生日だったようでケーキのおすそわけをいただいた。
相変わらずチャンジャから始め、〆はホルモン焼きうどん。
初めて頼んだメニュー、切り干し大根のキムチもなかなか旨かった。
1時ごろ帰宅、「ガリレオ」を見て寝る。
posted by さくらこ at 14:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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