2008年03月31日

春を食べる旅♪ 生しらすとイルカ

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熱海の桜るんるん
半年ぶりの熱海です。

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熱海駅前の、何故か舞妓さんを横目に見ながら
18きっぷで新蒲原駅へ移動。
今回の静岡春を食べる旅行の趣旨は、
18きっぱーのための、駅から徒歩圏内で行ける最高のお店。

新蒲原駅に到着。意外に栄えている駅前。
駅を出てすぐにある「岩科酒場」はこのサイトで見つけた最高の居酒屋さん。
まずはカツオのハラモのあぶり(写真上の右)を食べながら物色。

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値段が安い。
安いうえに、酒屋さんが経営しているため酒が旨い。
ツマミも旨い。昔ながらの田舎の飲み屋さん。

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まずはこれでしょ、この春いちばんの生しらす。
しょうゆとしょうがで。うんまーーーい!!!!!!!!!!

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ここに来たら是非の、イルカのスマシ。
背びれのことらしい。
いままでイルカは数度食べたけど、いちばん旨かったです。
塩をぱらりとふりかけてそのまま食す。
イルカのタレとかああいうのよりはるかに旨い。
スマシ自体、そうそう見ない食べ物だけど、ここでは是非おすすめしたい。

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黒はんぺん。
静岡のおでんに入っていることで有名な黒はんぺんは、
実際のところつみれと同じだと思う。小魚のすりみ入り。
これはおしょうゆで。いやあ、どれも旨い。
酒屋さんってことでどうせなら静岡の地酒を注文。
臥龍梅大吟醸、無ろ過の生原酒。さすがに旨いわこれは。
フルーツの香りたっぷりのまろやかで甘やかな日本酒。

このほかに大根と牛すじの煮込みなんかも食べておなかいっぱい、
それでも2000円いきませんでした。なんだこの旨さで安さは。
ここは絶対に、また来たい。ほんとさいこーさいこー
早い時間に来ないと売り切れ続出だよー


さて、16時から飲んだくれ、
これから焼津に移動。まだまだ飲みます食べます。
posted by さくらこ at 22:59| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

春を食べる旅♪ アナゴの稚魚、のれそれ

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母と寿司屋にいくと、のれそれが出ておりました。
のれそれ。
アナゴの稚魚で、主に高知などで獲れる、春を告げる魚。

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すしすし。
なべなべ。

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今期は最後かな?のあんきもを食べて、大垣へ移動。
大垣夜行。

のれそれを皮切りに、
さて、今年も春を食べる旅に出ます。


posted by さくらこ at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月29日

大阪旅行、海遊館と明石焼き

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久々の新幹線ホーム。
この日は、白馬での友人(22)の就職祝いに、大阪に向かいました。
ぬぬぬ。久々に会った友人はむちゃくちゃ美人になっちょりまして、
おとうちゃんはものっそい心配です。悪い虫がつかなきゃいいが。

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海遊館。

http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=2743088&video_id=3422329
ジンベエザメ。

http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=2743088&video_id=3422410

おさかなくるくる。


長女のかおちんは相変わらず才女で器用っぷりを発揮しとりました。
昔からなんでも人並み以上に器用にこなす子で、
そりゃもう羨ましい才能だったんですが、いろいろ悩みもあったようで、
それも克服できていた様子、心から安心しました。
ほっぽっぽにしておいてもいつの間にかクリアして戻ってくるような子でしたが、
なんだかんだでいちばん心配な子でもありました。がんばりやさん。

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クラゲだいすき。きらきら綺麗。

次女のよちょちょ、人一倍おんなのこらしくてそりゃもう愛らしい。
女の子らしい点によく気が付く子で、思い悩むことも多いようですが、
わたしはこの子のことにあまり感けることができずにいて、
それが非常に悔しい限りです。悩みのピークにいつもおとうちゃんは不在。
自力で悩んで、いっぱい遠回りして、解決してようやく戻ってきて、
久々に会ったときになんでもない顔でおりましたようですが、
人に心配かけることをしない子なので、心配です。いちばん乙女です。

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海遊館最寄駅を出てすぐにあるたこ焼き屋さん。ポン酢で。
うめぇ。

さて、3女めぐめぐ。
就職できるんか?というか社会に出られるのか?
と出会った当初はいちばん心配しましたが、結局4人のなかでいちばん
意外と器用に世渡りをするようになりました、たぬき系美少女。
一時期はおとうちゃんがからかいすぎたせいで反抗期を迎えましたが、
それも無事に卒業。かわいすぎていじりすぎてしまった。
順調に友達もでき、バイトもし、彼氏もでき、大学を卒業、
就職をして名古屋へ。ここまで無事にこれてなによりだ。
世間様へ。だまされやすそうな子なのでこの子をだまさないでください。

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「たこ昌」のたこ焼き。
下は明石焼き。「たこ昌」さすがにうめぇ。

posted by さくらこ at 20:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

バースデー、タテルヨシノ。

誕生日あたりに大阪に帰省したのですが、
それよりすこしあとのこと。
偉そうな態度をしたうちの近所のラブラドールに似ているともっぱら評判の、
いつものおぢさん(43)とタテルヨシノに行きました。
4度目。

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食前酒はなにになさいますか、と聞かれ、
シャンパンでスタート、私がジャン・ヴェッセルの白、おぢさんはロゼ。
プティアミューズの、チーズ風味のグジェールをぱくぱくしつつ、
なにを食べようかとメニューを広げますと、

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花束をいただきました。おぢさんに。
いや・・・・・・なんというか、
プレゼントというと花束しか浮かばないらしい。
あまりなにも考えてないだけなんだろうが、非常に嬉しかった。
普段、パーティーやウェディングの仕事で見慣れているもので、
豪華絢爛できれいな花をたくさん見てきたが、
いや、これは嬉しい。人にもよるのだろうが。

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「これほんとうにもらっていいの?」
と問うと、
「見せるだけとか言われたらいやだろ君も。
そういえば小学生のとき、誕生日にクラスの女子がプレゼント持ってきて
『見せるだけね』って言ってそのまま帰りやがったな・・・イラっとくるよね」
どうでもいいことを思い出して嫌そうな顔のおぢさん。
態度がでかくて偉そうで、傍若無人で背が高く
ヤ○ザも道をよけるこのおぢさんが花屋で花束を買ったのか。
すごすぎる。

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感動のあまり説明が遅れたが、上のさらに上の画像、
左はわたしの大好きなタテルヨシノでおなじみのアミューズ。
かわはぎのマリネ。これほんと美味し揺れるハート
右はおぢさんのオードブル。
トーション仕立てのフォワグラとフォワグラのマリネ
フリュイセック添え


で、上の画像は私のオードブル。
子牛の胸腺肉のテリーヌ ラングスティーヌ添え

テリーヌ大好きだ。大好きすぎてテリーヌ写真集まで買ってしまったほど。
新メニューだーっと喜んで即決。
もー、めっちゃめちゃ美味。
ラングスティーヌ(手長エビ)も身がプリプリで引き締まっておいしすぎ。
「次はおれもラングスティーヌだからいいよ」
と言ったおぢさんの口にも放り込む。
だって旨かったら、旨さを共有したいじゃないか。

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季節野菜のエチュベ 手長海老のクリスティアンと共に

野菜が食べたいねえ、とほざくおぢさん、ごきげんでサラダをカルト注文。
出てきたのがこれ。野菜?野菜というか、立派に魚料理だ。
画像じゃわかりづらいが、新鮮で多種の野菜がてんこもり。
そのまわりと手長海老のすり身をパータブリックで包んで
クリスティアン(カリカリに仕上げること)したもの。
この手の込みよう。そして野菜旨すぎ。
手長海老は素材が良すぎたので、すり身よりさっきのプリプリのがいい、と私が言うと、
サラダなのに、それだと野菜が目立たないから、とおぢさん。
フレンチって、すごいなあとつくづく思う。

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おぢさんのポワソン(魚料理)は、
本日の魚料理で注文をしたそうで、今日は的鯛。
で、ポワレ。ういきょうのクリームソース。うまそ。

さきほどのサラダ、如何ほどのお値段?と私がびんぼくさいことを問うと、
おぢさん、「5000円ほど」との答え。サラダが5000円。
いや、そういうことが言いたいのではなく、
以前行ったシャネルのレストラン「ベージュ」でも、
サラダがそのくらいのお値段だった気がした
写真を見比べてみて、いや、好みは人それぞれというのは当たり前として、
同じ値段でなら、わたしはタテルヨシノの、この手の込みようが好みだ。

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パセリをお付けして焼いた仔羊のロースト

本日のわたくしめは、ダブルヴィアンド(肉料理を2回)グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)
まずは仔羊。出た瞬間からその迫力に圧倒。
以前、アラカルトでダブルヴィアンドを頼んだとき、
サービスの方に「女性には少々多いかと」とおっしゃっていただいた際、
「いや余裕っす」
みたいな返答をし、軽くたいらげたせいか、もうポーションに容赦ない。
がっつり来ました。そしてやはり旨い。
ありがちな妙なクセとかないし、ほんといい素材。
やわらかくてジューシー、肉汁がぎゅっと濃厚。

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鴨のロティ 蜂蜜とスパイス風味

鴨のロティは以前こちらでいただいたのでいいや、と避けましたら、
おぢさんがご注文。で、以前とちゃんと違う。
カシスを添えて、同じ鴨でもまったくちがうアクセントと風味。

この日、オマール海老(1万2千円くらい・・)目当てで来たおぢさん、
オマールは、と聞くと、
「本日は夕方の仕入れでございます」との返答でがっくり。
しゅんとし、珍しく痩せの大食いのおぢさんが普通の量でお食事。
次はあるといいね。
金持ち憎い。わーん。

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仔うさぎのトゥールト サリエットの香り

アラカルトでたのんだ、わたしの2番目のヴィアンド。
仔ウサギのトゥールトというので以前食べたブノワの同名のものを想像していたら
予想よりはるかに大きなポーションで出てきました。
しかも中身、内臓やらいろいろ、具が詰まりすぎ。
どっしりしっかりがっちり濃厚な内容と味。
いや。すいませんでしたと言いたい。
前回「余裕っす」とかナメたこと抜かして申し訳ありませんでした。
どう考えても私の完敗。頑張って完食。

(とても濃厚かつ充実した内容のトゥールトだったので、
味についてまた後日書き加えたいなあと思ってます、ここに。)

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今日はブルゴーニュのみでいただきました。
シャンパンを早々と飲み干し、結構ほろ酔い気味でのお食事。
気分いーなあ。平日の昼間っから。
右はおぢさんのデセール。いちごづくし。
シェフの吉野さんがテーブルに来られて、挨拶してくださいました。
おぢさん大歓喜。


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どーん。

どどーん。(嬉)



おとなりのお席の方も偶然バースデーだったようで、
お店の方が歌をうたっておられたのですが、
その方がむちゃくちゃ歌がうまく、おぢさんかなり感心。

「いやね、彼女も実は誕生日でして・・よろしければ歌ってくださいます?」

おぢさん・・・
予約のとき、わたしの誕生日とか言わなかったんだな・・・
普通言うだろ・・・さてはオマール海老目当てだったんだな・・

で、出てきたわたしのデセールには飾りつけ。
お皿の下のほうにわしの名前。(なのでカット(笑))
このデセール、ごぼうのムースなんですわ。
味がしっかりごぼう。なのに、旨いんだ。なんで?
ごぼうのスライスを揚げたものも入ってるのに、
でも旨いんだ。

お店の方々が歌ってくださり、お祝いしていただく。
やっぱり歌ってらっしゃる方の歌が非常にうまい。
もう、照れて顔があげられないわし。
それもお店の方につっこまれる。
いまブログを書いてる時点で、一人称が「わし」になってるってことで
どれだけいまだに照れているかを察していただけると幸い。
ほんとみなさま、おぢさん、ありがとうございました。

その後、オイルマッサージを施術していただきにゆき、
のんびりと過ごす平日の夜。
とてもとても幸せなバースデーでした。
ありがとうございました。

これで迎えるのが31歳じゃなきゃ言うことないんだがなあ。
posted by さくらこ at 23:32| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月13日

知床回顧録

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もう5年ほども前になるか、
私が就職していた会社を辞めた年のGWから、
全国を転々とするリゾートアルバイターに転身した。
GWは軽井沢、初夏は富士山山頂、夏は白馬で秋は野辺山。
それまでたいして自由もなかった人生だったので、目新しく、楽しい1年だった。
リゾートアルバイター生活は去年の春まで続くが、
5年前のこの年、冬に行ったのが北海道は知床だった。

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全国をフラフラしていてあちこちで友人も出来、
その友人のひとりに薦められたのがここだったのだが、
冬の知床は1時間で飽きる流氷と極寒だけが名物の、
あとは閉ざされた地にありがちな身内身内した人間関係の濃い場所だったが、
珍しい食べ物が旨かったのはありがたかった。
休日には凍った海をどこまでも散歩し(※上の画像)
気が向けば、仲良くなった居酒屋の店主とカニを食らう。
酒と珍味好きの人間には嬉しい日々だった。
2月の上旬から3月下旬の2ヶ月近くをここで過ごした。

いちばん上の画像の、フレペの滝(乙女の涙)は、
わたしのいちばん好きな場所で、滝が青く凍りつき、それはそれは絶景だった。
その周囲を、かろうじて残った草を食む蝦夷鹿。
落ちれば命のない滝のフチを、私と鹿でぼんやりと日が暮れるまで過ごした。
ちなみに休日に私が部屋にいないときは、だいたい職場の方が
フレペの滝まで私を探しにきていた。かなりの距離があるが、暇なのか。

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左が「蝦夷鹿」右が「ヒグマ」
どちらも刺身である。
このとき食べた蝦夷鹿の刺身はあっさりしすぎで身が軽い味。
逆にヒグマの刺身は濃厚で、動物味が強かった。肉食だから?

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これは「トド」の刺身で、これはヒグマと鹿の中間くらいの強さの味。
濃厚というよりは・・・なんだかよくわからない濃い目の動物の味?
別段、旨い!というわけではないがとりいってマズイわけでもなかった。
いちばん旨かったのは断然ヒグマで、これはもう一度食べたいと思ったが、
実はヒグマやらトドやらは、生で食べるには相当なリスクを背負うらしく、
自分の身体が大事なら、そうそう食べるもんではないなんて話も後日聞いた。

右の画像は、流氷をアップで撮ったものだが、
流氷をクール宅急便で送るシステム2800円なんてのもあった。
流氷のうえをずっとずっと歩いて散歩するのは楽しかったが、
場所を誤るとそのまま川向こうまで散歩できる可能性もあるので注意だ。

当時、デジカメもなく、携帯で(しかも5年前の)で撮影したため、
かなりのサイズの小ささと画像の悪さがご容赦願いたい。
posted by さくらこ at 00:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道・沖縄の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月02日

リスおぢさんと僕〜弥生の月のおひるごはん

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いつのまにかさらさらと時間はながれて、
わたしが平日、ぐうたらと「具合が悪い」だのほざいて
仕事をおやすみしているあいだにも季節は過ぎて、
ぼんやりと3月をむかえました。うるう年。もうさんがつ。
花屋の軒先と、こよみのうえではもう春です。


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レストランのメニューも一足はやく春を告げるのでした。
スパルタとは言えない、マイペースワイン講師のおぢさん(43)と
ワイン教室のおてつだいをのんびりとしたあと、ランチへ向かいます。
花粉症で、目をしぱしぱさせているわたしは、
外出をするのがいやで、ひきこもりの日々。
陽の高いうちはとてもあたたかく、窓辺で陽にあたたまりながら
おてつだいの合間にAOCを暗記するのでした。
ちなみにいつも強気で自信家のおぢさんはこの日、風邪でくったり。


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イタリアの、貴腐ワイン。あまーい。
りんごのような味。

ちょっと自信をつけて、おぢさんの居ぬ間にワイン屋さんへ。
ふんふんとラベルを見ながら店内散歩。
で、みつけた札に、


「サガ・ボルドー」


の文字。
それを見て、素で、

「佐賀県産のボルドーかあ」

と思うわたくし。
数秒して、
「ちょ、ボルドーはフランス!!!フランスうう!!!!」
と気づくも、遅し。
ボルドーと書いてあってフランス産以外のはずはない。
「サガ・ボルドー」というワイン名なだけである。
絶対ソムリエ試験なんか受からない。無理。金の無駄。
痛感。

posted by さくらこ at 00:32| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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