2008年02月25日

千葉に喧嘩を売られたのでした。

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仕事で千葉に行きました。



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千葉駅前のファミレスに入りました次項有くつくつ
ひとりで入ったのにこの↑仕打ち。
確かにひとりで食らう量じゃないけどさ。泣ける。


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もう1ヶ月ほど前になりますが、
三鷹の「寿栄広」でポクポクライフのポックリボーイさんと緊急飲み。
1年ぶりですが相変わらず子煩悩極まりないおとうちゃんでした。

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冬の味覚・あんきも。寿栄広さんの自家製お漬物。
上の画像左は、寿栄広名物の大トロのカマと中トロ刺し。

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ポックリボーイさん、どうもありがとうございました。
ごちそうさまでした。

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毎週末のようにネットカフェに住み着いておるので
最近は読みたい漫画がちゃんと読めてそれはそれで嬉しかったりで、
雑誌も買わなくていいし漫画も買わずに単行本読みできるしで。
(あ、でも「もやしもん」と「3月のライオン」の最新刊は買いましたお)
「大変でしょ?」といわれることも多いですが
さほど気にならないどころか寒いなかを歩いて帰るほうがよほど辛いわ。

で、そんなこんなしとりましたらもう花粉症の時期。
冬が帰ってゆくのが今年は早かったなあ。歳かなあ。
昨日は久々に自律神経失調症の症状がでました。
かなり久々で、こいつがまた毎回出るごとに症状が違うんですが、
全身の皮膚が、衣擦れでも激痛がするのが5日ほど続くときもあれば
吐き気とめまいだけのときもあり、今回は過呼吸。
初だ。びっくりした。死ぬかと思った。

そろそろ老人なのかなあ。
posted by さくらこ at 15:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

チーズオフ2

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春ですな。
色とりどりスイートピー。
イタリアンレストランにランチにゆきました。サーモンサーモン。
あわせたのはイタリアのの「LEO RIPANUS」
レオ リパナスピッチェーノ DOC
マルケ州 (モンテプルチアーノ、サンジョベーゼ、カベルネ)
これはラベルが気に入って独断でわたくしめが選びました。
派手な味わい。 
勉強のため、ドルチェのときに貴腐ワイン。

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飲食業界でいうところのニッパチ(2月、8月)であるここ最近は、
平日暇なのでおぢさん(シニアソムリエ 43歳)のワイン教室で働いております。
時間のあるときはソムリエ試験に向けての勉強をみていただいているのですが、


「フランス10大ワイン産地って何?」


と聞いてしまったところ、

「・・・・・・・・とりあえずブルゴーニュのAOCを暗記してから口聞いてくれる?」



ちきしょう。



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前回の続き。


といっても今回のはオフ会の報告ではなく、
日々食べためていたチーズとワインの画像。

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シュールストレミングオフで食べたフロマージュ。
デンマークのアーラブルーチーズ。
すっごいカビの入り方。うまかったです。


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おうちチーズの「フルムダンベール」
相変わらず青カビかウォッシュチーズが好きなもので、
家で買ったワインに合わせてちょぼちょぼと食べておるのですが、
帰宅時のカバンがものっそいチーズ臭くて、
チーズ臭いということはつまり、ま○まん臭いということでして、
もう、まん○んくっさいのなんの。


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右はこのあいだ(07年11月)のボジョレー、
左は平日行っているイタリアンレストランでマネージャーにいただいたワイン。
金の網目のかかっているほうはデザートワインなので、
すっごくあまくてそのままネットのお供にいただいたのですが、
赤いほう。これは若くて若くて、渋くて暴れて苦労しました。
おぢさんがワインを教えてくださっているときに開けたのですが、
自宅なのでデキャンタもなく、そのまま部屋に1時間半放置。
「もう飲んでいいよ」
といわれて飲んだそれは、1時間半前に飲んだワインと同じとは思えない味。
「たった1時間半のあいだに、このワインは10年の時間を過ぎたんだよ」
若すぎたワインは、1時間半のあいだに熟成し、ピークを迎え、
最高の状態で味わえられ、そして山を越え衰えてゆく。
その、まさに絶頂を口にすることが出来た。
魔法をみているようだった。
ソムリエの試験を受ける受けるといいながら、
結局、仕事仕事で埋めつくされて勉強の暇もない私は、
こんな、初歩のことさえ知らない。
でも、
知らないでいたことで、こんな魔法を目の当たりにして感動できたことは、
それはそれで嬉しいことだ。





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チラガーと竹虫。
たーーーけーーーむーーーしーーー。
たけむしです。チラガーはまあ、沖縄名物なのでよく見るものかも。
竹虫は、スナック菓子のような食感。もう虫じゃないよなこれ。

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チラガー(豚の顔肉)は網焼きにしました。
コリコリうまー。
焼酎をあたためたり、ステーキ焼いたり。

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まだコスモスも満開の12月。
多摩川の河川敷にて冬のいちにち。

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左が「小笠原みりん」
右が、鹿の血のブランデー。
鹿の血のブランデーのほうは、オリジナルモノらしくこれしかないそう。
本当の味醂。みりんはもともと、普通に飲むことのできる美味しいものです。
「みりん風」やら、最近の「味醂」は元来のみりんではない。
これを飲んで、心からそう思いました。
本当に、あまくてうまい。本当の、本来のみりん、旨い。



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カルシュタッター ザウマゲン リースリング AUS

本日のおうちワインです。
蔵元はアンクリッヒ、ドイツワイン。
ライヘッセン、プファルツ地方 カルシュタット村のアウスレーゼ。
家族経営と産量がすくないため、数年に一度しか作られないワイン。
糖度が高く、果実感が強いため、デザートワインとして飲まれる。

そのまんまなにも食べずにのんでました。
いっぽんあけちゃったんですが、
甘いワインはがぶがぶいっちゃうのできーけーんー。
寝まーす、おやすみなさーい。

posted by さくらこ at 22:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | その他のたべもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

リスおぢさんと僕4〜ランチで味の日

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仕事で、しっぽぱふぱふおぢさん(43)と三田に出る。
最近は自由が丘のワイン教室のほうの仕事の手伝いで、平日はこんな日々だ。
合間にソムリエ試験の勉強をみていただいているのでまあ有難い。
午前中の仕事を終え、さてお昼にするかと。
三田ならってんで「コート・ドール」あたりにしようかと思ったら
この日はお休み。マイミクさんの日記に出てくる「minobi」にしました。
オーグードジュール系列。秋に行った「ヌーヴェルエール」もこの系列です。

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アミューズ以外はすべて2種のうちからひとつ選べるようになっているので
すべてのメニューをお互い違うものにする。
昼間から酒。赤ワインを注文。
おぢさんがブルゴーニュ、私がボルドー。
グルゴーニュ型とボルドー型のグラスの意味から、地層の違いに至るまで、
ブルゴーニュとボルドーの基本の基本から教えていただく。

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帝王ことおぢさん(43)のいちばんの才能は、
素人にものを理解させるのが非常に上手、ということだと思う。
まあワイン教室やってんだから当然っちゃ当然なんだが、
おかげさまでさっぱりプーな私でもずいぶん理解できた。
ヘイコラ。ごりごり(ごまする音)

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グラスで香りを嗅いでみて、
「あ、こっちはいつも飲んでるほうだ」

自分すごい。なんで?なんで?
おぢさんも驚く。
いやあ、君、馬鹿だと思ってたけど意外と大丈夫かもねえ、と。
余計なお世話だ。
「いつも飲んでいるほう」イコール「おぢさんの好きなブルゴーニュ」
ということだったようで、そういう意味で正解だった。
好きだからいつもそれを頼む。なので嗅ぎ覚えがある。
それだけの話なんだが、まあ嬉しかった。素人なので。

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「カ・・・おれのカリカリおさかなポワレ・・・うう・・」
ものすごいおぢさん好みのカリカリっぷりを発揮したおさかなを、
オマール海老の恨み返しとばかりに奪い取りました。
おぢさんのカリカリポワレ好きは周知の事実。
おぢさんには上のお肉のパータブリック包みのほうをまわしました。
トントロと仔羊のバラ肉を白ワインヴィネガーとミルポアで煮込んで、
甘味を出したものと、ラタトゥイユとクスクスと合わせ、
パータブリックで包み焼きしたもの。
それはそれで旨いのだけど、やはりおさかなに未練のあるおぢさん、
虎視眈々とカリカリを狙うおぢさん。もはや戦い。

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ダストパンが可愛い。
普通はスティックのダストパンか、大きな銀のダストパン(パンくず掃除)なのだけど
ここはこんな可愛いのを使ってらっしゃいました。
撮影させてください、というと快くテーブルに並べてくださるギャルソンさん。
「○○町で売ってたんですよ♪」
ランチはおひとりでまわされているギャルソンさん、
とても感じのよい方でした。

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「味の日」という意味の「minobi」さん、
からり晴れた冬のきゅっと寒い日の昼間、訪れるにとてもよいお店でした。
お店の方々すべてが感じよく、
ゆったりと話しながら心地よい時間が過ぎてゆきます。
おぢさんと、
ワインのおはなしもたっぷりできて、
今の季節お店を悩ますノロの話、
経営の話に料理の話、いろいろできて本当に楽しかったです。

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13日、日本でも最大級の寒波だったそう。
昼間でも、寒い寒い。
まーーーー、しっかし寒い。
話題の岩手の「蘇民祭」、どうしても行きたかったのに行けぬまま。
東北雪まつりの数々も行きたいなあ・・
続いて本日、バレンタインデー、今日も寒い模様。
皆様も、風邪にはお気をつけて雪

posted by さくらこ at 04:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

リスおぢさんと僕3〜BENOITにて

大人のおともだち(※注1)である、ワイン教室をやっているおぢさんと、
教室の関連で銀座に出ることになった。
昼間のマロニエ通り。カフェを探す。
「パティスリー・レカンに行こうか、」
と切り出したおぢさん、
マロニエ通りからすぐそばにあるはずのお店へ向かうが、現地にお店はない。
2004年末に閉店したことを知り、おぢさん大ショック。
「そんなに長い間、おれは銀座から消えてたんだなあ」

大丈夫、私なんか一瞬たりとも銀座に関われたことのない人生だし。


(※注1 大人のおともだち)大きなお友達、大人のおもちゃから発想、勝手に造語。
セフレ、元カレカノとの現在の友人関係、犬とご主人様、などなど
さまざまな意味をこめて使えるが、この場合は「金持ちと下僕」


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仕事だもんで今日は珍しく一張羅の18万(笑)のコートを羽織り、
客引きもチラシ配りさえも寄せ付けない、そのスジの人オーラを発揮しつつ
おぢさん、銀座→新丸ビル→青山の順で移動。
夕刻、晩ごはんはどうしよう、とようやくメシ話になり、
ヒルトンの「21」やら池袋の「ラボンダンス」が定休日と知り、
さんざん思案したあと、青山の「ブノワ」に決定。
「ブノワ」は、シャネルにある「ベージュ東京」と同じく、
パリのマレ地区にあるミシュランで星をとったお店の日本支店。
ただこちらは「ベージュ」とは違い、ビストロなわけですよ。
貧乏服のわたしにもやさしい。

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ビストロだと聞いてお店に入るとおどろく、とても綺麗な内装。
広い広い一軒家のような造りで、写真でみた内装よりはるかに良い。
内装だけでずいぶん気にいってしまった。加えて夜景の見事さ。

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パンよりも先に出てきたこれは、プルミエアミューズ(?)、
板やポッキーのような形のスキャッチャに、
ヤギのチーズのディップとタップナードをつけて食べる。
このタップナード、素晴らしく旨い。イタリアンのようなアミューズ。
去年まではくるみのペーストの1種だけだったみたいです。

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こちらはドゥジェームアミューズ(という言い方でいいのかどうか)。
この日はふたりとも、9000円のコースにプラスアラカルトだったのですが、
この2番目のアミューズは、コースによってはないものもあるそう。
で、これ。なんとかのロワイヤル。なんとか、が思い出せない。
色からしてキノコ?いや、そういうものじゃなかった気がする。
(思い出したら、後日書き換えておきまーす・・すいません)

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コースにすると、結構な数からいくつか種類を選べる
これは私の前菜。青首鴨のドディーヌ、ジュレ添え。
フォアグラを、青首鴨でぐるりと巻き込んだもの。
つめたくておいしい。フォアグラ、濃厚。舌で薄甘くとろける。

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前菜とポワソンのあいだに、アラカルトで頼んだ
スペシャリテのフォアグラを入れていただく。これはお店におまかせ。
ワインは白で、それぞれブルゴーニュとボルドー。
シャトーグランメーヌとモンテリー。

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おぢさんのオードブル、
ズワイガニのアスピック仕立てとアサリのクリームスープ、ラルドン風味。
右もおぢさんのポワソン。
ヒラメのダルヌ 旬野菜のエチュベ レモン風味のジュ。
カメラ慣れしてしまったのか、食べ物が運ばれても「待て」のポーズ。
ちょこんとした手がかわいい・・

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オマール海老のココット ニューバーグ風 フヌイユの煮込み
これはコースに金額プラスαすると加えることのできるメニューで、
この日はどーしてもオマールの気分だったので頼んだのですが、
私が撮影を終えるとオマールのカラをフォークでぱこんとはずし、
じっと料理を見つめたおぢさん、
「うーん、恨まれちゃうねえ」
と言って、ぱくーん、ぱくーんとでっかいオマールの身を2切れ食べた。

・・・。

わたしのオマール海老は?


ちいさい残りのオマールを食べるわし。
「うーん、想像してたのとちょっと違うねえ?旨いけど。」
のたまうおぢさん。
泣ける。

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ラカン産ピジョンのア・ラ・ブロッシュ 蕪とベトラーブ グラッセ・ヴィネグレ

鳩肉、さほど好きではないのにあれば毎回頼んでしまう。
そして今回も私は鳩肉でいってしまった。
前回たべたときより独特の鳩肉の甘みが少なく、食べやすかった。
が、やはり大好きかといわれるとそんなことはない。
ワインは赤を注文。
それぞれ、コートデュローヌとラングドック。
ラングドックが、特徴的な鳩の肉に合うこと合うこと。
ラングドックの強い苦味が苦手だったのだが、
鳩肉と合わせると、とたんにやわらかく苦味が失せる。
これには感動。合わせると、まるで味が変わる。
互いの欠点を補い、旨みを前面に押し出す。
普段しっぽフリフリさせてるおぢさんは、やはり本職のひとなのだと痛感。
ばかにしたよーなことをさんざんブログに書いてすみませんでした。

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ウサギのトゥルト、アンディーブのロティ ソース・シヴェ

「仔ウサギ、ではないねえ、仔では。この味は」
人のオマールを食いつくし、ゴキゲンなおぢさんのヴィアンドはウサギ。
お値段おさえめでサービス料も取らず、それでいてこのレベルの味。
ビストロでもサービスはかなり安定しており、料理は手間のかかった上等なもの。
「素晴らしいね、このお店は!」
久々に手放しで褒めるおぢさん。
わたしも、個人的にですが、以前行った、お値段もプライドも高そうな
シャネルに入っている「ベージュ」より、はるかに好みのお店でした。
すべての面において。同じ系列なのに。

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苺のタルト キルシュ風味のサバイヨン グラスフレーズ・フロマージュブラン
右はル・ブノワ ショコラ・オレンジ
「ル・ブノワ」はオレンジのアイスと一緒に口に入れてみてほしい。
ぜったいに一緒に食べてみて、というおぢさんの言葉に従って口にしたのだが、
もう、絶品。別々に食べるよりはるかに美味。素晴らしいよ、これ。


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階下に喫煙にいきたい、とメインまでを食べ終わったおぢさんが問うと、
サービスの方が、どうせなら、階下のカフェでデザートを、と、
デザート以降をカフェのほうに移動してとらせてくださった。
「タテルヨシノ」でもデザート以降はテラス席に移動して、
喫煙も兼ねさせてくださるのだが、それと同じ配慮。
帰りには菓子を持たせてくださったのだが、
帰ってから食べたこのマドレーヌが、また異常な旨さ。
いままでたべたマドレーヌで文句なしにイチバンです。すみませんでした。

帰ってからも旨いブノワ、また是非行きたいお店です。




posted by さくらこ at 01:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

リスおぢさんと僕2〜ハチノス刺し、蔵王牛

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蔵王牛、ハチノス刺し。


ハチノスは、牛または近縁種の動物の第二胃袋(レティキュラム)の俗称。
別名を蜂巣胃(はちのすい)、網胃(あみい)ともいう。
ウシ亜科の動物、牛の第二胃袋の俗称で、詳しく言うと第一胃袋
(ルーメン、俗称ミノ)に続く嚢状部分のことである。
名前の由来は、胃の内面が絨毛が蜂の巣のように、
六角形がならんだような状態になっているためで、
実際に表面に様々な形のくぼみを見ることができる。
第二胃袋を含む複数の胃袋は、反芻動物特有の器官であり、
そのなかでも第一胃袋と第二胃袋は反芻において重要な器官になっている。
このため、この2つの胃を総合して、反芻胃ということもある。
(Wikipediaより抜粋)

ハチノスである。
刺しなんてなかなか見ないが、どうやら生ではあまり食べないようで、
ここでもボイルされて出てきた。特に旨いとも思わず。

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馬レバ刺し。

白馬の「稗」で食した馬レバ刺しの旨さが忘れられず、
ここで注文したのだが、これも特に旨いと思えなかった。
「稗」偉大すぎる。そして今回入ったこのお店・・・

蒲田のスパに宿泊。
夜はなにを食べようか思案、横浜の中華街に出るか、というおぢさんを説得し、
寒いので蒲田でお店を選ぶことにした。
中華街はおれの庭なのにぃ、としっぽをぱっふんぱっふんさせるおぢさん、
「旨いと絶対思えないんだけど。この外装からして。」
とごねごねするのをなだめすかしながら店の階段をのぼった。

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蔵王牛特上ハラミ、蔵王牛特上カルビ。

蔵王牛がウリな上に、
「おれは絶対最高級のものしか食ってやんない」
と海原雄山を地でいくわがままおぢさん、
選んだのはすべて値段完全無視のオール特上。


なのに、


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蔵王牛特上タン、蔵王牛特上ロース。


なーのーに、


「まっずー」


絶対この店旨そうじゃない、やばそうだからせめて特上にしとく、
と完璧な回避作戦をとったにも関わらず、出てきた特上もきれいさっぱり不味い。
これ、普通のやつだったらどんなんが出てくんだ。
しかし値段を考えても、売り文句を見ても、
ここまで脂の刺しかたの無茶なものが出てくるとは思えない。
書いてる内容が内容なので店名は控えるが、決して値段も安くはない。
吉祥寺の『わ』で500円ででてくる肉のほうがはるかに旨い。
値段は一皿で5分の1ほどなのに500円の『わ』のが旨いって、なに?

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おぢさんが食べる量がひとつのテーブルにおさまりきるはずもなく、
隣のテーブルまで占拠する、注文の品々。
既製品にすればまだ旨いのに下手に手を加えてチャンジャまで不味い。


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美味しくない!と言いつつも我慢して食べたおぢさん、
「質のよくないものを食べると気分がね?魚を食べるとよくなるかなあ?」
と言いながらハシゴ、二軒目は「旨魚家 壱の蔵」へ。
大きなアサリやらを塩焼きにしていただく。
馬刺しはまずかった。
どこへゆけば出会えるのか「稗」のガンダーラ馬刺し。
三軒目はファミレスでパフェ2人前。
画像のほとんどを、わたしは食べておりません。

「まあ、腹8分目かなあ?」
と満足そうなおぢさんは、スパでフンフンしながらしっぽのお手入れをするのでした。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

リスおぢさんと僕1〜クジラの心臓刺し

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クジラのハツ刺し。
要は心臓である。
514円で食べられる、なかなか見れない珍味だが、
なぜか吉祥寺の「まぐろ人」にて、おつまみとして扱っていた。
何故。そしてそうたいして旨いものではない。

全国数人のおぢさんファン(なぜか本当に存在するのだこれが)おまたせしました。
ごきげんななめのおぢさんが吉祥寺にやってきました。
回転寿司の経験がほとんどない傲慢かつ優雅な食生活のおぢさん、
今日は「わたしのオゴリだから!」と丸め込んでつれていきました。


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カワハギ肝のせ、異常な旨さ。


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ホウボウにヒマラヤ塩をパラリと。


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シマアジ。


どーん。どーん。どーん。

しょっぱなから飛ばすおぢさん。白身3連発。
全国旨い回転寿司ランキングで1位に輝いた「まぐろ人」は、
多摩地区に展開している、ややお値段高め、でも味はレベル高めの回転寿司。
おぢさんを回転に連れていくのに、本当にそこらの回転に連れていったら
「この!おれさまに!このようなものを!」
とかキレてカウンターごとひっくり返しかねないので、
たとえ試しに連れていくであろうと、味の保障のできるお店にしました。

高くつくオッサンだな。


「ホウボウ、旨い・・(回転のくせに)」

おぢさん大歓喜。
語尾に必ず「回転のくせに」がついていることを気にしなければ。


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食います。


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食い散らかしてます。


流れているもので気に入ったものを目ざとくじゃかじゃかと手にし、
じゃんじゃん目の前に並べるおぢさん。
回転にほとんど来たことないもんだから、流れてるものでも平気で取る。
頼んで新しいものを作ってもらう、というのを知らない。
山のように積まれた皿は、座ったおぢさんの背よりも高くなり、
同じ種類でも気に入ったものは何度でも取り、ぱくぱく食べる。
底なし胃袋でかつて母親を食費だけで家計破綻させたおぢさん、未だ健在。
こんな食べ方する奴、初めて見たわ!!おまえはリスか!!!

「食べ終わってから取りなさいよ!」
と一般常識をぶつけるも、
「回転寿司程度の店で食い方とかあるか。プーン。」
みたいな返答。

金持ち憎い。


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ツマミをちょこちょことつまんでいる横で、
いつの間にか回転で2万ちかくのお会計をはじきだすほど食ったおぢさんが、
かなり気に入って3皿ほど頼んだのが、下の「まぐろ人盛り」630円。
大トロ、中トロ、赤身の3種なんだが、
この値段でゆったりとろける至福のお味。なかなかいい。


「回転でこのレベルはなかなかないね。まあ回転なんか行かないけど。」

かわいくないセリフを吐きちらかしながらおぢさん大満足。
回転しかほぼ行かない貧乏人は麦を食うわたしも、
「まぐろ人」は、かなりレベル高いと思いました。都内で回転なら1番かと。
ちなみにおぢさん、行きつけの好きな鮨屋は、
乃木坂にある一見さんお断り紹介制のお店だそうです。


あんちゃん悔しいのう、悔しいのう。


 
posted by さくらこ at 00:00| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

居酒屋あちこち、ヒラメのえんがわ。

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東京に帰ってまいりました。
みかんに積もる雪。東京は豪雪。



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いつもの三鷹の鮨屋にて、
久々に顔をだしたところ、
「いいのが入ってるよ!」とすごいホタテが。
2貫のあいだにさらにミニ握りが隠れてます。
すんごい量。でかさ。そして旨い。


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三鷹南口「風神亭」はよっちゃんと。
ここも1年ぶりくらい。超ご無沙汰。
いつものあちあちのワンタンに、シャシュリーク、
あとモツ煮込み。


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こんかい帰還してのいちばんの珍味はこれ。
三鷹の横河電機裏の「寿栄広」にて、ひとり飲み。
本物のヒラメのエンガワ。
ご主人曰く、よくお寿司屋さんで出てくる「エンガワ」ってのは
本来のヒラメの縁側部分を使っておらず、
カラスガレイのものを使用することが多いそう。
そう、この日でてきたエンガワ、よく見る回転寿司のものとはずいぶん違う。
聞くと、そう答えが返ってきた。
恥ずかしながら、回転以外でエンガワを食したことがない。
味も色もまったく違ううえ、本来のヒラメからはエンガワはわずかしか取れない。
カラスガレイは大きく、結構な量が取れるのだそう。
なので、一度は本来の「ヒラメのエンガワ」を食べてみてほしい。
本物とカラスガレイのものとでは、天地の差である。
上品な脂、さわやかな舌への旨みの絡み方、すべてが清らかだ。
あー・・旨い。その一言。
これはずいぶん気に入って、でも最後のエンガワだったので我慢。

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マグロとウニ丼。
「今日はイクラのいいのが切らしてるんだ」
というご主人の言葉にしたがってイクラはやめてウニにした。
いや、文句ありません。さすが「寿栄広」。安くてうますぎ。
ウニがあまあい。

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はいはい、今年もきましたよ。
冬のMY3大味覚のうちのふたつ。
あんきもと白子。ああ、しあわせ。
大の苦手な冬の、わずかな楽しみのいくつか。
白子、濃厚。
舌にぐわりと押し寄せる旨みにめまい。
あんきも、つめたくてゆるやかなあまみ。
こちらも濃厚なのですこしずついただく。
そうそう、3大のうち、あとのひとつは牡蠣なのだけど、
職業柄、今年は避けました。夏の岩牡蠣に期待。


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吉祥寺『わ』でーす。
仕事後にひとりでふらーっと来ました。
いつものチャンジャとレバ刺しでスタート。

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新商品、焼きしゃぶ。


ざざーーっと、
東京に戻ってきてからひとりないし友人と回った、久々のお店たち。
あーー、かえってきました。帰ってきたよ。
やっと実感。お店と共にうまれる実感。

ただいま。
お久しぶりです。
posted by さくらこ at 01:27| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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