2008年01月31日

京都から浜松へ、名物・浜松餃子。

実家から東京へ帰ることにした。


母もなんだかんだで元気だし、
なんでか父の遺影の中に私の写真が入っている(※注1)のが気にかかるが
おそらく母の私への「早く死にやがれクソガキ」コールではなく
生来のよくわからない行動ばっかりの日常生活から来ている、
なにか特に意味のない行為だと思うので見て見ぬふりをした。


kyo1.JPGkyo3.JPG

まあとりあえず京都まで出る。
夕方に家を出て、20時くらいまで京都をぶらぶらしてから
大垣まで移動し、
大垣夜行(※注2)で東京まで18きっぷで帰ろうと考えていたのだが、

kyo2.JPG

京都駅前の「新福菜館」でラーメン。
大垣夜行、指定席のみの列車なのだがすでに満員。
正月も明けきって平日なので油断してしまった。18きっぷ期間あなどれん。
まあ、ならゆっくり鈍行で帰るか、と思ったのだが、
京都を出たら名古屋あたりに出るまではへたな駅で終電を迎えられない。
大都市の駅に出ないと、安いネットカフェが駅前にないのだ。
田舎にもネットカフェはあるが、やたら高かったり、駅から遠かったりで
結構不便なことこのうえない。地理にも詳しいほうがいいなと考え、
京都でラーメン一杯だけ食べて京都を出発。
よくて名古屋、行ければ浜松までは出たいところだ。
いちばん上の京都の画像、
ラーメン屋二軒並んだ手前が「第一旭」奥が「新福菜館」。
京都駅前にある二大有名店の並びである。まあ、新福のほうが旨いんだが。


kyo4.JPGhamama1.JPG

左は米原駅で買った、銘菓「糸切餅」。このテの菓子のわりに旨かった。
名古屋だと栄まで出ないとネットカフェの場所がわからないので
浜松まで出ることにした。21時半ほどには浜松到着。
相変わらずの浜松駅のイルミネーション。
わりと早い時間に到着できたので、浜松名物を探すことにする。
うなぎ?それは3ヶ月ほど仕事で滞在してたころに食いつくしましたよ。
正月明けにも駅前の旨いうなぎ屋「あつみ」に行ったことだし、
今回はうなぎ以外で浜松の旨いものを探してみることにする。


hamama2.JPG

どーん。


浜松の隠れ名物は「浜松餃子」らしい。
ためしにググってもらいたい。意外と出てくる。地味に。
で、上の生意気な箇条書きがなにかというと、
浜松でいちばん有名であろう餃子屋にある注意書き。いたるところに。
このテのうるさい店といえば秋葉原のラーメン屋とかそのへんだが、
まあこんなのどうでもいい。珍しくはない。普通に常識的に食えばいいだけなのだ。

で、餃子を注文し、トイレに行く。

hamama4.JPGhamama5.JPG

左が洗面台に貼られたもの。
右がトイレの入り口。すすむごとに張り紙がある。
昔女子トイレでなにかあったのか。なんなんだいったい。

ドアをあけて中に入る。


hamama3.JPG


しつっけええええええええ。

なんなんだこの念の入れよう。
腹がたつとかイラつくとかを通り越して、
次は便器のフタをあけると貼ってあるとかいうオチを期待してしまった。


なかった。
あってほしかった。

メインは餃子のお店で、ラーメンはあまり出ていない感じ。
ツマミが2品ほどとあとは酒。完全に餃子の専門居酒屋。

hamama5.JPG

餃子の中身は野菜オンリー(だったと思う)。
美味しいのは美味しいが、何故野菜だけ?
で、会社の新年会にも使われていた。
有名店なのはわかるが、餃子とツマミ数品とビールだけで新年会でいいのか?
不思議なお店だった。駅から徒歩7分ほどの「むつぎく」というお店。
まあこのあたりのサイトのほうが詳しいかと。浜松餃子。

ネットカフェでまったりしていると、早朝4時半におぢさんから呼び出し電話。
そういえば浜松にいたのか。知らなかった。
いろいろ騒動がおきるのだが、それはまた別のお話。
翌朝、鈍行で引き続き東京に帰る。
実家帰省を兼ねた、日本3分の1周遊旅行、終了。


(注1)仏壇のうえのほうに父の遺影が飾られているのだが、
なぜかその右下のすみっこに私の幼稚園のときの写真が入っている。
なんでわざわざ遺影に入れているのか不明なうえに、
生きている人間の写真を遺影に入れることが
あまり縁起のよろしくないことだとも特に思っていない様子。
むしろ縁起がいいとでも思っていそうな勢いのこの頃の母の暴走っぷり。

(注2)大垣夜行=今のムーンライトながら。
18きっぱー暦の長い人間にとっては、いつまでもあれは「大垣夜行」。
posted by さくらこ at 23:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

新世界で食い倒れ、飛田新地探索。

sin8.JPG

sin10.JPG

愛してやまない町、新今宮。
1月の戎まつりだかなんだか、見に来てみました。
たぶん祭りの名前が違うけど、まあいい。

上の画像は、新世界から動物園前駅に抜ける道のあたりに、
路上にお店を出しているひとたち。
背景の、手荷物預かりの看板(日雇い浮浪者の方のための)やら
路上の雰囲気や売り物の内容やら、ひとめ見て、心から惹かれて撮影。
どうしてこんなにこの町は刹那的ではかなく、心惹かれるのか。
下は、新今宮駅から見える、あいりん職業安定所と、
その手前のアパート。作業着が全部雨でぬれてしまってる。


sin1.JPG

sin2.JPG

新世界、といえばの毎度毎度の「ヒカル」である。
「ヒカル」、相変わらず旨い。んで、ようやく顔を覚えてもらえた。
「まえにお母さんと来たよね?」そうそう、そいつです。
今日の鉄板焼きは、いままででいちばん美味しかったかな。
味がちょい濃い目、かーなーり旨い。

sin3.JPG

チャンジャにホルモン揚げ。
いつもの定番メニューだけど、これがいいんだよ。
お母さん用に、チャンジャを2人前、持ち帰りにしていただいた。
お母さんはここのチャンジャを食べて、チャンジャにハマったんだが、
この日持ち帰ったチャンジャは、チャーハンにしたらしい。

sin4.JPG

「ヒカル」のすぐそばにあった、外観で美味しそうだなあと思ったやこやき屋さん。
「新世界 かんかん」というお店だが、お客さんも途切れず、
味もすごくやわらかめのたこやきはかなりの美味だった。
有名なのか無名なのかは知らないが、かなり好みのたこ焼き。



sin7.JPG

sin6.JPG


ジャンジャン横丁。
このあたりは囲碁が流行っているのか昔の名残なのか、
東京でいうダーツバーやビリヤードみたいな感じで囲碁のお店がある。
おじさんたちの溜まり場。


sin9.JPG

新世界から動物園前へ、そこからいつもの飛田新地へ向かう。
時刻は冬の17時。暗くなってきたが、いままで昼間で大丈夫だったせいか、
なんの警戒もなしに飛田に向かうが・・
この上の画像は、普通の民家や商店のある道から、
向かいの飛田新地の遊郭街を撮ったもので、
普通の道のすぐとなりは日本有数の遊郭で、それに驚かされたので一枚。

778341152_178.jpg

飛田新地の裏手のあたり。
人気もなくひっそり。今回はじめての日の入りの見学でしたが、
昼間よりもはるかに空気が違います。
日の入りの見学はやめておいたほうがいいと思います。
撮影も・・今回はいつもよりかなりのヘタレ具合。
幾人かの男性にかなり不審な目線で見られました。
まあどう見ても不審者だしな・・スミマセン、地元の方。

以降は動画です。

http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=2743088&video_id=2573752

飛田新地の入り口あたり。
上の画像のすこし先のへんです。
人目を気にして、入り口あたりで挙動不審な自分。

http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=2743088&video_id=2573775

飛田新地のど真ん中あたり。
せまい道を通る車のほぼすべてはお客さんの車で、
車で通りつつ、お店の女の子(外に向いて座ってる)を物色します。
気に入った子がいれば、近くの駐車場にとめてお店に入る、と。
この日は夜だったせいかお客さんが多かったらしく、
いままで見たなかでいちばん女の子がすくなかったです。
どのお店も入客中・・

ちなみに、大阪ではソープランドが許可されておらず、
そのせいで、いまだこのような旧赤線(遊郭街)が現存しているとのこと。
店を「料亭」にしているのは、
お客と仲居の店内での自由恋愛、という名目上のため。
風俗店、ではないんですね。普通の、一般飲食店。
これは都内のピンサロなんかもそうらしく、飲食店扱いなので、
お店に入るとまず飲み物を注文、という手順を必ず踏むのだとか。
法律の網目をくぐっているというか・・これってくぐってるって言うのかな?
ただの屁理屈ではないのか・・

778339243_72.jpg

778341152_193.jpg

相変わらず新今宮周辺の家賃は安い。
上は、いままで見たなかでいちばんの激安物件だと思う。
最近は、ここらの日雇い労働者が高齢のため儲けがなく、
安宿はバックパッカーの外国人を相手に商売をしているそう。


西成暴動のニュース動画http://jp.youtube.com/watch?v=F3kvwWE1PKU

日本最後の暴動が起こったのは、ここ西成のあいりん地区でした。
特に平成2年のものは大規模で、報道も連日連夜でしたし、
火炎瓶飛び交う中、近隣の駅は焼き討ちに遭い全焼しました。
日本とは思えぬ(当時バブルど真ん中でしたし)光景に目を丸くしました。
西成警察の建物は、要塞のようになっています。
こちらのサイトに当時の詳しい記述と西成警察署の外観写真があります。
最近は、ただ面白がられ取り上げられることの多いあいりん、飛田地区ですが、
その歴史や土地のこと、いろいろ考えてみるのもよいかもしれません。
見えてくるものは、格段に違ってくると思うのです。


778339243_77.jpg

横浜の寿町、東京の山谷をはるかに凌駕するスラム、旧釜が崎、
その町の空気、景色、そのすべてを私はとてもとても愛しています。
観光の際は、是非マナーを守って、
現地の方に失礼のないよう、お願い申し上げます。
(貴方の身の安全のためにも・・・笑)

778339243_112.jpg



たこ焼き 新世界カンカン
浪速区恵比須東3−5−16
06−6636−2915
10時〜19時まで営業
定休日 月曜日、火曜日(祝日の場合は営業)


posted by さくらこ at 22:40| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月24日

河豚とひぐち家、心斎橋「ひで」再び。

実家に戻った。
伊豆を出て3日後に、ようやく実家到着である。
どんだけ放浪しくさってるんだと。

翌日、フグでも食いに出るか、と母を誘う。
うちの母は、天然というには言葉が足りないほどの、
中村玉緒も裸足で逃げる酷いレベルの大物天然なのだが、
しばらく実家に戻らないあいだに、
冷凍庫のなかにハーゲンダッツで持ち帰りアイスを購入するとついてくる
保冷剤を大事にとっといたのが積もり積もって、
私が帰宅して冷凍庫のドアをあけると、

ゴゴゴゴゴゴゴゴ、、、

音を響かせながら(大げさでなくほんとにそんな音がした)
私の頭上に20個近いカチンカチンに凍った保冷剤が降り注いできたのが3年前。
今年もやられた。
ものすごい説教をしながら保冷剤を捨てる私と、
しょぼんとした顔をしているんだけど目は
「保冷剤がもったいない」
とあからさまに思ってる様子の母。
数年に1度の恒例行事になりつつある風景。
どうでもいいんだが、うちの冷凍庫は保冷剤のせいでアイスが入らない。

fugu05.JPG

また母がわけのわからない遠慮をするせいで、
毎度毎度、結構いいとこのフグ屋に入りたいのだが
家の近所のフグ屋になってしまった。
このフグ屋に入る前にもひと悶着あり、「フグを食べるぞ」と言っているのに、
なんでか串揚げ屋の前で立ち止まり、
「この生姜を揚げた串(200円)でいい」
とか言い始め、正月に稼いできてなんで生姜揚げやねん!
小学生の小遣いか!とか路上で怒鳴って大喧嘩。
「本当はなにが食べたいの!」
と怒ると
「うう、本当はフグが食べたいでした」
なら最初からそう言え。なんなんだ生姜揚げって。ばか。

で、上の画像はフグの白子の焼き。
3000円くらいだったか、フグの白子は初めて食べたのだが、
わずかに塩味がきいて、トロリと濃厚。めちゃめちゃ旨い。
これはすごい。いままで食べたことのない、たとえようのない味。
「美味しんぼ」でも取り上げられてたけど、これはすごいよ。
トラフグのを今度は食べてみたい。もっと旨いんだろうなあ。
フグの白子焼きで絶句する母。旨くて感動したらしい。

fugu01.JPG

フグコースを2人前頼んだ。
フグ皮ポン。
毎年、近所のこのお店なんだけど、
母がそろそろ杖をつかねばならないかも、と外科のお医者に言われたとかで、
遠出ができなくなる前に、やはりなけなしの大金をはたいてでも、
いいフグを食べさせたいなあと思った。
母は外食のマナーがまるでなってないのだが、
母が若いころに贅沢をして外食三昧だったなら、
わたしはいまごろこうして苦労なく生きてきてはいないだろう。
母の外食の不慣れさは、私には申し訳なくも愛しい。

fugu03.JPG

fugu02.JPGfugu07.JPG

なべの残りは雑炊にしていただいた。
母、よく食う。
メニューにアワビが出ていたので、それも注文。
刺しのところを焼きにしていただいた。
去年、母を連れて伊勢に行った際、
母は初めて食べたアワビの刺しがあまりに硬く味がなく、
「もう二度と食べへんもん・・」なんてふてくされていたのだが、
焼くとやわらかく、非常にうまいのを知ったので
今年は火を通して食べさせてみた。

fugu04.JPG

出てきたアワビのバター焼きは、
タテルヨシノなんかで食べたでっかいアワビやらを見てきたわたしには、
なんでこんなちいさいんだ!!!(世間がイラっとくる発言だなぁ)と驚きで、
味もまあまあでそれもまた驚きだったけど、母はものすごく喜んで、
「火を通したら、テレビでコメンテーターが言うてるような味になったわ、
生で食べたとき、なんであんなもんが人間の食べ物なん?て思うたけど」
よっぽど硬かった生のアワビが不満だった様子で、今回はご満悦。
アワビも、フグも、
次こそは、面倒くさがる上に遠慮する母を無理やり引きずって、
遠出してでもいいものを、食べさせてやりたいと思った。
母が歩けるうちに。
と思ったら帰り道、乗り遅れそうになった電車に向かってダッシュの母。
走れるんじゃねえか!!!!!!!!!!オイ!!!!!!


次の日は、母と叔母(母の妹)と、叔母の還暦祝いで心斎橋に出た。
叔母は母と正反対の性格で、きりっとしていて還暦には全く見えない。
顔はまったく同じなのに、中身が違うだけでこうも顔つきは変わるのか、
と世間の整形願望の小娘に見せてやりたいほど顔が違う。
ちなみにうちのおかんはねむそうでマヌケなねこのような顔だ。

心斎橋の「ひぐち家」という叔母お勧めのモツ焼き専門店に入った。
モツ焼き屋なのに上品めなお店で、メニューもなかなかいい。
馬の腸肉やらツラミやら。
特上タンとか上ハラミやら、
注文はすべて特上にしてやりましたよ。フフフ。

で。
支払いは当然わたし持ちなんだが、
すべて特上にしたんだが、
叔母は断固としてデジカメ撮影拒否。
「食事の席で、人前でそんな恥ずかしい真似を・・・!」

・・恐ろしいのでやめておきました。
支払いが誰持ちであろうと、発言権なんか私にはカケラもない。
うちのおかんはのほーんと今まで見たこともないような、
牛タンなのにすっげえ分厚い、特上タンをニコニコ食っておりました。
会話なんか聞いてねえ。

ちなみにお勧めはツラミです。最高。



で、画像がないので、その翌日に再度行った、
心斎橋の「ひで」での画像をば。

hide12.JPG

珍味、梅干とらっきょうのキムチ
400円


こいつをつまみつつ、焼きの注文を考えます。
きょうはなににしようかなーって2日と日を置かず現れるわし。
この日はオープンすぐに入ったので先客なし。
ゆっくりできました。

hide13.JPG

これも珍味中の珍味、バチコ

ナマコの内臓を束ねて干したもので、一般にはクチコといいます。
金沢あたりの名物で、酒の肴として有名。
相場は高いだろうに、これはすごくいいクチコなのに1300円。
価格破壊。この質なら安いよクチコ。
今回初めて食べました。歯を通した瞬間はガムに歯を入れた感じに似てます。
味は・・・すごく不思議な味。前例がないから例えられないなあ。
「これがナマコの内臓を干した味なんだなあ・・・」としか言いようがない。
役立たずで申し訳ない。

hide14.JPG

ジャンボマッシュルームを焼きで、

これは400円くらいかな。
カウンターに並んだ野菜のなかで、
マッシュルームとれんこんが気になって、
れんこんはまあ一昨日食べたからってんで、今日はマッシュルーム。
ゆっくりと炭火でじんわり焼き上げたマッシュルーム、最高。
一口でがふがふと食い漁ってしまい、あっちゅうまにカラっとなくなった。
はー、うま。

hide15.JPG

馬刺し、たてがみ刺し、

おいくらだったかなあ。忘れた。
ああ、馬刺しだ。冬になったんだなあ、なんてのんきに思い出して注文。
毎年白馬のお気に入り居酒屋「稗」で食べていたのだが、今年は行けないでいる。
「稗」の馬刺しを超える馬刺しに出会ったことがいままでない。
たてがみは、室温でやややわらかくなった頃合をみて口にいれると絶妙。
口内でとろけてしあわせ。
「稗」では、今年も馬レバ刺しやらあの絶品の霜降り馬刺しが出てるんだろうな。
ふと思い出した。「ひで」の馬刺しが負けず劣らず美味しかったので。

hide16.JPG

正月早々なので、酒の名前にもこだわってみました。
今年も守銭奴でいきたい。

氷見の寒ブリ刺しなんかも出ていて、魅惑。
馬刺しとさんざん迷ったのだが、そんなに腹に入らず、
寒ブリは今回見送った。
やっぱり頼んでおけばよかったかなあ。

他県の珍味をさいこうの形で味わえる、大阪でもかなりの上質なお店です。
まだまだ3度目だけど、
大阪に帰るたびに通いたい、大事なお店となりました。
posted by さくらこ at 02:06| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

トラフグ、れんこん、心斎橋ひで。

hide011.JPG


かおちんと待ち合わせるために和歌山から天王寺へ戻り、
レストランに着ていく用のワンピースを購入したりしつつ、かおちん待ち。
21時ごろ、かおちんから連絡が入り、心斎橋に向かう。


hide01.JPGhide08.JPG

hide02.JPG

心斎橋といえば、の「和洋酒菜 ひで」は2度目の訪問。
吉祥寺『わ』のお兄さんのお店。
お店の内装はすこしだけ似ているけど(席数とかが)
雰囲気や、出しているものはすこし違う。かぶってるものもあるけれど。
で、ここは焼き系は、店主が炭火でじっくり焼いて出してくださるので、
時間がかかるのもあって先に焼きから注文に入る。

エリンギ、れんこん、蝦夷鹿肉、トラフグ、特選地鶏。
上の画像、チャンジャに鯛の酒盗あたりをつまみながら乾杯。
「オレンジ色のたまごごはん」は、『わ』と違う点があって、
こちらにはごま油がかかっておらず味がシンプルにたまご!


hide03.JPG

トラフグを焼きで
2000円くらい?これはびっくり美味しかった。
塩味がきりっと効いていて身がみっしりと密度が高い感じ。
味もさることながら食感も素晴らしい。トラフグ最高。


hide04.JPG

hide07.JPG

蝦夷鹿肉と特選地鶏を焼きで
特選地鶏は『わ』にも「たるたるホルモン」にもありますが、
ここのはまたちょっと違いました。ささみとロースを焼き分け。
ちゃんと添えも違うんです。わさびとつぶマスタードと。
「ほんとうに美味しい」っていうのはこういうのを言うんだなあ。
って味。


hide05.JPG

野菜の焼き待ちのあいだ、本物の明太子をちびちびと。
「本物の」と謳っているのも頷ける、
本場博多のとびきり美味しい明太子の味。
2度目の注文。


hide05.JPG

hide09.JPG

エリンギとれんこんを焼きで

これはね、言わずもがな。見たまんまの美味しさでした。
心の底から旨い。素材そのものから染み出る味を、
炭火で最大限に放出させてる。
ここは焼きが最高。刺しも最高だけど、
本当に本当に、野菜の焼きを最高のかたちで出してくださる。

hide010.JPG

〆にキムチを食べつつ、近況を語り合いました。
半年に1度は会っている、2004年白馬で知り合った女の子3人のひとりだけど、
しっかり者のかおちんは仕事でもがんばっちょります。
昔から人付き合いの上手な娘で、目上の人を敬えるちゃんとした育ちの子、
私からは想像のつかないような苦労も悩みもあるだろうけど、
一切顔にも出さずに常に笑っちょります。
私はそれが心配で、たまには飲みにつれてゆくので
どっかでストレス放出して、明日もげんきに生きていってくれると嬉しい。
ところでめぐめぐ、内定おめでとう。



和洋酒菜 ひで
大阪市中央区心斎橋筋2丁目1-3
06-6211-3391
[月〜金] 18:00〜01:00 [土・祝] 18:00〜23:00
日曜定休

posted by さくらこ at 10:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

和歌山でラーメンを。

turu1.JPG

朝10時くらいに名古屋を出て、昼過ぎに大阪着。
その足で鶴橋に向かい、小腹がすいたので昼食。
鶴橋といえばガード下だ。
「鶴橋ガード下のキムチ」なんていう売り文句もあるほど、
鶴橋の駅裏のガード下には韓国人の方の出している出店が並び、
またその味の旨さはB級食材大好きっ娘代表、
同時に「娘」と表するにはいささか無理のある私には悶絶級である。

turu2.JPG

もうだいたい行く店は同じ店になってきた。
旨いところには何度も行く。毎度行く。
そうでもなければ一度きり、
そんなふうな感じで今回も「豊山なみえの店」でチヂミ。
牛の胃袋入りのやつ。

turu4.JPG

さておなかもいっぱいになったことだし、
龍岡商店や山亀商店でキムチ食べたり、焼肉の吉田とかでレバ刺しを
食べ歩きたかったのですが、意外にチヂミでおなかがふくれ、
ぼちぼちと散歩をすることにし、



wakayama1.JPG


なぜか和歌山にいました。



和歌山駅。
実はこの日、夜、友人のかおちんとミナミで待ち合わせだったのですが、
予定より8時間も早く到着してしまったため、
思わず和歌山に来てしまいましたわけです。


散歩・・?


wakayama3.JPG

和歌山、ときいて思い浮かぶものが和歌山ラーメンしかないのですが、
和歌山の唯一の知り合い(白馬で会った子)に
いきなり当日連絡するわけにもいかず、ラーメンを食べることにしました。
和歌山ラーメンといえばここ、「井出商店」(しか浮かばなかった)
駅から徒歩で10分ほど。ちなみに天王寺から和歌山駅まで鈍行で1時間。
大阪から和歌山ラーメンを食べに、意外と簡単に行けるんです。

wakayama4.JPG

wakayama5.JPG

カウンターに早すしや巻きずし、ゆでたまごが並ぶ。
和歌山独特?寿司はほかでは見ない気がする。
ラーメンは、ほんの少し「天下一品」を思い出させる、
濃厚で唇がやや張り付くあのペタペタっぷりスープ。
いやーー、旨い。これは旨いわ。
元祖「地方の有名ラーメン」を地でいくラーメンの味。
広島ラーメンの「つばめ」だったり、喜多方の「まこと食堂」だったり、
「ああいう味」なんである。ああ、地方の、旨い旨いラーメンの味。
素朴で地味で、でも主張と張りのある、いつでも先端をいく旨いラーメン。
久々に食ったなあ、こういう味のラーメン。


で、ラーメン食ったのですぐに大阪に戻りました。
天王寺に戻ったはいいけれどなにもすることがなく、
まあいつもの散歩に出かけたわけです。新今宮駅周辺徘徊。

aaban3.JPG

新今宮駅のすぐ沿いには、浮浪者の掘っ建て小屋がずらりと並びます。
以前来たときは夏や秋でしたが、今の季節は厳しいだろうに、
夕方、日が暮れたせいか道沿いに並んだ小屋には誰の姿もありませんでしたが、
中には誰かいたのでしょうか、小屋は以前のまま並んでいました。
暖はどうしているんだろうなあ。

aaban1.JPG

今回みつけたいちばん面白かったもの。
小屋のドアになには貼ってあります。
近づいてみましょう。

aaban2.JPG

これだけで20分ほど笑い続けました。
笑いのセンスがすごい浮浪者さんもいるもんだな。


以前なかったものも発見。これは画像には残していません。
家々のある、歩道(歩道を勝手に占拠して小屋をたてている)の前に、
ぽつりとちいさな家具の残骸と、菊の花。
冬の寒さに耐えられなかったのでしょうか、お亡くなりになった方がいた様子。
食べるものにも困窮している彼らも、
お隣さんが亡くなれば、当然のように食費を削ってちいさな花を買い成仏を祈り、
理由もなくなんだかそこから目が離せずにじっとそれを見続けました。

以前の新今宮あたりの様子はこちら
さて、かおちんとミナミで合流です。

しかし「ティファニーで朝食を」のパクリだと何人が気が付くか、
今回のタイトル。

posted by さくらこ at 01:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

あけまして、伊豆にて。

677130438_150.jpg

あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2008年 元旦 さくらこ




aji7.JPG

さてこんな仕事じゃ当然の如く、
世間様が正月気分も開けきった頃にようやくのように
マヌケに新年のご挨拶をしてしまうことになるわたくしめでありますが、
私生活でも6日に仕事を終え、友人らにあけおメールを送ったところ、
冷え冷えとした返事が返ってきたわけですが、
貧乏人で麦を食うわたくしめは
当然のように年末年始は携帯の電波さえほとんどない場所で仕事でした。
今すぐ地球が滅びればいいのになんて思いながら
元旦の早朝6時半くらいに半泣きでおとそを配っておりました。

世間の馬鹿。


(ところで上の画像、わたしの(仕事しか書かれてない)スケジュール帳と
職場の方にいただいた、とーーーっても手に入りにくいのに激ウマな、
河口湖の「井出醸造店」が作る、甲斐の開運の日本酒ベースの梅酒。
ほんとにほんっとーーに、いままででいちばん美味しい梅酒でした!)


そんななかで見た、私の心のどす黒い闇とは正反対の、
清廉で美しい富士山の初日の出。
夏に続いてこの年末年始も伊豆に来ていたのですが、
今年はテレビで見る初日の出も、
友人から送られてきた瀬戸内海の初日の出も、
リゾバ仲間から送られてきた白馬の雪山の初日の出も、
どれも本当に美しいものでした。
晴れてなにより。

aji4.JPG

aji5.JPG


さて(私にとって事実上の)仕事納めとなる6日、
伊豆を出て、鈍行で浜松へ。
上は、三島駅で買った駅弁。
天城のわさび入り。自分ですりおろせるようになってます。
(でもやはりこのあたりであじ寿司を買うならやっぱり修善寺駅のだなと思う)


浜松で仕事を終えたおぢさん(今年44歳独身・王様体質)と合流。
この年末年始、ほとんどメールのなかったおぢさん、
げっそりと痩せこけて浜松駅のドトールでしょぼんと待っておりました。
ほんの1年前まで30歳くらいにしか見えなかったおぢさんは、
この1年の激務のおかげで、身長187ほどなのに
私との体重差10キロ。それがさらに痩せて差が7キロ。


hama1.JPG

浜松到着が19時ちょい前。
一年ぶりに見た浜松駅前のイルミネーションは去年と変わらず。
浜松駅前にあるとても旨い鰻屋「あつみ」にゆきました。
私は白焼き。
あとつまみで肝焼き。(下)

hama4.JPG

hama2.JPG


あまりの痩せこけぶりに、今回はわたしの奢りを申し出る。



「あ、じゃ特上うな重(4200円)で。」


新年早々このやろう。


hama3.JPG



年末年始の激務が過ぎてよろついていた足取りも、
鰻の栄養をたっぷり注入してやるとおぢさんは徐々に回復した様子で、
しっぽをふりふりさせながら東京へお戻りになられあそばせました。
相当ひどい激務だったみたいで、期間中はごはんを食べる時間もなかったらしく、
久しぶりのまともな食事に胃が痙攣を起こしそうになりながら。


na1.JPG

で、名古屋。
元旦バージョンのイルミネーション名古屋駅。

大阪まで戻ろうにも、途中で終電がなくなるのは目に見えているので
へたな駅で終電を迎えるよりは、と名古屋で泊まることにしました。
1年ぶりの名古屋でなにか美味いものを食べるかね。


na3.JPG

栄の「鳥銀本店」に入り、まずはコーチンの霜降り刺し。
すでに正月の気配の消えた世間を逆恨みしながらひとりコーチン鍋をつつきました。

na5.JPG

na4.JPG

コーチン皮ポン。
「鳥銀」のコーチン。肉味がさらっとしていて相変わらず旨い。


---


1年ぶりの名古屋・栄での夜。
ちょうどあれから1年が経つというのが相変わらず信じられずにいます。
(事実上の)仕事収めもし、鈍行電車に揺られながら、
ぼんやりと今年の抱負、去年の反省なぞを。

3月には31歳になりますが、
相変わらず結婚願望がさっぱりありません。
たぶん35くらいまで放置しそう。
誰とも付き合わない、結婚しなくてもいい、好きな仕事をしていていい、
たまに友人らと飲んで遊んで、好きな仕事をするために勉強して稼いで、
すべてにおいてフリーランスでいられるのは、
自分にとっては本当に幸せだなと思えるので、
とりあえずそういうあたりについては、今年も相変わらず好きにやってます。
他人がありがたがる価値をありがたいとは思えないままいい歳になってしまったけど、
それはそれで、気にする必要もないかな、と思いました。

身体のこと。
去年に入ってから、ものすごい勢いで身体を壊しまくりました。
ブログに書いていないままになっているものも多くて、全部挙げると、
雨の日に転倒して後頭部打撲、ついでに首もムチウチに。
忙しすぎて虫歯がすすみ歯の神経が腐り、頬骨にまでウイルスが。
(あまりの痛みに痛み止めが効かず、泣きながら仕事してました)
右足のつけねが股関節症。(これまだ治してない)
股関節症になったせいでバランスが崩れ、左足の裏の筋肉が傷み、
仕事が終わると集中力がきれて痛みで歩けない。
子宮筋腫発覚。12月に入ったクソ忙しい時期に酷い風邪。
仕事しすぎで夏前に働く気を失って一過性のバーナウトシンドローム。

まだあったと思うんですが、思い出せるだけ並べるとこんな感じで、
風邪とかかわいらしい系の病気があまりないぶん、
かわいげのない病気がじゃんじゃか出てきました。

仕事中にまで影響が出れば医者に行こう、と思うのですが、
仕事中の集中力というのは意外に侮れず、
虫歯の末期で膿とウイルスで死ぬほどの痛みに悶絶していても、
大事なポジションについて集中していれば痛みは弱まったし、
足の裏の筋肉が傷ついて普段歩けなくてびっこをひいていても、
仕事中は痛みもなく階段を料理持ってダッシュで上り下りしてました。
おかげで結局ほとんどが治しきれていないまま。
身体の悪しはなんの自慢にもなりません。
自分のメンテナンスのできない人間が、
派遣で仕事に入る資格はないのかもしれません。
今年は、職場さんにご迷惑のかからないよう、
身体の悪いときは休んでメンテして、最善の状態で現場に出られるよう、
自分の身体に気を配って過ごしたいと思います。


長くなりましたが、以上が今年の抱負。
さて、私は正月休みに入ります。
名古屋から京都へ、京都で友人と落ち合って、
大阪の友人とも飲んで、実家に帰ってゆこうと思います。
それでは皆様、今年もひとつ。よろしくお願いします。



なんてことを考えながら翌、名古屋の朝。


na6.JPG

噂の名古屋モーニング。
名古屋ではコーヒー一杯頼むとトーストやたまごやサラダがついてくる、
一日中モーニングをやっているなどなど、変な噂の多い名古屋の喫茶店。
噂を確かめに入ったホテル隣接のカフェでは、
「喫茶店」ではなく「カフェ」であるにも関わらず、
ここではコーヒー一杯頼むとミニバイキングまで付いてきました。
次は名古屋名物、小倉トーストに挑戦しようと思ってます。
posted by さくらこ at 07:02| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。