2007年09月30日

大阪紀行2007秋 その1〜結婚式

oo4.jpg

oo5.jpg

9月30日、
今日はねえやんの結婚式です。
八ヶ岳のリゾートホテルで知り合って4年、
スノボが趣味で明るく快活だったねえやん、ついに結婚。

oo2.jpg

この日は八ヶ岳メンバーも集まりました。
いまでも私の部屋には、当時の写真が飾られてますが、
いやーーーー・・
誰も変わってませんでした。4年もたつのに・・
皆元気そうでなにより。
会社をおこした友達、就職した友達、
そしてフラワーアレンジメント教室の講師の傍ら、
ケーキ屋の開業に向けてがんばってたねえやん、
みんなあれからちゃんと進路を決めて頑張っているなか、
相変わらずまったく職業が変わってない私・・嗚呼。
上はねえやんを撮影するカツローをさらに後ろから撮影するわたくし。

oo6.jpg

oo7.jpg

まずはアペリティフパーティー。
パルマ産生ハム。オレンジを目の前で生しぼりしてくれるジュース。

oo10.jpg

ドレスはオーダーメイドで、そのためか、プチドレスが飾ってありました。
ドレスのデザインもやったみたいです。
ブーケも会場の花も、ウエディングケーキもすべて当日、ねえやんの手作り。
ねえやんは、フラワーアレンジメントの講師の資格も、
パティシェの資格も持っていて、私にないものをたくさん持ってる人でした。
とにかく明るくて自信家で、芯が強くて有言実行で。
結婚式の前なんてめちゃめちゃハードで忙しかったろうに、
当日、ブーケやケーキやらまで作って、午後には婚礼、
よくこなせたなあなんて感心していたら、
ねえやんは38キロにまで痩せてました。
芸能人並みといえば聞こえはいいけど、やっぱり身体は心配。
式が終わってしばらくは、身体をやすめてくださいね。



oo11.jpg

披露宴。
乾杯用のシャンパンは、すこし珍しい赤のシャンパン。
いちどだけ家で購入したことがありますが、
あれはオーストラリアのものだったか。あまり見ません。


oo13.jpg

オードブルは箸ですべて食べられるように、
シェフが采配したものだったそう。お年寄りが多かったからか。
これは湯葉。


oo16.jpg

oo15.jpg

タラバ蟹のスープ。
伊勢海老のポワレ。ソースアメリケーヌ。


oo17.jpg oo25.jpg

グレープフルーツのソルベ。
ブーケプルズでブーケをいただいてご満悦のわたくし。


oo18.jpg

oo19.jpg

oo20.jpg

ハウスウェディングではどこもこれ増えました。
デザートブッフェ。わたあめもありました。

oo22.jpg

取りすぎ。


ねえやんとはよく会ってたんですが、
九州に行ってしまったり関西で起業したりの友人らとは
実に4年ぶりの再会。久々に会えて、なのに空気はまるで変わらず、
あのころのまま、時間がつながった感じがして、たまらなく幸せでした。
また、近いうちに、みんなで会いましょう。


大好きなねえやん、本当におめでとう。
しあわせになってください。

posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

目黒のさんま祭り

今年もこんなシーズンがやってきました。
ハロウィン。
この時期はフラワーショップのアレンジメントを見るのが楽しみです。

midori6.jpg



目黒のさんま祭りをご存知だろうか。
落語の「さんまは目黒に限る」から発祥した目黒の秋祭り。
岩手県宮古漁港直送の新鮮さんま食べ放題だったり、無料配布なんかもある。
9月上旬のおたのしみのひとつ。
白金台の職場に行くのに、いつも目黒駅を下車して徒歩なので、
通りがかる目黒の町。うーん、秋だなあ。

582898678_181.jpg

midori7.jpg

・・・とはまったく関係ないのだが、
個人的にさんま祭り。毎日さんま。美味いよさんま。
1枚目はさんまの握り。
2番目はサンクスで期間限定発売されている、
梅が丘の「美登利寿司」のとろさんま炙り寿司。
360円ほどだが、コンビニ寿司と思えないくらいには美味い。

suehiro8.jpg

先日行った三鷹の「寿栄広」のさんま刺し。
脂がたっぷり乗って美味いこと美味いこと。

sanma.jpg

家で久々に自炊したときの揚げさんまの中華風。
手前は秋野菜のサラダ。
きのこいろいろ、栗、里芋、えび、ポッロねぎなどなど。あと麻婆豆腐。
ほとんど秋刀魚が写ってませんが。


・・・・・・。


---


hana1.jpg

hana2.jpg

2005年に撮影したハロウィンの花屋さん。
よくよく見るとこの画像と1番上の今年の画像は、
まったく同じ花屋さんで同じ角度から撮ったものだと気が付いた。
撮影したものを、数年後に改めて見、
二度と会えなくなった人たちのことを思い出してぼんやりとし。


midori6.jpg

これは2006年のもの。
いつの間にか、1年が、2年が過ぎる。
来年のいまごろも、きっと同じことを思うんだろう。
もう二度と会えなくなった、
いま現在、そばにいる人たちのことを思い出しながら。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

いつもの『わ』

siro1.jpg

まだ夏の残る渋谷の空。
白金台の職場の近くで秋まつりをやってました。

siro2.jpg

siro3.jpg

かき氷30円。
職場のひとと5人くらいで買いに行ったのですが、
ばらばらでお店を出て、ばらばらにまつり会場についたので、
到着するたびに「安ッ!」「安ッ!」と皆がまったく同じ反応をしていて
見ていてすごく面白かったです。小学生の作文みたいですが。
ラムネ味のかき氷にしました。わたあめの30円。価格破壊。


wa005.jpg

よっちゃんと合流、帰りに吉祥寺の『わ』。
最近ハマっているチャンジャとほほ刺しからスタート♪

wa006.jpg

wa007.jpg

チャンジャさらにおかわり。
レバ刺しも。
この日は、岩国からいつもの組長が出張で来ていて、『わ』で合流。
久々にヲタな話で盛り上がる。
翌日はよっちゃんらと白川郷に行くらしい。「ひぐらしのなく頃に」ヲタなので・・

wa008.jpg

wa009.jpg

2000円のチゲ鍋を注文。
〆にするにはあまりにも具沢山で、おなかがきつきつ。
ハチノスなんかも入ってます♪

wa010.jpg

あまり汁にたまごを落としてもらって、ごはんを入れて雑炊。
今日もめちゃめちゃ美味しい『わ』でありました。



ホルモン酒場 焼酎屋『わ』
武蔵野市吉祥寺北町1−10−22
0422−23−3320
営業時間 17:00〜3:00
定休日 無休
14席しかないので電話してから行ったほうが無難です

posted by さくらこ at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月20日

和牡蠣、寿栄広、秋メニュー。

仕事帰りに三鷹の「寿栄広」に寄りました。
今回の目的は秋刀魚だったのですが、
前回まであった岩牡蠣がなくなり、今度は和牡蠣が顔を出していました。
北海道の厚岸(あっけし)の牡蠣と、気仙沼の牡蠣の2種。
当然、ふたつ注文し、食べ比べてみることにしました。

suehiro01.jpg

suehiro7.jpg

手前のカラが大きいほうが気仙沼。
奥の、カラがちいさいのに中身がパンパンなのが厚岸。
お店のご主人はどうも牡蠣談義がお好きなようで、
毎回わたしが食べにいくたびに牡蠣の話をするのですが、
(わたしも牡蠣好きなもので、ご主人に質問をしてしまうので)
カラが大きいからといって必ずしも中身も大きいとは限らず、
むしろ、ぎゅっとしまった小ぶりのカラのほうが、
中身はカラのギリギリにまで身がぱんぱんに詰まっていることが多いそう。
カラを開けるまえにそういわれ、実際中身はそのとおりでした。
(気仙沼産が悪いという意味ではないです)
ちょっとだけ、舌きりすずめのつづらの話を思い出しました。

suehiro11.jpg

気仙沼産 ホヤ刺し

牡蠣を食べ比べてみて、といわれ、意識して食べてみると、
小ぶりのカラのほうはかなり味が濃厚で、いわゆる「ミルクのような」味。
大きめのカラのほうは、非常にあっさりとした、
舌に残りにくいさっぱりした味でした。
牡蠣のあの独特のくさみがイヤって方はこちらのほうがいいかも?
同じ和牡蠣でも全然産地や大きさによって味が変わるもんですね。
で、和牡蠣。そう、冬の牡蠣の登場です。
さようなら岩牡蠣、また来年の夏。
和牡蠣、ふたつで500円ほど。

suehiro9.jpg

メニューで目にとまった「鮫のからすみ(もどき)」450円
(もどき)に笑って、注文してみることにしました。
確かに、ボラじゃなくサメなら(もどき)だよなあ・・・
これはご主人さんもちょっと笑いながら、
「まあ・・・サメですから。味も。ね。」
と、切ってきゅうりに乗せて出してくださった。
うは。確かに(もどき)だ。
サメのカラスミって言葉が気になる人は食べてみるといいと思う。
私は・・・・・・今度から本物だけにしときます(^_^;)

suehiro10.jpg

秋刀魚の刺身を食べたあと、いつもの、〆のいくら丼。
こぼれなければ好きなだけかけてOKってやつです。
あいかわらずいくらはプチプチで新鮮。美味しかった。
あれ?秋刀魚の画像は?

はい、それは、また後日。

このお店をブログに出してから、数件、
「あのお店を探してるのにみつからない!」
というメールをいただきました。
三鷹の、横河電機の裏の道を、夕暮れ過ぎて探してみてください。
(メールのうち、1件は横河電機勤務の方からでした。いつもありがとうございます)

---


sin1.jpg

夜明けの歌舞伎町。
こんな時間だというのにこの町は、これから帰宅する人であふれる。

sin2.jpg

まるで日中のような、不思議な光景でした。



寿栄広(すえひろ)
三鷹の・・横河電機のすぐ裏の道。
昼間は看板が出てないのでわかりづらいです。
17時15分〜23時
定休日は土日祝

posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月18日

ブータンノワール「ル・プティ・トノー」

oji16.jpg

新宿ワシントンホテル最上階からの眺め。
西新宿からの眺めは、
東京の街を「実物よりもうまく表現」していてとても好きだ。
実際の風景を指して「実物よりも」という言い方もなんだか変だが、
なんとなくそういう言い方のほうがしっくりくる気がした。

oji17.jpg


山梨のワイナリーに行ったときに、
レストランの時間待ちで近くの図書館に入って、
おぢさんが、読んでいた月刊誌のレストラン雑誌に出ていたメニューを
じいぃいいいっと凝視、ページに穴があいた頃、
「これ食いたい!フィリップ・バットンの店の!」
とおぢさんが切なそうに訴えはじめ、翌週、そのお店に行くことになった。

oji6.jpg

おぢさんがシェフの名前を覚えているお店はだいたい
えらく敷居が高かったり、高級だったりすることが多かったのだが、
今回は珍しくビストロだった。
(と思ったらやっぱりこのシェフ、有名なシェフでした・・)
いつものお礼に、と今回は私が奢りを申し出たので、少し安心。

「おれね、グランメゾンよりもね、ビストロのほうが大好きなんだよ。
ちいさいころさ、専門の食い物屋につれていかれるよりも、
安くても気分によっていろいろ選べていろいろ食えるファミレスのほうが
たいして美味くもないのに、高いところより嬉しかった感じに似てる」

そうそう、テーブルにいっぱいお皿並べてね。
ってあんたは子供か。いや、その気持ちはなんとなくわかるが。

「だっておれ、君と違ってグランメゾンとかいっぱい行ってるし、
もう飽きちゃったし?ビストロのほうが楽しいよ。今はもう。」


一言余計だ。


oji13.jpg oji8.jpg

スズキのカルパッチョ パルメザン添え(H) 1200円
鴨もも肉のコンフィ(左) 3000円
手長海老とトマトのガレット ピストゥー風味(右) 3400円



oji10.jpg oji9.jpg

本日のお魚料理(すいません忘れた)(左) 2500円
自家製ブータンノワール(H)(右) 1400円
とろける牛ほほ肉の赤ワイン煮 ハチミツとクミン風味のにんじんソテー 3800円



見たらわかると思うんですが、見事に撮影失敗。
店内が暗くなる前にとっとと撮影しればよかった。
で、画像をちいさくしてごまかすことにしてみた。
メニューを書いてあるものの画像がないのはさらに酷い出来のものです・・

(H)と書いてあるものはハーフサイズで、
ほとんどのメニューがハーフOK、おかげでいろいろ食べられます。
自家製ブータンノワールは今回わたしがいちばん楽しみにしていたものですが、
(これも雑誌に出ていたような)
春のおぢさんの誕生日に行った六本木のブーケ・ド・フランスの
ブータンノワールのテリーヌ風のほうが数倍美味しかった気がします。
ブータンノワールが出てきたとたん、

「ほら!君の大好きなのがでてきたよ!これでもしゃぶってろ!」

とめんどくさそうに言うおぢさんを無視して、ガルニのりんごのソテーを食す。
とにかく、ハーフサイズがあるおかげでじゃんじゃか注文できる。
いろいろ食べられて、とても嬉しい。

oji14.jpg

焼きりんご。1200円。
ギャルソンが来て、テーブルで焼きりんごにリキュールをかける。
「写真!」とジェスチャーで教えてくれるフランス人ギャルソン。
「?」と思いつつカメラを構えると、リキュールに火をつけた。
生地が暖かくなり、アイスがわずかにとろけてとても美味しい。

ギャルソンは、ほとんどがフランス人で、
この日、シャンパン、白、赤、と、ワインを全部グラスで頼んだのだが、
すべてギャルソンのおすすめで進めてみた。
ちなみに私がフランス語をしゃべれるはずはなく、
おぢさんが全部フランス語で注文。
あからさまな差を見せ付けられた瞬間。

意外や、牛ほほ肉の赤ワイン煮はさほど期待したほど美味くなく、
魚料理(忘れた)は非常に美味しく、前菜系もなかなかいい。
肉料理で美味しい!というものは、食べた限りはなかったような気がする。
ワインも飲んで2万ちょいくらいだったので、
ディナーでたくさん食べたいならいいお店だと思いました。
お店の方も皆さんとても感じがよかったです。


ル・プティ・トノー(LE PETIT TONNEAU) 虎ノ門店
(麻布十番、九段下にもあります)
港区虎の門2-1-1 商船三井ビル1F
03-5545-4640
定休日 日祝休
http://www.petitonneau.com/


 
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

秋を食べてきました。2007

ebisu4.jpg

ebisu5.jpg

私のだいすきな西荻窪駅南口の飲み屋路地の軒先です。
南口を出てすぐの細い路地は、軒を連ねた飲み屋さんが
道路にテーブルを置いて営業しており昼間から酒を飲む客であふれ、
それらは私が東京にきた当初よりのだいすきな風景のひとつでした。


ebisu6.jpg

今年初の秋刀魚!は西荻南口の「戎」にて。炭火焼きで。
(去年の初秋刀魚はこちら
西荻の「戎」といえば、中央線の名だたる飲み屋のなかでも
ダントツに評判のいいお店ですが、北口よりも南口のほうがおいしいと思う。
「戎」はいつも混んでいて、外の椅子も埋まっちゃって、
果ては向かいにできた「戎」の支店?も混んじゃって、
私たちが余裕を持ってこれるのは、日曜日の夜や月曜が祝日の日やら、
そういうサラリーマンのいない日だけだ。前に来たのはGWだったか。
さすがに今日のような、月曜祝日の夜はガラガラだった。ありがたい。

ebisu7.jpg

脂がのった秋刀魚は最高で、白菜のおしんこも最高に美味い。
お店のおっちゃんもわけがわからない発言が多くてそれはそれで最高、
いつもの串焼きも炭火でじっくり焼き上げて、やっぱり最高。
戎、最高。

ebisu8.jpg

西荻名物ピンクぞう。


---


秋刀魚の初物を書く季節になったので、
そろそろ1年ぶりってことで例の珍味オフをまた開こうかなと思ってます。
去年は10月1日に、吉祥寺の「美舟」でカンガルー肉でしたが、
今年は熊本の珍味に挑戦しませんか。ワラスボ、ワラスボ
http://www.tabeyo.jp/shop/11358.html
ほかに、むつごろうやくちぞこの煮付け、
つけあみ、がんつけ、まじゃく・・・聞いたことのないもの盛りだくさん。
10月中旬を予定しています。
チャレンジメニューへの応募、お待ちしております。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

トマト屋の焼き肉3

oji5.jpg

「あ、マルス」
と言った私におぢさんが、


「アヌスぅ!?」



山梨からの帰り道、おぢさんと歌舞伎町へ行きました。
変なキャッチフレーズ付きのジュース喫茶。
「天然果汁ヲ作ル店 マルス」
なんだこりゃ。
歌舞伎町のバッティングセンターに寄るのが恒例となった最近、


oji3.jpg

oji6.jpg


3ゲーム中、空振りを一度もせずゲームをバットをしまうおぢさん、
「おれのバットもすごいよ?」とのたまっているところを、
とっととタクシーに押し込む。
ランチ寿司をちょいとつまんでから町田のいつもの焼肉屋さんへ。


oji1.jpg

oji2.jpg

トマトサラダの焼肉屋さん。
ここは本当に旨い。

酔って、


「ごはんは味噌汁だからね?」


と意味不明なことをのたまっていた私はタクシーに押し込まれ、
気がつくと家でした。

わけのわからない一日。

posted by さくらこ at 18:56| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

山梨ワイナリーの旅

budou2.jpg

「あのね、ちょっと行きたいところがあるんだけど、君も来る?」

珍しくおぢさんから電話があった。
おぢさんから指定でどこかに行こうと言い出したのは今回が初めてで、
どこに行きたいのかというと、
山梨の勝沼ぶどう郷にぶどうの様子を見に行きたかったらしい。
5年前、まだおぢさんがワインの専門店にいたころに
ソムリエのひとたちと行ったきり、ずっと行けてなかったらしい。
私も今度の試験の勉強になるのでもちろん行ってみることにしました。

budou3.jpg

ぶどう郷駅より。あたり一面、ぶどう畑が広がる。
いちばん上の画像は八王子駅で買った「釜めし弁当」、
これは「鉄子の旅」の4巻にも出ていました。おいし。

ぶどうを踏むだとか、ぶどうジュースを自分で作って飲むだとか、
この時期(8月下旬〜10月)にはいろいろな旅行会社が
山梨のワイナリーでのイベント旅行を企画し、JRのパンフレット棚を飾るが、
おぢさんはとにかくぶどうの様子が見れればそれで結構、と言い、
道すがらに売られているぶどうを買ってぽちぽちと食べたり、
畑に生っているぶどうの粒をながめたり、

私にはまったく理解のできない旅になりつつあるころ、


budou1.jpg

ぶどうの丘」という勝沼町立のワイナリーにたどり着く。
そこから見渡せる勝沼の素晴らしい景色、一面のぶどう畑。
はなのはね日記さんでも紹介されていたワイナリーとその景色。
ここは地下のワインカーヴが有名で、2万本のワインが貯蔵されており
試飲もがっつりできるということで・・
1100円でタートヴァン(メダル型の試飲器)を購入。これを入り口で購入すると、
ワインカーヴにある試飲ワインすべてを試飲することができます。

budou5.jpg

この日は平日でワインカーヴは無人。貸切状態のカーヴに降りたおぢさんは
「はああ、いいねえ、いいねえ、しあわせだねえ?
ずっとずっとこんな場所に居たいねえ?」
とひとしきり感激したあと、白ワインから攻めていっておりました。
ガンヲタを歴代ガンダム資料館につれていくようなもの?

budou4.jpg

きらきらきれいなタートヴァン。
「勲章・・・?」
と聞く、使い道のわからない私に、


「・・・もうきみさ、
 
ソムリエ資格試験受けるのやめれば?」


試飲をするとき、ワインをこれに入れて飲むためのものでした。
でこぼこのタートヴァンに入れることで、
光の反射やらでワインの色を見ることができるらしい。
日本だとタートヴァンで試飲をさせてくれるところは、そんなにはないらしい。


ちゃっちゃっと試飲して、
美味かったものは私に「ん。」とボトルを向けるおぢさん、
日本のワインがこんなに美味しいだなんて知りませんでした。
厳選(?)して渡してくれたワインは、軽いものから濃厚なもの、
フルーティーなものなど、多岐に渡っており、フランス産にまったく劣らない。
すごい。ほんと美味いです。
正直、馬鹿にしてました。国産ワイン。

budou6.jpg

デラウェアのワイン。
別にこれはすごく美味しかったってわけじゃなくて、
ちょっと珍しかったから。
右のはまるでジュースのようなワインで、がっぱがっぱ飲んでしまいました。
これはすごく美味しかった。

budou7.jpg

「白ワインはすごいね。レベル高い。でも赤はむにゃむにゃむにゃ」
ゆったりと試飲してご満悦のおぢさんは浸るような顔でカーヴから出て、
旅行中の女子大生の集団の足をながめながらそう申しておられました。
道端で売られている安いぶどうを購入して、またぽちりぽちりと食べる。
300円なのにめちゃめちゃ美味い。


さて、「ぶどう畑のレストラン 風」に向かいます。

budou8.jpg

budou9.jpg

昔に来て食べたローストビーフが美味しかったとのことで今回はここ。
名物のローストビーフは、予約をすると目の前で切り分けてくれるのですが
切り分けてくれたシェフがなぜか、白いくつした。
客前に出るのに、黒スラックスに黒靴なのに、
なぜかくつしただけ白。ちらりちらりと白が見える足元。

「ねえ。シェフにさ、なんで客前に出るのわかってるのに、他は全身黒なのに、
白の靴下なんかはくんですか?なんで?って聞いてきてよ。きみ。」

なんで私に振るよ?

budou10.jpg

budou11.jpg

budou12.jpg

コースで頼んでみたんですが、
ヴィアンド(肉)は別注文。
すべてのコースはポワソン(魚)までしかありません。不思議。
館内は教会のようで綺麗。トイレもかわいいです。
さいごに出てきたティーカップがすごく薄くてかわいらしくて、

budou13.jpg

思わずカラにして写真を撮ってしまいました。
秋というにはまだまだ暑い今年の9月、
ぶどうの生り頃はちょうど山梨のぶどう、甲州でした。
ちなみに8月はデラウェア、10月は巨峰だそう。

「おれの巨砲のほうがすごいけどね?」

と巨峰畑の横で対抗するおぢさんをタクシーにぶちこんで、
勝沼の町をあとにしました。
鉄ちゃんと乗る電車並みに濃厚な、
ワインマニアと歩く勝沼の旅でした。
 
budou14.jpg

帰り道、熟睡おぢさんとマクラつきの山梨の電車。
帰り道は鈍行でのんびりと。
最近地方の変わった電車を見るのが好きで、
今回は珍しい、マクラ付き電車でした。

posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

『わ』でハツが鴨肉!

wawa06.jpg

店主が取り出したコレ、
脂身たっぷりのハツ(心臓)のかたまり。
「今日はすごいハツがあるよ!」
といわれて、注文。

wawa07.jpg

過去最高かもしれんですね、脂つきハツ。
脂つきどころの騒ぎじゃない。ほとんど脂身。
で、味をしめてもうひとつ。

wawa08.jpg

これは・・・鴨肉そっくり・・

いやーーーーー
美味いっちゅーか、当然めちゃめちゃ美味いんですけど
脂がっちりびっちりで、もうハツじゃないっていうか。
原型がほとんどないっていうか。
美味くて幸せでした。


wawa010.jpg

『わ』の姉妹店、「たるたるホルモン」が近所にオープンしてから
『わ』でも結構取り入れられるようになってきた新メニューの甲州地鶏。
「カリッカリに焼いてください!」
と店主に薦められてカリカリに焼いたそれは、
もう、めっちゃめちゃに美味かったです。カリカリー!

wawa09.jpg

オマケでいただいたデザートは、パッションフルーツ。
タネを食べるです。ぽりぽり。

今日はハツも素晴らしく脂っぷりぷりでオマケもいただいて
とてもしあわせな『わ』日和でした。



aoyama.jpg

秋の気配は感じず、
まだまだ夏の空な青山のとある日。



ホルモン酒場 焼酎屋『わ』
武蔵野市吉祥寺北町1−10−22
0422−23−3320
営業時間 17:00〜3:00
定休日 無休
14席しかないので電話してから行ったほうが無難です


posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月04日

チョココーラソース「シェ・松尾」

matuo1.jpg

たまには都内でランチでも食べようかって話しになって
おぢさんと渋谷で落ち合いました。109前で待ち合わせ。
当日まで、どこのお店に行くかは教えてくれなくて、
行った先は、渋谷にある「シェ・松尾」。

オホーツク海産タラバのブランマンジェ、
ビーツのヴィシソワーズ ロワイヤル風。

おぢさんがお店のひとに頼んで、
今回はすべてシェフのおまかせで料理を進めました。
ヴィシソワーズは、タスキュィエールで混ぜまくると、
中にタラバがどっさり詰まっており、
ヴィシソワーズのつめたさと相まってとにかくバランスが取れていて美味しい!

matuo2.jpg

続いて出てきたこれは、
ポテトをまとった真鯛のオーブン焼き ポルチーニ茸のソース。
塩加減と焼き加減が絶妙で、これもとにかく美味しい。
ここまではふたりして夢中で食べきった。うまいよー。

matuo3.jpg

問題はここ。
牛ロースのポワレ、茄子のロースト
ロングマカロニ添え、チョココーラソース。



チョココーラソース?


牛ロースにチョコレートとコーラのソースですよ奥さん。
いや・・・これは・・・
確かにチョコとコーラの味。
しかし、肉に?これは難解。
まっず!ってわけじゃないんですが・・・
でもアラカルトを見て「チョコとコーラのソースがけ」とあったら
やっぱり好奇心で頼んでしまうかもしれない。
そういえばロングマカロニがアスパラに見えたひとがいましたが、
そういわれると確かにそう見えるなあと・・思いました。
こんなに長いマカロニも初めてみた。

matuo4.jpg

先ほどの頭のなかが「???」であふれるような不思議なソースがまるで
なかったかのように、ごく普通に、つつましくデセールに流れてゆきます。
アーモンドプラリネのムースグラッセ、
ビターチョコのソルベ 野バラのクーリ。


野バラ風味ってなんかいいなあ。
味は濃厚で、さきほどのチョココーラに追い討ちをかけるようで
まあまあいささかムニャムニャだったんですが、
ヴィシソワーズ〜ポワソンまでの味は、本当にレベルが高かったです。


「チョココーラっ」


おぢさんはお店を出たあともしばらくこだわっていました。
チョココーラの意図に。
「どうしてもたまに来ちゃうんだよね、シェ・松尾って。
味がね、やっぱ美味しいんだよ。
あまりにメジャーになりすぎて、来るのが悔しい気もするんだけど・・
でもやっぱり来ちゃう。だって、美味しいから。うんうん。」
次はチョココーラがないといいね、おぢさん。


matuo5.jpg

この次の日だかに、大型台風が上陸してきて、
サラリーマンな友人らの会社ははやめに会社命令で帰っていたりで、
そんな最中、渋谷駅で終電ギリギリまでぼんやりしたりしてみた。
台風は、被害さえ出なければ、
そのさいちゅうに外の安全な場所でその様子をじっと見るのが好きだ。

台風のさなかでも、渋谷はやっぱり渋谷だった。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。