2007年07月31日

ドンペリのかき氷「マキシム・ド・パリ」

ma1.jpg

梅雨の合間の炎天下。銀座。
焦げそうになりながら地階に非難。
おぢさん(43)と「マキシム・ド・パリ」でお茶をする。

よそでごはんを食べてしまって、
さてなにか軽く、とメニューを広げるとどでかくプリントされた「ドン・ペリニヨンを使ったかき氷 2100円」の文字。ふたりして「おおおおっ」と歓声をあげる。馬鹿だ。馬鹿すぎ。最高のシャンパンの使い道を完全に間違っとる。完璧イロモノ路線。mixiにこのことを書いた際、マイミクの方に「これ以上下品な食べ物を見たことがない」とコメントをいただいたのだが、同感。ほぼ同じことをおぢさんも口にする。
「すごいねえ。しかもマキシムで。誰がこんなものを考案したのかを是非聞きたいところだねえ。ドンペリを侮辱し下品という意味ではホストクラブは最低最悪だと思ってたけど、マキシムがコレをやっちゃうって、ある意味下品さにおいてホストクラブを突き抜けちゃったねえ。素晴らしいねえ。」
かつてドンペリ関係の仕事をしていたおぢさん、せつなそうに笑いながらおっしゃる。
「きみ、これ注文しなよ。似合ってるよ。」

なんだその似合ってるってのは。イロモノ路線か私は。

ma2.jpg

ドンペリのかき氷(マスカット) 2100円

店員さんに「ドンペリのかき氷」と告げると、大爆笑するおぢさん。
「いや、ほんとに頼んじゃったよこの子!!!!!」
頼めつったの自分じゃないか。ひどい。
フルーツはいくつかの中から選ぶことができ、マスカットにした。
粋のかき氷が運ばれて来、ギャルソンが「ドンペリ99年ものでございます」と告げ、おもむろにかき氷に注ぐ。きらきらと黄金色に輝くドンペリ・・・・・が、かき氷に注がれる。
モノスゲーマヌケで、モノスゲーキレーな光景。なんだこの成金的光景は。

味は・・・
まあ・・・
シャンパンは水で割るものじゃないですからねって味でした。

お店の方に
「しかしなんでまたあんなものを考案したんですか?あんな下品なものを」
とはさすがに聞けず、考案者もその理由もわからないまま・・


---

070731.jpg

焦げます。


maru.jpg

広尾の「マルガメ製麺所」の生じょうゆ。650円。
仕事で広尾に来る際、いつも通る道にこの店はあるのだが、いつも閉まっておりまして。青山で買い物をして広尾に寄った日付のかわる時間には開いていました。ただのうどん屋ではなく、居酒屋うどん屋のよう。こ洒落た内装に讃岐のうどん。場所が場所なもんで、値段が讃岐うどんの値段じゃありませんよ。
注文してから茹でるようでえらく待たされたうえに妙にカウンター内で茹でている男の対応が悪い。絶対こんなところで旨いはずがと思っていたのだが、麺のコシといい、しまり具合といい、めちゃめちゃ旨い。麺のコシを味わいたかったので今回はしょうゆにしたのだが(ダシなし)次はダシ有りで来てみたい。
でも接客態度は直してくれ。テレビに出ただなかんだか知らんが。


マルガメ製麺所
東京都渋谷区広尾1−7−17
03-5475-6021
11:30〜15:00
18:00〜翌3:00
無休


posted by さくらこ at 03:17| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

食の記憶「レストランひらまつ」

504060694_215.jpg

前の職場の友人の誕生日パーティーだった。
友人つながりで、広尾の「レストランひらまつ」で食事会。
人生の都合で辞めてしまったのだが、
その後も幾度か都内で遊んだりもしたひとたち。
そして、今回もまた、久々に皆と話し込む。


フォワグラのテリーヌのトランシュ
フォワグラとハチノスのブリッグ包み焼き
真鯛の備長炭焼き オレンジの香るマルサラ酒ソース
コアントローマセレのフルーツ



515782242_195.jpg

けっこう毒々しい色をした赤紫のピュレはビーツ。
ビーツの説明はここをどうぞ
ビーツのピュレやバジル、にんじんのピュレがアペリティフの際に出てきた。
苦い。美味しいものではないが珍しい。


結構時間がたってしまったので忘れてしまったものも多いが。
しかし画像がないと案外思い出せないものだなあと思った。
ブログでの食事の撮影についていろいろ言われることもあるが、
食べ物を記録することは、日々の記録でもあると思う。
あの日なにをしていた?と聞かれ、なにもなく何年後も覚えているのは難しい。
日々の食べ物の記録を見ると、その日のことがいつまでも思い返せる。
不思議なものだと思う。
いまではもう会うこともできないひととのかつての楽しかった時間、
そんなものを思い出すため、私は食べ物の写真を撮っています。

---

513248010_107.jpg

吉祥寺に「吉祥寺麺通団」が新規オープンした。
新宿の「東京麺通団」の店長さんがひらいたお店。
讃岐の本場のうどんの味を東京で再現できている数少ないお店。
新宿より美味かったです。
麺のコシが味わいたいなら、つゆなし、
ダシの美味さを味わいたいなら、あつかけがおすすめ。



513248010_30.jpg

515961218_182.jpg

よっちゃんと合流して吉祥寺「汁べゑ 離」で豚バラ串とモツ鍋。
両方ともお店のおすすめメニューなんだけど、
むっちゃくっちゃ美味かった。



井の頭 汁べゑ 離
東京都武蔵野市御殿山1-3-1 松山ビル1F
0422-47-9465
17:30〜24:00(L.O.23:00)
無休


posted by さくらこ at 01:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

子羊のロティ「ベージュ東京」

be14.jpg

カリカリのおぢさん(43)と銀座の松屋前で待ち合わせ。

今日は銀座シャネルの10階にある、シャネルと三ツ星シェフ、アラン・デュカスのコラボレストラン「ベージュ東京」でランチ。シャネルが嫌いでレストランとしての前評判もよろしくないこのお店、私は青山の「ピエール・ガニェール」のほうがいい、と主張していたのですが、

「いやー、シャネルだからねえ?」(意味不明)

わが道をゆくおぢさんの主張の前に、私の主張など通るはずもなく。(奢り主だし)


シャネルの裏口のようなひっそりとした入り口を入ると、予約係が。
予約名を告げ、エレベーターに乗る。
エレベーター内のボタンまでもがシャネルマークで可愛い。


be1.jpg

be2.jpg

まずは泡。水はガス抜きで、PANNA。チーズのシュー。
この泡なんだったっけ。

「ローランペリエのブリュットだよ。因みにローランペリエのプレステージはグランクリュ。
大変クオリティーの高い良いシャンパンハウスで、シャンパーニュ生産量第3位を誇ってるよ。」
とおぢさんのご返答。

アミューズは「カリフラワーのポタージュ、カルダモンの香り。器は京都の何とかの京都木をくりぬいた漆塗りの器。だそうです。食べて数時間しか経っていないのにきれいさっぱり忘れる自分が、料理の何を語るつもりでいたんでしょうか、とかいう突っ込みはやめてください。


be3.jpg

これがいちばん楽しみでした。
ほかの店舗ではなかなか見られない、オリジナルブール。
奥は北海道の無塩バター。手前はワカメや海草らを使った、シャネルオリジナルバター。これ、時々内容が変わっているようで、ほかのサイトさんでは「白黒コショウやアニスがブレンドされたスパイシーバター」になってました。おぢさん曰く「海草くせえ」。でもとても美味しいです。北海道バターのほうを試すのを忘れてました。
パンはプティバケット(形がかわいい)、バターのパン、あとなんだっけ?3種類。食べ終わるはしからこまめにコミの方がパンを持ってやってくる。あたたかで風味の豊かなパンはとても美味しかったです。(冷たくてかたいパンを出すアピシウスはこの点においては完敗だと思う、ランチでもあたたかいパンをくださいよう、アピシウスさん)



「うわ、くっさ。君、ニンニクくっさ!!!」

会った瞬間、おぢさんがのけぞった。
昨夜、友人らと食った大量の餃子のニンニクが恐ろしいほど効果を発揮。
「一晩たてばにおいなんて消えるよ」
などと悠長なメールを送ってきたおぢさんだが、残念ながらおろし金ですりおろした生ニンニクの匂いはそんなヤワじゃなかった。シャネルのレストランに漂うニンニク臭・・・

「シャネルのレストランに行くのにさ、
普通はね、最低限の身だしなみは整えるわけだよね?
そんな場所にさ、
予約してんのにあっさり遅刻だわ、
理由が虫歯が痛んで寝れなかっただとかだわ、
あげくに半端ないレベルのニンニク臭だわでさ、

君のようなお客も初めてだろうし、

おれも君のような女は初めてだよ。


いやー、すごいね、感心する。余裕があってすばらしいね?」


さすがは一流のサービスのひと、言うことはうまく綺麗にまとまっているが、
どっからどの角度で見てもものすごい嫌味でしかない。
ニンニクくさくてほんとうに申し訳ありませんでした。



be4.jpg

「ソース・オ・ピストーのサラダ」
5500円ほど。

8000円のほうのランチコースにプラス、アラカルトを頼むことにする。
このサラダはカルトメニュー。
残念ながらほかのお客さんのようにメニューを撮影する度胸はなかった。
メニューの名前がわからないので、使用しているソースと材料で説明します。
間違ってたらすみません。なんとなくでわかってやってください。

ピストーソースはバジル、ニンニク、オリーブオイルなどを使ったソースのことで、サラダには夏野菜を使用、白い実のようなものがサラダに入ってましたが、それはアーモンドなんだそう。生のアーモンドの白いのをはじめて食べました。サラダ以外には使えないって味。



be5.jpg

「ウニとホタテのシトロン風味 ウニの香りのカプチーノ添え」

これはランチのコースのオードブルメニュー。
ウニもホタテも、とても強めの海の香りが・・何故?
新鮮でおいしかったけど、私の好きなウニの味ではなかったです。



be6.jpg

「イワシ(?)のバプール」

これもランチコースのポワソン。
イワシだっけ?これは本当に印象に残らなかった。味付けが薄すぎる。
コミの方が「味が薄ければ、塩を、」と塩を渡してくださる。
お店の方も思ってるなら・・・ああ、でもこれは日本人に受けの悪い味ってだけかもしれないね、味付け薄すぎの小魚。イワシ(?)の下のラタトゥーユはおぢさんが大絶賛。こんなラタトゥーユは初めてだねえ、とえらく感心しきりだった。
このメニューは本当に記憶に残っていない。
なのでイワシだったかどうかも・・
イワシじゃなかった気がするんだが。でも見た目、イワシだよね??



be7.jpg

「ポシェ・ド・オマール ソース・ド・コライユ 
プティポワ添え aux KAMAKURA」


これはおぢさんの頼んだアラカルト。9500円くらい。
鎌倉で獲れたオマール海老、コライユは味噌。


「君はおれをカリカリポワレ好きと思い込んでて、だからアピシウスに行ったとき、本当はオマールがあればオマールを頼みたかったんだけど、君が期待の目でおれの方向を凝視するもんだから、なんとなく有無を言わさずって感じでポワレを頼んだんだ。結局オマールがなかったからどっちでも同じなんだけど、先に言っておくよ。おれはね?カリカリおさかなポワレも好きだけど、オマールだって大好きなんだ。あとね、君はよく「ポワレ」と「グリエ」をたまに間違えて言ってるけど、おれが好きなのはポワレだからね?間違えないでね?」

すいませんでした。

オマールの味は・・・・・ものすごく癖のある独特な味がしたんですが、これは味噌のせい?なんだかとても濃厚。記憶に残る味だけど、決して大好きな味じゃなかったと思う。


be8.jpg

「仔羊の背肉のロティ エスペレットとサリエットの香り」
Dos d’agneau frotté de piment d’Espelette et de sarriette.


今日は鴨を切らしているとのことで、急遽、アラカルトより仔羊。カルトで頼むと9500円ほど。「仔羊の背肉のア・ラ・ブロッシュ」というのが、ここと同じくデュカスのプロデュースしたフレンチレストラン「ブノワ」にもあったはず。「焼き具合ちょー最高」とぼそっとつぶやくおぢさん。
皿をものすごい凝視。
これは、これはほんとうにおいしかった。
ソースはちょっと覚えていないがこれはあまり記憶に残らない。だが、この、肉のこのベストな火の通り方、クセもまったく残らない、生まれてはじめて美味い!!!と思った肉が仔羊、それもすごい。
いやーーーーーーーーーーー、
そんなに美味い肉ばっかり食べてきたわけじゃないですが、私の知りうる限りはいちばん美味しいと思えるヴィアンドでした。おぢさんも手放しで感心。ていうか私より私のぶんを食ってました。遠慮のかけらもなく食ってました。シャネルなのに、私の席のまわりだけシャネルじゃない感じ。最低限のテーブルマナーを守りつつ、しかしむちゃくちゃ下品。しかもニンニク臭。



be9.jpg

デセールです。
デセールのシルバーに目を留めるおぢさん。
すかさずコミの方の説明。イタリア製なんだと。
「だよね、どう見てもこれ、イタリア製だよね。」
私にはとんと違いがわかりませんが。

be10.jpg

プティフルは抹茶のマカロン。
コーヒー、紅茶やらはコースでも別注文。
大体が700〜800円でした。


be11.jpg

おぢさんがアラカルトで注文したデセールは、桃のナントカ。


be12.jpg

「カレ・シャネル」

私が注文したのは、世界でひとつの、シャネルの名を冠したお菓子。
ちょー濃い目のプラリネ。濃厚すぎて後半つらい。
ヘーゼルナッツのアイスがついていて、一緒に食べるとさっぱりするのだが、アイスはおぢさんにぶん取られた。相当旨かったらしく、おぢさんは何度も旨い旨いを連呼。プラリネの上に乗っているのもヘーゼルナッツで、合わせてアイスが作られているみたい。
デセールは単品2300円ほど。


be13.jpg

ハーブティーにはハチミツが添えられます。
お砂糖も・・・他店より綺麗に詰められていてかわいい。

板の上に乗った金箔のせチョコレートは、別のブログでは、シャネルマークのついたボタンの形をしたもので、これもとても楽しみだったのですが、メニュー変えをしたのか、ふつうの四角なやわらかチョコに金箔がのっているものになっていました。
板の裏側のなまえを見ようと、そっと持ち上げるおぢさん。
ゴトン、と音を立てて落ちるチョコ。


「・・・・・・・。」


べしっとおぢさんのデコを叩くわたくし。


「さっきプラリネ食べたばっかりだからまたチョコ!?って感じ」
とぼそりとつぶやいた私の横で、「あ、これ旨い!」と言いながらすかさずチョコをふたつとも食べてしまうおぢさん。誰も私のぶんまであげるなんて言ってない。言ってないのに食いやがった。

「・・・わたしのぶんは?」
「・・・・・・。だってきみ、またチョコ?って言ってたから。」
「でも、旨い!とか言ってたから食べたかったのに」

「・・・いや、まずかったよ?」(即答)

「さっき美味しいって言ってたばっかじゃん!」
「いや、まずかった。すごくまずかったよ?」(大嘘つき)

おい。

「さっきもわたしのヘーゼルナッツのアイス食べちゃうし。」
「あれもまずかった。」
「・・・・・・。」

さきほどからの、このふたりの好き放題ざんまい、おぢさんとわたしの、我が道をゆく食事に(いや、普通の店だとフツーにアリな範囲ですよ、シャネルだからちょっとアレってなだけで。ちなみにこのおぢさんは私と違って人並み以上にはお上品です)階段上にメートルっぽい人や(おぢさん曰く)世界第3位のソムリエの人やらがそっと集まってこちらを凝視。明らかに挙動不審。
まあ別に、撮影もコミの方のご協力のうえですし、別にギャーギャー騒ぐわけでも立ち歩くわけでもなく、ただひたすらに

異常にニンニクくっせえ

のと、横にいるわたしの肉をそっと気がつかないうちにさらうのと、チョコをボトンとテーブルに落としたくらいですかね、いや、かなりの確立で明らかに同業者だとバレバレだったとは思うんですが、冷たい対応をされるわけでもなく、いたって穏やかにサービスしていただきました。
チョコを落としたくらいで冷や冷やされてもたまったもんじゃないですが、ニンニク臭かったのだけは心から謝りたいと思います。ふふ。


どうでもいい話ですが、この日、おぢさんがソムリエのコンテストみたいなんで準決勝まで行ったひとだというのを知りました。だからあんなに普段から偉そうだったんですね。「準決勝なんて本当にたいしたことないし、おれなんか無名の、ただチンチンが大根並みにでかいだけの、」とさらっと無茶を言うおぢさんと、炎天下の銀座を歩きました。東京は久々のからりと晴れ。ソムリエ資格試験に向けての勉強を見ていただき、その後、

ma3.jpg

ご機嫌でバッティングセンターにて尻を振るおぢさん。


噂どおりお値段の張るお店です。味は前評価で創造していたよりはずいぶん良かったと思います。最高に旨い!は子羊のロティくらいでしたが。サービス料はランチで10%。ディナーはわかりません。水はガス抜きで頼むと、PANNAが出てきました。PANNAは840円。標準的なお値段設定だと思いますが、カルトはわりと他店より割高め。メインだと7800円〜9800円ほど。オードブルは3900円〜5500円ほど。グラスシャンパンは2300円。そんな感じです。




ベージュ東京
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング10階
03-5159-5500
ランチ:11:30〜14:30 ディナー18:00〜21:30


posted by さくらこ at 23:20| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | Restaurant | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

南国フルーツオフ 後編

PCが壊れる寸前である。
久々に立ち上がったPCでブログのアクセスを見たら、普段の10倍になっていてびっくりした。なにごとかと思ったらこちらに出ていたらしい。


fr10.jpg

「シルクメロン」
中国の内陸あたりで食されている、日本では滅多に手に入らないという珍しいメロン。いやー、今回唯一と言ってもいいほど、マトモなフルーツでした。甘さ控えめの、やわらかな甘み、上品なメロンの繊細な味。

fr11.jpg

中身もいたって普通のメロン。
甘さが濃すぎないぶん、私は普通のメロンよりも好きだなと思いました。
モンゴルとかではドカドカ売られてますが、日本じゃ高いんじゃないかな・・


fr12.jpg

「ジャックフルーツ」
これもあまり見かけないですよね。
あとで出てくるドリアンなんかは、新宿のアルタ隣のフルーツ屋なんかで売られているので多々目にされた人も多いとは思いますが、ジャックフルーツ、これは私も今回はじめて知りました。
それまでフルーツを切っておられた幹事さん、ぴたと手を止め、
「誰か切りたい人」
とおっしゃる。
例のオフ(注1)でも開缶役を嬉々として買って出た私が挙手しないわけがない。嬉しがりの記念モノ好き。略すと「馬鹿まるだし」。で、結局さっくりとジャックフルーツにナイフを入れる。切りごたえは意外とやわらか。見かけほど硬くはないのである。あふれ出る南国臭とともに手にベットリとからみつく、ボンド状の粘液。粘液。粘液。


うっぎゃあああああああああああ!!!


fr13.jpg

ジャックフルーツを切った瞬間の画像。
(真ん中あたりに染み出てる白いのが粘液)


ところがこの粘液、洗っても取れない。
石にこすりつけても落ちない。
なにをやってもぐちゃぐちゃねちゃねちゃと手に張り付いたまま。
ボンドが薄かたまりの状態で手から離れない状態を想像してほしい。
まんま、そんな感じである。

幹事さん、鬼・・・・!!!!(涙)

結局、砂にこすりつけ、洗剤で繰り返し洗いまくってようやく夜、落ちた。
死ねた。

ちなみに中国では波蘿蜜と呼ばれ、日本名「ハラミツ」なんだそう。
トゲトゲした外観ですがトゲ自体はやわらかい。
タネの周辺のやわらかな部分だけが食べられます。
それ以外は食しても美味くないので、非常に無駄の多いフルーツだと思う。
粘液にもイラっとさせられるし、まず食べたいとは思わない。
それに加えて今回判明したこと。
ジャックフルーツをひとくち食べた瞬間、のどの奥が・・
腫れ上がるわ、異常なかゆさだわ、
どうやら


ジャックフルーツアレルギー持ち


のようでした。
いやー、普通に生きてたら一生気がつかないとこだったわ。
ていうかこの先、一生関係ないアレルギーだな。
ちなみに私は生のリンゴアレルギー持ちです。さくらんぼも不可。
両フルーツアレルギーの方はジャックフルーツにご注意。



fr16.jpg

「ドリアン」
世界一臭いフルーツとしても有名。
そして、果物の王様の名を名乗っているフルーツでもあります。
こっちのとげとげはやや痛い。
私のドリアンに関する思い出も痛い。(注2)


fr17.jpg

なぜかそこらにいた外国人に手渡すフルーツオフ幹事さん・・


fr18.jpg

ぱかーん。
世界一臭いと言われるも、さんざんわけのわからない南国フルーツを切りまくってもはや匂いのにの字も感じなくなっているオフメンバーにとっては赤子の手をひねったときのような香りでしかない。(どんな香りだ)
シュールストレミング開缶のときもそうだが、臭いものばかりに触れている最中に世界最強と言われる臭いものにいくら接しようが、鼻がもう、ウンともスンともプンともなのだ。近くにいる人間はえらい迷惑であろう。彼らにとってはとんでもなく臭いんだから。


fr20.jpg

というわけで、通りすがりの前出の外国人たちに半強制的にドリアンを渡す。食わせる。臭さに顔をしかめさせる。カメラを向けるとなぜか嬉しそうにポーズを取る外国人。撮影するわたくし。意味不明な日曜日の午後。仕事もせずになにやってるんだろうとふと我に返る。


fr19.jpg

ドリアンの中身。
ジャックフルーツと違って房になっていてほとんどが食べられる。
あんまーーーーーーいです。
ねっとりと濃厚な甘さ。
でもこちらは食べてもかゆくなりませんでした。
なにが違うんだろう・・


後編は珍しめのフルーツばかり集めてみました。
ジャックフルーツは5000円、ドリアンも結構な値段、
シルクメロンは800円かな、あまりひとりでは手に入れられない(というか手に入れたくもない)フルーツばかりなので、宴会やオフ会なんかで、食べてみたいという人を募って購入、というのがいちばんいい手段かもですね。とても貴重なオフ会に参加できて大変嬉しかったです。二度も食べたいとは思えないフルーツばかりでしたが、南国の食い物なんてそんなものばかりですよね、てな冷めた意見でこの場を締めくくりたいと思います。それではまた。

(今回、撮影にご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました)


(注1)シュールストレミング開缶オフのこと。詳しくはここ
嬉しげに開けた結果、臭くて臭くて満員の中央線でも周囲が少し遠のいていた。

(注2)ドリアンに関する思い出。
シンガポールにいたとき、中国人経営のきれいな店でドリアンを食ったら、一切れで1200円も取られた。その直後、川の近くの市場で1玉まるごとでわずか30円だったことが判明。イラっとさせられつつも、南国の名物といえば変なフルーツしかないので、お土産にドリアンを一玉購入。家に帰って切ってみたら中から大量の虫。
中国人なんか二度と信用しないと心に誓った理由はこれ。
posted by さくらこ at 01:49| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 虫・果実・山菜の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

南国フルーツオフ 前編

fr3.jpg

fr1.jpg

目に鮮やかな原色のフルーツが並ぶ大久保公園の初夏。
大久保公園、ミラクルフルーツオフ、その後。

赤紫色のドラゴンフルーツは、合成着色料つけまくり菓子のような色だった。
真ん中の、りんごを半分に切ったような果実はワックスアップル。
写真下のイボつきバイブのようなキワノという果物の中身は、

fr2.jpg

こんな感じでした。
南国果実には、種を食べるだけな果実が実に多い。
そして色が実にキワモノ色。

fr9.jpg

これも。
これはなんだったっけな。
(パッションフルーツだそうです。カーネルさんどうもです。)
うまいまずいの前に、ただひたすら、種。種の味。



fr5.jpg

fr6.jpg

山芋を切ると、そこは種でした。
雪国。
モーウイ、どこから見ても山芋。
チャメはカットすると梨のような中身。
味は・・・記憶に残りにくい、どうでもいい味。

fr8.jpg

パパイヤ。
すっかりだまされた。
これまでのラインナップがひたすら種食いフルーツだったせいで、
パパイヤのこの黒い種をキャビアと間違えて食ったら
ただのクソマズイ普通の種でした。ちきしょう。
(※本当に素で種も食べられると思い込んで食った)
実は普通にパパイヤの味でした。うまくもなくまずくもなく。
南国フルーツはこの「うまくもなく、まずくもなく」が多すぎる。
おまけに記憶に残りにくい。なのに高い。

女子高生売春宿で、
記憶に残りにくいどこにでもいそうな茶髪グルグルヘアの無愛想女子が
たいしてかわいくもないのに女子高生ってだけで値段が高いししかもくさい、
その納得のいかなさを違ったかたちで味わえる、
それが南国フルーツの醍醐味。


後半は、メインフルーツの登場。
待ち合わせ場所にドムが来た!みたいな感じのフルーツたち。
posted by さくらこ at 02:38| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 虫・果実・山菜の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

懲りずに『わ』

wa02.jpg

私も家人よっちゃんも明後日が給料日、私にいたってはSUIKAの残高30円、財布のなかは300円という悲惨な状況なのですが是非そんな日にふたりで焼肉を食らうことにしました。明日一日をどう過ごすかなどという庶民のような浅ましい思考回路は持ち合わせておりません。この庶民が!庶民どもが!クツの裏を舐めろ庶民が!!!!!


wa01.jpg

セレブで財布のなかは300円(プラスSUIKA30円)なので、
これだけ肉を一度に注文してみることにしました。
ハラミ、ハツ、Wホルモン、ホホ、甲州地鶏。
ホホ刺し、レバ刺し、梅酒。


wa004.jpg

お店の方に、ナスをおまけしていただきました。
山梨のナス。めっちゃ旨い。焼いて幸せ。
ありがとーございます。
セレブなので非常にうれしいです。


wa03.jpg

セレブなので〆にチャンジャ茶漬けを注文しました。
帰り道、「貧乏人は麦でも食ってろ!」と叫びながら夜道を帰りました。
よっちゃんには他人のふりをされました。


よっちゃん、どうもありがとう。
ごちそうさまでした。
って、いつも奢っていただいているな。

posted by さくらこ at 02:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

荻窪「鳥もと」、その後。

torimoto01.jpg

昨秋、荻窪駅前にある「鳥もと」が、昨年末で閉店してしまうという記事を書いたのですが、結局年末行くことができず・・閉店してしまったのかとやや心配気味でいましたが、普通に営業していました。荻窪駅前はJRの土地だとかで、撤退させられるため閉店、という話をどこかで聞いたのですが、どうやらまだ先の話だった模様。しょっちゅうしょっちゅう行く店ではないですが、あの雰囲気が非常に好きなもんで、嬉しい限りです。ガセネタを流したくって申し訳ありませんでした。
反省はしていません。

torimoto02.jpg

昼間っから「鳥もと」でやきとん。
昼間から飲める、というのがいい。

torimoto03.jpg

「鳥もと」でいちばん好きなしいたけ。
傘の部分と、いしづきの部分のどちらかを選べる。


---

去年の秋ごろからすでにもうヤバさ限界に達していたうちのノートPCメビウスくんですが、そのときもPCが一度お亡くなりになり、大事な画像が・・・!!とずいぶんあせったもんですが(無事蘇生し、画像は保存されました)今回もかなりのピンチに。ふっとんだと思われたデータが、なんとか元通りに・・(もしかして消えてなかっただけなのかも)
絶対こまめに保存しよう、と心に誓った秋の日でしたが、あれから1度もやっておりません。今回もなんとかギリギリ持ってくれたメビウスくん。頑張ってくれてありがとう。早めに保存しておこうっと。



cosmos2.jpg

新潟でまた地震ですね。

http://www.bousai.go.jp/vol/
http://www.shakyo.or.jp/saigai/katudou.html

あのあたりは観光地が多く点在している地域ですので、
シーズン前の震災は、非常に心配です。
どうかうまく皆様が乗り越えられますよう。



posted by さくらこ at 01:33| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

餃子食いたし、宇都宮。

餃子が食べたくなりました。



utunomiya1.jpg

餃子が食べたくなったので、宇都宮に来ました。
昼前に家を出たので、少し遅い昼食になりました。
「餃子が食べたいから今から宇都宮に行くか」
なんていうアホな提案に付き合ってくれるのはもちろん、
毎度おなじみ、家人よっちゃん。



utunomiya2.jpg

utunomiya3.jpg

まずは「正嗣 戸祭店」
宇都宮インターを降りていちばん近い、有名店。
上は焼き、下は水餃子。水。
水餃子ってこんなんなんだね。
白湯で出てくるので、自分でタレを足して味を調整。


utunomiya4.jpg

ごはんもない、ビールもない、
ひたすら餃子だけのお店。当然のように旨い。

野菜ぎっちりお値段控えめのお店。



utunomiya5.jpg

宇都宮駅前。
「みんみん」に行ってみることにする。



utunomiya6.jpg

「みんみん本店」の焼き餃子。


utunomiya7.jpg

「みんみん本店」の揚げ餃子。


utunomiya8.jpg

「みんみん本店」の水餃子。
タレを入れる前はこんな感じ。

有名店だけど(おそらく餃子だとここは日本一有名では)味はまあ・・普通に美味しい。
「正嗣」のほうが好きだ。
あと、美味しいんだけど揚げはやっぱりおなかに来る。すごく来る。



utunomiya9.jpg


おなかいっぱいなもんで、温泉に向かう。
鬼怒川温泉。でも道すがらなもんで、無計画で、適当なところに入った。
無味無臭、普通のお湯のような温泉。
どこか宿を予約しとけばよかったよ。



utunomiya10.jpg

温泉に入ったらおなかがすいたのでまた宇都宮に戻って餃子。
「幸楽」の焼き餃子。


utunomiya11.jpg

今回の餃子でいちばんすばらしかった「幸楽」の水餃子。
いちどは食べてほしい餃子だと思う。
水餃子の域を超えていた。


utunomiya12.jpg

ラーメンの値段が「江ぐち」並み。



餃子を食べ終えたのでとっとと東京に帰ってきた。
ただいま。


posted by さくらこ at 22:34| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月10日

梅が丘、美登利。

画像 001.jpg


いつの間にか夏になっていた。
3月からこちら、仕事、仕事、仕事で詰め詰めキツキツに毎日を過ごしてきた。どうしてもやりたい仕事にめぐり合えたためだ。まあ、ただの自分の都合である。私の猪突猛進な性格からすれば、目標を定めさえすれば頂上まで駆け上がるのは苦労ない。だがどうにも無茶をやりすぎた。この1ヶ月半、どうもこうも、身体も精神も言うことを聞いてくれない。まあ気長に行くか、とぼんやり休みを取りつつたまに働いて・・事故にも遭い、ロクでもない1ヶ月半であった。気がつくともう夏は始まっていた。今年の夏は短い気がする。夏の訪れに気がつくのが、どうにも遅すぎたせいだ。紫陽花の若い旬もいつの間にか通り過ぎた。ねっとりと濃い色に進色してしまった紫陽花が、玉川上水の、沿いの道をふさぐ。


midori1.jpg


深刻な話をするために、カリカリのおぢさん(43)と新宿で合流した。深刻な話を一通り新宿西口のモザイク通りの人通りの多いなか立ち話ですませたのち、移動、梅が丘の「美登利寿司」は、東京の西のほうでは最も有名かつ評価の高い鮨屋のひとつであろう。あろう、なんて偉そうな言われ方を小娘にされる美登利寿司、初夏早々、いい迷惑であるに違いない。
噂に違わぬ味と、なにより接客がとてもいい。
感じのいいお店だった。
こういう、有名になってしまった和食店にありがちな敷居の高さ、偉そうさがまるでない。もののついでのように書いて申し訳ないが、シャリがすごく旨かったですよ。ここは。


---


なんだ、タイトルが美登利寿司なのに記事が短いじゃないか、
おぢさんのいつものわけのわからない語り部もないじゃないか、
とお嘆きのあなた、
大丈夫、今日もおぢさんはいつものおぢさん節を並べ立ててくださいました。

西新宿のファミレス。
おぢさんが痩せの大食いらしい食欲を発揮しながら恐ろしいスピードでメニューを食い荒らしている横で私はささやかにポテトとスープを注文。

「最近さあ、胃の調子が悪くって、吐きまくりなんだよね?」

そんな台詞を吐き散らかしつつ(どこが調子悪いんだ5000円も食いやがって)、
私のポテトまで食らいつくした挙句に、


bakaapi.jpg


「アピシウス!!!!」


「・・・・・・?」


api5.jpg


これ↑のことらしい。(アピシウスの海亀のスープ  3150円)

ポテト2本と、そのポテトの皿の上にスープカップをのせて。



「・・・・・・。」

「・・・・・・。」



「おれは43歳だけど朝立ちはMAX勃ちだからね?」
「・・まったく知りたくもない情報を与えてこなくていいよ」
「・・・・・・ヘソにちんこがつくんだからね?」
「笑うよ。悪かったよ」


仕事のはなしやらなんやら、
先日行った「アピシウス」は、私が、なぜグランメゾンには女性のサービスがいないのか、どうしても知りたかったためと、おぢさんが高橋シェフのいなくなったアピシウスの味がどう変わったのかを確かめるためもあって訪問しました。
「やりたいと自分がそう思うなら、他にいるとかいないとか気にせず、やりたいことをやればいいんじゃない?他人がいままで敷いた常識の枠は自分にはあまり関係のないことじゃないかなあ」
とまあ、正論をおぢさんは述べるのですが、普通の仕事と違って、サービスはお客様が高いお金を出して受けるもの、そこに、似合わない人間が居るというのは・・お客様にとってマイナスでしかない、つまり、自分の思うように好きに居ていいのではないんじゃないかなあ。グランメゾンで受けたサービスは、とてもじゃないけど私には不可能。その人間そのものがそこにいることでお客様に与える影響、それを考えると、私にはとても向かない。私にあれはできない。あの空気は生み出せない。
と伝えると、
「あー、そのとおりだね、
ものすごく高いお金払って君のサービスだったら・・ふふ」


私にトドメを刺しやがった。




(以下、ちょっとうんこネタはさみます、すいません)


「このソファ、コゲ茶色と黄土色のストライプで、
まるでカチカチウンコとゲ○ウンコのときの両極端ウンコ色だよね」

むかついた私がレストランのソファの色に八つ当たりしていると、

「そうだね、どっからどう見てもウンコの色にしか見えないよね?
こうやってさ、ケツからウンコ出しながら色わけしつつソファに塗っていきたいよね、ぬりえみたいにさ、出だしはコゲ茶でさ、コゲ茶色のところにウンコ塗って、あ、色間違えちゃった!もう最後のほうの黄土色なのにコゲ茶のとこに塗っちゃったよ!とか言いながらさ、ねえ?」



ケツで身振り手振りされつつ、さらりと言い返されました。
ちくしょう。


ごにょごにょと下ネタもウンコネタもはさみつつ、
お互いの職場の愚痴も相変わらずこぼして、
ぼんにゃりと今回も解散。
しっかし汚い会話だなあ。
posted by さくらこ at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

南国珍味フルーツオフ、プロローグ。

mira1.jpg

ミラクルフルーツ。

mira2.jpg

ミラクルフルーツ。

mira3.jpg

ミラクルフルーツです。


ミラクルフルーツとは、食べるとその直後に食べたすっぱいものがすべて甘く感じてしまう不思議なフルーツなのでありました。どうでもいいことですが、このレモンは豚の貯金箱のようです。さて、そんなミラクルフルーツを食し、すっぱいものを食べてみようという企画オフが新宿で行われると聞きつけ、参加をしてみることにしました。そういえば似たような面子で昨年の今頃、シュールストレミング開缶オフがありましたが、この手の企画にどうにも弱いようです。
もののついでのように書きますが、ミラクルフルーツを口に含み噛み潰し、ねぶりまわすように舌になすりつけてレモンを食べると、その昔、自販機で売られて一斉風靡したはちみつレモンというジュース(炭酸じゃないほう)の味がしました。旨いです。今回食べたさまざまなフルーツのどれよりも旨い。レモン素敵。レモン最高。レモン万歳。
まあでも、人生で一回くらいでいいかなという感じです。
ミラクルフルーツ、700円するし。
九連宝燈みたいな果実。人生に一度きり。

しかしまあ、酢だの液体レモンだのレモンまるかじりだの、
甘さにかまけて散々飲み食いしすぎて、帰ってから胃がやられました。
不覚。



mira5.jpg

mira7.jpg

さまざまな果実が集まってきました。
南国の珍しい果実を、ミラクルフルーツとともに味わおうという趣旨です。


mira6.jpg

中には明らかに果実でも南国でもなんでもないものも混じってます。
なんかの罰ゲームでしょうか。どさくさにまぎれてカボチャもありました。
海ぶどうもありましたが、まさかブドウと間違えたわけではないことを祈りたい。



mira4.jpg


コマ劇横で氷祭りをやっていましたが、


mira8.jpg


奴らが公園に氷を不法投棄しにやってきました。



mira9.jpg


再度不法投棄をしに来ました。
どうせ溶けるからってやりたい放題です。
国はいつも自分勝手です。


mira10.jpg



自分勝手にもほどがあるサイズの氷です。



mira11.jpg

mira12.jpg


日差しが強いので腐敗防止のアイステーブルです。
氷のテーブルにフルーツが陳列されるとまるでなんだかオシャレな六本木のフルーツアイスバーのようで、すぐ隣に浮浪者が山のように寝転がっているドリアンの匂いの充満した大久保公園とは思えない光景となりました。真っ昼間っから非常に不自然な光景でした。


mira13.jpg


調子に乗ってアロエやマンゴスチンを並べてみました。
旨そうに見えますが、アロエは非常にまずかったです。
しかし氷テーブルがあるだけで旨そうに見えます。こんなアイステーブルに騙されてどうでもいい味のウンコくさい南国フルーツを高い金払って六本木のフルーツバーに食べに行く頭の悪いセレブどもの味覚の弱さを馬鹿にしつつ、大久保の浮浪者だらけの公園で、安く手軽に大勢で、南国のフルーツを食すことになりました。そんな六本木フルーツバーが実在するかはともかく、とりあえず金持ちを見下したい気持ちでいっぱいになりながら、オフは開催されました。


つづく

posted by さくらこ at 21:37| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 虫・果実・山菜の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

七夕、鳥の白レバー刺し。

torimasa2.jpg

中野に、鳥の白レバー刺しを食べにゆきました。
中野に長く住んでいた友人まゆげ(35)のおすすめのお店「鳥雅」は、ここらあたりではいちばん白レバーの旨い店なんだそう。近いうちに絶対食べてみようと思っていた白レバに今回、最高のかたちで出会えることができました。

torimasa0.jpg

まずは、焼きと刺しとで。
刺しは680円ほど、焼きは1本250円ほど。

焼き方のかたが非常に上手な方のようで、
串のほうは、半熟トロリトロトロといった食感。
めちゃめちゃ旨いです。
刺し、こちらは、もう、
濃厚でゆったりトロリっとしてわずかに甘く、
くちの中でやんわりと甘さがほどけていく感じ。
とかいう評論家の腐ったようなものの言い方はさておき、
お世辞抜きで、初の白レバーは最高に旨かったわけですよ。
こんなに旨いのか。もっと早くに食べてればよかった。

焼き方をされていた店主曰く、
「今日の白レバは今年1番か2番ってくらいだよ」
とのこと。いやー、豚レバがダメってなひとは一度食べてみるといい。
まったく食感も味も違う。クセもないし独特の臭みもない。
めっちゃめちゃ旨いですよ、ほんと。

torimasa4.jpg

あまりに旨かったので、4種盛りという形で白レバおかわり。
鳥刺し4種盛 980円ほど
手前が、だきみ、奥がささみ。他に白レバー、砂肝が乗っている。



torimasa1.jpg

店主がずいぶんブログに載せることを気にしておられたんですが
(以前結構酷く書かれてしまったそう)
この店、お世辞抜きですんごい旨いですよ。
センスもよくて、箸置きなんかも普通のピーナッツ。
すごくかわいいと思いました。それぞれ当然、形が違う。
突き出しは温泉たまごで、これも他店では見たことがない。
お値段も控えめなのにあれほど旨い白レバ刺しを食べることができ、
店員さんの対応も非常にいいし、焼き方もものすごく上手。
私的には100点満点なお店だと思いました。
そそ、お酒も珍しいものをそろえておられますよ。



鳥雅
中野区中野5-56-15 三京ビル1F
03-3385-0123
18:00〜23:30(フードLO22:30,ドリンクLO23:00)
水曜休日


posted by さくらこ at 20:43| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

お久しぶりです。

wawa2.jpg

wawa3.jpg


お久しぶりでございます。
長い間なにをしていたかといいますと、事故に遭っておりました(^_^;)

それでも『わ』には行っておりました。ただ、痛み止めを常時飲んでいなきゃいかんので、あまり酒が飲めない。飲んでも酔いがおかしな具合にまわる。そういうときはなに言ってんだか自分でもわかりゃしねえ。でもなぜかそういうときに限って飲みたくなる。缶ビールでもいい、なぜか飲みたい。
グワーっと飲みたい。で、三鷹駅でビール買って薬物と融合させながらグワグワになりつつ千鳥足でもはや意識朦朧となりつつ帰宅したり、そんな具合の1ヶ月でした。

そんな中、わたし以外の世界は普通に時間を刻んでいたので、
『わ』も刻々とメニューが変動しておりました。
上の画像のみどりの葉っぱはシソの葉
下の画像↓の白金豚パンチェッタを巻くとうまーーい。

wawa4.jpg


ちうか、この白金豚パンチェッタもうちのブログでは初お目見えのはず。組長が岩国から来られた際、店主がオマケでくださったのですが、これがまたものっそい美味さ。でっかい、塩味が絶妙に効いたベーコンに・・もう、大ハマリ。以来、毎回注文しとります。シソの葉で塩分が中和されてちょうどよいのよう。

wawa7.jpg


鳥セット。手羽先とか砂肝だったと思う。3種盛り。
忘れた。
たまねぎは塩味が絶妙でんまい。

wawa8.jpg

wawa5.jpg

wawa6.jpg


スペ玉と、内緒メニューの脂つきハツ。
ハツの脂のついた部分なので、正式な商品ではないんだけど、運がよければ食べることができるます。ちなみにこの日はハツがラストで、ちょぼっとだけ残っていた脂つきの部分をオマケで店主にいただきました。もう、めっちゃくちゃ美味いです。脂がギューでグワーです。


身体壊してんのになにやってんだって話ですが、この1ヶ月ちょぼちょぼと食べ歩いたものを、またぼちぼち更新してゆきます。なんだかんだでメールくださったり、ミクシーのほうのメッセージで問い合わせてくださったそこの心配性のみなさま、優しさが目に染みます。全米が泣いちゃう。


posted by さくらこ at 00:00| 東京 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。