2007年02月28日

中身汁を作ろう

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秋口、友人から携帯に画像が送られてきた。白馬のホテルで知り合った彼女は、夏を白馬で過ごし、秋口から冬の入りまでを今度は沖縄のホテルで過ごすことになったようだ。彼女からたびたび送られてくる画像はさまざまで、ヤギの放し飼いの様子、首里城近くにある「ぶくぶく茶」で食べたもの、沖縄のバーガーショップ Jefバーガーで食べたゴーヤ入りのぬーやるバーガーなどなど、沖縄にしかないものがたくさん送られてきた。従業員食堂で出てくるメニューも沖縄独特のものばかりで、沖縄そば、ソーキそば・・・そして中身汁。中身汁ってなんだ??・・ってまあ、今日はお休みだったので作ってみました。腸が悪いときは腸を食え、つまり中身ってのはモツのことなのでありました。


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材料は、
モツ煮込み用などと書かれたモツ。適当に。
小麦粉 適当に。
こんにゃく 半袋
干ししいたけ 3〜4つ
かつおぶしとそのだし汁 6カップくらい取れる程度
塩、しょうゆ、しょうが 全部適当に

すいません、(珍味です)の表示に負けて、
なんでかモツ以外にもコブクロまで購入してしまいました。

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中身(モツ)を一度なべにたっぷりのお湯でゆで、ざるに取って湯を切り、小麦粉を振りかけてよく揉みます。小麦粉はケチらずに、よく揉んだら水で洗い落とし、また小麦粉をふりかけ、これを3回繰り返します。しっかり小麦粉で揉んだら、今度はまたなべに湯を張り、モツを入れて煮こぼし、煮えたらお湯を捨て、それを3回繰り返します。ここの過程をケチるとモツの独特のくさみが消えません。
ちなみに私はこんにゃくをたんざくに切り、豚肉の赤身と一緒に3回目の煮込みのときにぶちこんで、アク取りをしました。こんにゃくのアク取りが面倒なひと、豚肉も一緒に入れて作りたいひとは3回目で入れて一緒に煮込むとアク取りの手間がはぶけます。

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別のなべで、かつおぶしでとっただし汁、干ししいたけのもどし汁を沸騰させ、たんざくに切ったしいたけ、にんじん、こんにゃく、ささがきにしたごぼうを入れて煮込みます。普通はこんにゃくとしいたけとモツだけを使うみたいですが、今回はにんじん、ごぼう、豚肉の赤身も追加。モツだけだと食べるのに抵抗のあるひともいると思ったので、豚汁風にアレンジをば。
3度煮込み終わったモツも追加し、さらにじっくりと煮込みます。途中、しょうゆ、塩で味をととのえ、モツがやわらかくなったらできあがり。

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すりおろしたショウガを乗せ、完成です。

posted by さくらこ at 21:54| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 北海道・沖縄の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

吉祥寺「リトルスパイス」

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青春18きっぷ発売20周年ということで、20日から今春の18きっぷが普段より3500円ほど安い、8000円で発売されているわけですが。使用期間は3月1日から4月10日まで。夏は18きっぷ1枚5日分で四国と南九州以外を西日本一周したんですが、この春は2枚購入して、東北と北海道でもまわろうかなーなんて考えてます。秋の北陸旅行以来久々の、仕事抜きの旅行。なにも考えずにだらんだらと鈍行で。いいねえ。まあ普段からなにも考えてないんですがね。

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休日。長野からジョンボルノが遊びにきたので吉祥寺へ。フランス菓子専門店「レピキュリアン」という、たいそうケーキだけは美味しい喫茶店で、店員の対応の悪さのおかげでぜんぜんくつろげず、ちゃっちゃと食べ終えていつもの「武蔵野珈琲店」に移動してブレンドを飲みました。「レピキュリアン」は、ケーキだけはめちゃめちゃ美味しいのですが、紅茶があからさまにティーパック使用の味というのとコーヒーの味も果てしなくどうでもいいのと、店員に対応の悪いのがいるのと、喫茶コーナーにしきりがないために落ち着けない、つまりお菓子の味とディスプレイの可愛さ以外なんの取り柄もないおかげでケーキの無駄に旨いのがものすごくもったいないことになっているお店、といった感じでした。



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吉祥寺のカレー屋さん、「リトルスパイス」へ行きました。

吉祥寺はカレータウンだなんていわれているけど、すっごく美味しい!というカレー屋さんは実は存在しないんじゃないか、なんてことを半年前に吉祥寺の超有名カレー屋「まめ蔵」に行って思ったわたくしですが、このお店もまた「まめ蔵」みたいに、美味しいとか言われてても所詮どこにでもあるカレー屋の味ってオチなんじゃないかと半信半疑で、行こう行こうと思いつつ寄るたびにいつも閉まっていたので、わたくしのなかでこの「リトルスパイス」は、「やる気のないカレー屋」という呼び名にいつしか変わっておりました。


吉祥寺のカレー屋さん、「やる気のないカレー屋」へ行きました。

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ブナカレー。
どこからどう見てもウンコにしか見えない件につい(略)。あ、略せてないですね。すみません。更新直後に「マジで死ねおまえ」と知人にキレられましたが書き直すつもりなんかさらさらないうえにこれはグルメブログではないですからと開き直る気まんまんなわけですが、生の対極として死があるのではなく、生の完成として死がある、つまり、食べ物の完成としてウンコがあると言う事なのです。そういった崇高な思想のもと、仕方なくどこからどう見てもウンコにしか見えませんでした。
ブナとはチキンレバーのことで、これと砂肝の入った、とても独特の味のするカレーを注文。東南アジアのカレーだそうで、日本では数箇所でしか食べることができないそうです。とにかく辛い。だいたいにおいて変なカレーはマズイものと相場が決まっているので、最初はオーソドックスにキーマカレーか、あちこちで話題になっていたスリランカのブラックカレーあたりにしておこうかと思ったくらいなんですが、意外や、味もよろしかったですよ。火の通ったレバーはあまり好きではないのですが、あの独特の臭みもなく、クセは残るもののさほど抵抗もなく食べられました。レバー嫌いはやめといたほうがいいかもしれないほどてんこ盛りレバー三昧でしたが。ちなみに上のほうの画像は、ジョンの注文したキーマカレー。上でめちゃくちゃ書いてはいますが、ぎっちりスパイスが効いてとても美味しいお店でした。個人的には吉祥寺ではいちばんカレーが美味しいお店だと思います。まあ全部の店で食ったわけじゃないんで適当なこと言ってますがそこらへんはいつものことですので。


リトルスパイス
武蔵野市吉祥寺本町 2-14-1
平日17:30〜22:00 土日祝12:00〜15:00、16:30〜22:00
不定休

posted by さくらこ at 23:00| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

寒天カレー

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小淵沢。
あー今週も小遣い稼ぎに諏訪で仕事ですよ。遠征めんどくせーな。年寄りだからな。こっちは花粉がないって聞いたのにさっぱりクシャミも目のかゆみも止まんねえでやんの。おかげで仕事後は終始不機嫌。給料日だってのに寒いし雪国だしで遠くにゴハンも食べに行けない。先月は年始に6日働いて、11万しか収入がない。残りの25日は遊んで暮らしたもんな。もう、フレンチレストランに仕事が決まったのに、だらけすぎ。
見かねた同僚がゴハン食べに連れてってくださいました。みんなで仕事後に食事。茅野のほうまで車で行って、寒天の専門カフェへ。茅野は寒天の里なんだとかなんとか。
つまり、

茅野はスゲー地味なとこですよ

ってこったな。
他になにもないのか。寒天だけか。


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寒天トマトチキンカレー 790円

デザートサラダ付でこの値段ならいいほうか。五穀米。
カレーも寒天入りなら、デザートもサラダも寒天。サラダの赤いのはトマト寒天だって。
明日は肛門が快適だろう。


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2月限定ふわふわ生チョコ寒天 580円

生チョコだけなのにこの値段は・・
カレーは旨かったけど、こっちは食感も「・・・。」だし、味も普通。特別旨いとは思わなかった。
限定メニューに旨いものなしというが、まさにこれがそう。
金土日限定の、寒天とうふチーズケーキは美味しかったけど。




かんてん茶房 きれい
http://www.kantencookie.jp/index.htm

posted by さくらこ at 00:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カレー研究所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

牛のペニスの薬膳スープ

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原宿の「アンセーニュ・ダングル」でお茶をして出勤。
そんなに忙しくはないけど臨時で入っている中華レストラン、
覚えることが多くて大変だ。


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ちんこだよ。

牛のペニスの薬膳風スープ。
大量のいろんな薬草や珍しいきのこと一緒に中華風に煮込まれた牛のちんこ。コラーゲンのかたまりのような食感。ちょっとグミのよう。味は、薬草やらクコの実やらでクセが取り除かれてましたが、ホルモンとあんまり変わんないですね。旨かったです。
posted by さくらこ at 01:01| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

中野でカッパ発見

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休みだったので、午後まで寝。
家で、以前から薦められていた「王様のレストラン」という、十数年前のドラマのビデオを借りて全話見る。フレンチやってるなら是非見てみてと言われて。

おなかがすいて吐きそうだったので、武蔵野珈琲店でクロックムッシュとブレンド。借りっぱなしだった「サービス哲学」という本を読み終える。軽い自慢話も多いけど経験豊富なひとの変わった経験談本みたいで面白かった。映画館で「バブルへGO!」を観て、本屋で「パン辞典」「チーズ辞典」を購入。これは仕事というよりは趣味で。家に帰って、作り置きしておいた、白ワインとベーコン、コンソメ、鶏肉で野菜を煮込んだ、フランス風田舎煮込みを食べつつ、ドラマ「ハケンの品格」を見て、さて寝るか。と。

あ、今日はなんか普通の日記みたいだな。



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中野で「カッパ」を発見。
本店直営店と書いてあったので荻窪のほうのカッパなのかな、とのれんをくぐって注文した品は、串だけ見るとどう見ても吉祥寺のカッパっぽい。荻窪のカッパのはもっと平たいよね。肉が。

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カシラ、タン、ハツ、ヒモ、トロ。レバ刺し。
吉祥寺にないメニューもある。お客はまばらで店内もやや広め。できたばかりのようで、味はほぼ吉祥寺のカッパの味なのに、並ばずに入ることができるなんて、こりゃかなりの穴場じゃなかろうか?
ただ、他の店舗と違って、塩、タレ、生によって皿を分けてくれない。全部一緒。中国人ぽいおねーちゃんに、焼酎水割り、と頼むと、焼酎原液の入ったコップと、それと別に水が入ったグラス(早い話、普通のお冷)が出てきた。自分で割れ、と?
串はALL90円、味はほぼカッパ。中野の「味七」(赤のれんのほう)というラーメン屋の前に新しくできてます。10時ごろまで。すいているいまのうちにどうぞ。
posted by さくらこ at 01:02| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

黒毛和牛タン刺し

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黒毛和牛のタン刺しでした。


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焼きのほうだよ塩牛タン。
帰りに中野で給料日の家人よっちゃんをげっと。
焼肉につれてってもらうことになる。
先日行った「やみつき食堂」へ。やっぱうまいよ。うまいんだよ。

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ハラミとロース。うまいけどいつも行ってる吉祥寺の『わ』だと500円だからなあ。
値段が安いぶんあっちのほうがすごい気がしてくるよね。
味は同じくらいなんじゃないかな。

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マルチョウとシマチョウ。
最近は、奢っていただくことが多いなあ。
よっちゃん、どうもありがとう。



炭火ホルモン やみつき商店
http://www.yamituki-syouten.com/

posted by さくらこ at 02:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

諏訪で仕事と、富山寿司フェア


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最近毎週末のように行っている、諏訪で仕事。
ここは(土曜に1泊する)寮と職場のホテルが離れているため、通勤が面倒。
雪国での冬の仕事を住み込みでしていた理由って、私がかなり寒がりで、
都内で職場まで通勤するのがイヤだからスキー場なんかで寮の隣がホテル、みたいな、
そういうラクで寒くない通勤をしたかったからであって、寒い時期にこんな職場やだよ。
しかも寮内の部屋に、部屋の数だけ暖房がないため、取り合いになっちゃってて、
私が初めて行ったときなんて、部屋に暖房がなかった。
1月の長野なのにありえない。死ぬわ。

この週末になってまたドカ雪。スタッドレスもはずそうかと思案していたこの暖冬ですが、さすが雪国、ナメてたらこういうオチが待ってるわけですよ。坂道あがれねえ。
今年は、最近の運の悪さをなんとかするぞ!と決めた以上は、いつもみたいにヘラヘラせずにまじめに黙って仕事。前にいたホテルのフレンチとはずいぶん格が違ってて、はじめはなに言ってるんだかさっぱりわからなかったフランス語も、自宅に帰ってひたすら勉強していたら、聞き取りだけはできるようになってきました。おかげで今回は叱られもせず。こういういろんなホテルやレストランをまわる仕事だと、店によって使う言葉も基準もぜんぜん違っていて、今いるところはとにかくなんでもフランス語を使いたがるんで最初はめちゃくちゃ困りました。どうでもいいところでフランス語を使うなよ、うぜえなあ、とは思うものの、覚えて無駄ってわけでもないだろうし、とりあえず今はひたすらこなすのみ。

あずさで帰宅。
家人よっちゃんが「富山フェアやってる店があって、しろえびが食えるよ」と言ったので今日は寿司。東村山まで車で出かける。

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富山のブリトロあぶり。
うそつき!しろえび売り切れてたよ!わーん!

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手前から、真鯛、かんぱち、メダイ。
メダイは富山のもの。

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富山産ブリ。
富山フェアなのに、のどぐろも売り切れ。泣く。

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味はどれもまあまあかな程度でした。
posted by さくらこ at 13:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

久々に旨い焼肉屋さんをみつけたよ。

昨日の日記に書いた「川二郎」のあと、同じく中野で、浜松で仲良くなったまゆげ(35歳)と焼肉行きました。しかも「川二郎」の目の前のお店。うなぎ後に焼肉。どんだけ高タンパク高カロリーなんだ。だから太るんだ。このデブ!デブが!
この日、明け方というか朝7時まで別のバーで飲んで、そのままあずさで諏訪に行って仕事。0時まで働いて、翌日6時から仕事。夕方まで勤務してまた都内に戻って寿司を食って、面接。寝てねえ。



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牛のシビレ。膵臓です。すい臓。

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リブゲタ。牛。
リブロースを包む、骨のまわりの部位。
脂ぎっちりでさすがに旨い。

まゆげに「リゲブタ?」と聞き間違えたら、ブタはてめえだと言われた。
ひどい。

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シマチョウとマルチョウ。これも牛。

シマチョウが縞々のほうで、マルチョウはまるいほう。
丸いまま出すからマルチョウ。牛の小腸のことで、シロやヒモやホソとも呼ばれることもある。基本的に小腸は割いて開いてから出すもので、丸のまま出すこのマルチョウは九州独特の文化である。
シマチョウは牛の大腸。テッチャンとの呼ばれ、肉厚で脂みっちり。ちなみに「テッチャン」は韓国語だったりします。大阪では大腸をテッチャン、小腸をコテッチャンと呼ぶことが多いが、これは大阪の鉄板ホルモン焼き文化に韓国が強く根ざしていることも理由のひとつかと思われる。(韓国語では正式には小腸はコプチャン。テッチャンの小のほうだからコテッチャンというのは日本人がいじった言葉だろう)


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ハラミ、ハラミっておまえら言うけど好きだけど、ハラミがどこのことか知ってるやついるのか。私は知らなかった。ハラミが横隔膜だってことはまあまあ知られている。だが、横隔膜にも二部あって。背中側がハラミ。肋骨側の横隔膜はサガリって言うんですよ。67へぇ。

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シマチョウとマルチョウ。
焼くと脂身が異常。脂好きにはたまらない異常な旨さ。
「おたく様のブログはどのお店のことも旨い旨いしか言わないので信用できません」とかむちゃくちゃ言われているうちのブログですが、奢っていただいたりもしていることが多いんで基本的にマズかったですとは素直に書けない面もあったりなかったりなんですが、このお店はかなりのレベルで旨かったですよ。



炭火ホルモン やみつき商店
http://www.yamituki-syouten.com/

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2007年02月16日

中野「川二郎」に行ってきました。

知人と「ちんこの皮は、なければつるつるすぎてなんだかイヤ」という話題で真剣に語り合っていたせいで、「川二郎」の変換が「皮二郎」のままでも気づかず、最後にすべて修正と相成った。つくづくろくでなしのオチとはこんなものである。

さて以前から知人のモトナナさんと、いつかは行きたいねと言い続けていた中野の「川二郎」、ついに行くことになりました。どさくさにまぎれて奢っていただく約束まで無理やりに取り付けてみたりと。ひどい有様である。

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うなぎの肝の刺し。600円ほど。
まずは大ビール(500円)と刺し。ついこのあいだまで噛むことさえできなかったうなぎの肝だが、浜松の旨いうなぎをさんざん食べ歩いて、いまではもうなんとも思わない。つくづく食べ物は旨いものを食べておくべきだと思う。かすかな甘みと強い旨苦味。新鮮でぷりっぷりなんである。普段は串のほうでもあまり肝にありつけないとのことで、非常にラッキーだった。

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モトナナさんの注文したうな丼。900円。
注文してから30〜50分ほどかかる品。注文してからすぐに出てくるうな丼なんてうな丼じゃないんだ。ないんだよ。ちょこっとつまませていただいたのだが、身が薄めとはいえ、非常にやわらかく、タレの味もほんわりとして旨い。
途中参加のクサさんも合流。たまたまというか、モトナナさんの運が悪いというか、モトナナさんがお店の軒先をあけたときは満員だったのが、私があけたときには2席があき、クサさんが来られたときには3席があいた。いつ行っても満員な、お客を呼ぶ体質のひとというのは存在する。

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一通り。
約1200円ほどで、日によって材料で値段が変わる。
手前から、バラ、エリ、八幡巻き、きも焼き、レバ。
カルシューム骨からあげ、短尺焼き、うなぎ燻製なんてのもあり、うなぎのすべての部分をとことん食べつくすお店として有名。エリは首の部分。魚でいえばカマというところか。きもはうなぎ一匹からひとつしか取れず、なかなかありつけないとか。バラは腹骨を串にさしたもので、豚肉のようにやわらかい。八幡巻きにまかれたのはゴボウとうなぎの身の部分。

ここはピン注文できないんですかね?途中で注文したら拒否られたんだが、ここの注文方法は一体どうなってるんだろうか。つうか、お客が言うたもんは、ぐだぐだ言わずに出せよというのは接客業者のわがままか?一見さんには非常に優しくない、わかりづらいメニューもイラっとくる。で、とりあえず一通りというメニューがあるとのことで、わけもわからず注文。
通常は八幡巻(やわたまき、250円)、串巻(200円)、キモ焼き(心臓・胃・腸・浮袋の部分、200円)、ヒレ焼き(腹びれ、150円)、エリ焼き(首もと、150円)、レバ焼き(肝臓、170円)の6本で、日によって変わることもある。
うなぎを骨の髄まで味わいたいならおすすめできるが、量的に決しておなかがいっぱいになるというわけでもないし、入店人数も限られるほどの狭い店内なので、ひとり、もしくはふたり程度でぶらっとちょこっとうなぎをきっちり食べたいね、てな気分のときに訪れるお店だと思った。
メニュー、テーブルにも置いてやってください。
モトナナさん、ごちそうさまでございました。


うなぎ串焼 川二郎
中野区中野5-55-10
3389-4192
17:30〜22
日・祝休み

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2007年02月15日

メガマック、喰らいました。

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都内に帰ってきました。
嬉しすぎて三鷹に鮨を喰らいに行きました。
季節握りを頼んだのに、出てきたのは生しらす。
解禁までまだ先ではなかろうか。春と秋。
しかも夏の、こはだまで。一体。


そろそろ春を告げる食材、「のれそれ」が出る時期です。
花粉も早い今春、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。
ただいま。

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珍味ブロガーとしてはおさえておかねばならないとか勝手に思っていたメガマック、ようやく食べられました。都内では即完売のようですが、白馬駅前マクドでは閉店まで普通に売ってました。これは長野駅前マクドにてジョンボルノと。たいして大きくもなく、珍しがるほどのサイズでもなんでもありませんでした。正直言うと、このサイズでこの値段なら、100円チキンマックをふたつでもいいと思います。量も値段も味も。味に関しては3段飛びでチキンマックの勝ちです。まあ、マクドの味に勝ちもクソもありませんが。

posted by さくらこ at 11:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚介の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

諏訪でスペイン料理のお店

都内での仕事の合間にたまに小遣い稼ぎに地方のレストランの仕事に行くのだが、最近多いのが、「働きマン」や「ハケンの品格」に影響された派遣会社経由で雇われた、なりきり馬鹿女だ。そもそも「モテマニュアル」だの「合コン必勝法」みたいな本を読んでいる男はなにをやっても間違いなくモテないであろうと同じで、そんなものを見て簡単に影響されて流されるような程度の人間に仕事が本当にできるやつなんぞいないことに早く気がつけと言いたい。


というわけで今回は諏訪のレストランで週末だけお仕事。
あらかじめ諏訪でおいしいお店を検索。職場の方と行ってきました。
「ドミンゴ 諏訪店」はスペイン料理のお店で、ロスのヒルトン勤務経験のある店主がやっている。おいしいスペアリブが食べたくなったので訪問。今回はコースで注文。2000円。

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帆立貝のサルサメヒカーナ。
アメリカカリフォルニアクッキングコンテスト1位を受賞したドレッシングを使っているとかなんとか、それは店主のオリジナルで受賞したものなのか、それとも1位を受賞したドレッシングを使ってますよということなのかは不明。美味しいけどキャベツがキャベツキャベツしていてきつかった。ドレッシングもホタテのマリネも美味しい。
このあと、バレンシアパエリアが出てくる。結構な量。

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メキシカンタコス。
とうもろこしの皮を使ったソフトタコス。タコスはもっと皮がカリカリのイメージがあってそんなに好きではなかったのだが、ここのタコスの皮はとても美味しいと感じた。中身は牛肉で、中身もかなり旨い。
メインディッシュはスペアリブ。
スペアリブがかなり美味しいと聞いて楽しみにしていた。ひとり2本。使用するあばらは、あばらの上3本ずつだけ、店のオリジナルソースに3日間漬け込み、となかなかの凝りよう。味も濃厚で肉はやわらかく、骨のぎりぎりまでそいでじっくり食べられる。いままで食べたスペアリブのなかでは、いちばん美味しかった。

posted by さくらこ at 15:43| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精肉の珍味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

白馬で霜降り馬刺しと馬モツ煮〜稗でその4。

ここ最近「稗」に通ったときの、馬肉モノだけを集めてみました。
ここで出てくる馬肉以上に旨い馬肉に、
とりあえず今んとこ出会ったことがありません。

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馬のモツ煮。700円ほど。
待ってました、冬の白馬。
冬で白馬といえば馬刺し。
モツはあるのに今年は馬レバ刺しがないんですね、と店主に聞いたら、
長野の馬肉を、熊本の業者が持ってっちゃうんだよね、と
ぼそっとつぶやいていた。食品業界にもいろいろあるんだな。
熊本なのに長野の馬肉使うって・・?


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馬刺し霜降り 1200円。
いままでこの「稗」で馬刺しのトロを食べたのは3回目ですが、
今回のトロがいちばんおいしかった。
ぎゅんぎゅんに霜降りですよ。
口に入れると脂がじわーーーーーーっと染み出てくるんですよ。
もう、いままでに経験のない旨さでした。
どんだけ旨いんだよ、ここの店。

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時間が経つと、じわりじわりと脂がとろけて、すこしちぢむ。
こうなると脂が抜けてしまって、ややさびしい味になってしまう。
友人ジョンボルノとあわてて食べ干す。
舌のうえでとろける、あたたかな脂。


いやしかし、今までも大概にむちゃくちゃ旨い店だったけど、
今回の霜降り馬刺しは、本当に感動しました。




居酒屋 稗
長野県北安曇郡白馬村大字北城3020-868
0261-72-8035
木曜定休
営業時間 18時〜1時(オーダーストップ0時)

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2007年02月09日

白馬で仙台牛タン〜稗でその3。

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厚焼き玉子。
もうあまり来ることもないだろう白馬、最後の白馬、
最後の「稗」。
とてもだいすきなお店なのだけどね、すごく残念。


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ユッケと寒ブリ。
右手前から時計回りに、トロ、あとはどっかの赤身。
最後まで説明聞いてなかったや・・すみません。
寒ぶりは相変わらず脂がのって旨いです。


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仙台の牛タン。塩で。
メニューが大塚愛の歌のタイトルみたいになっていた。
これは初めて見るメニューだったと思うんだけど、
量は少なめ?でも旨い。


たぶんこれでもうしばらくは来れない「稗」、
すごくだいすきであまりにも美味しすぎるお店でした。
いつかまた、来ますですよ、
そのときはまた美味しい馬刺しがあるといいなあ。




居酒屋 稗
長野県北安曇郡白馬村大字北城3020-868
0261-72-8035
木曜定休
営業時間 18時〜1時(オーダーストップ0時)

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2007年02月08日

白馬で旬さば、久々あんきも〜稗でその2。

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余談だが、
私が仕事で行く先々で普段なら起きない大災害が起こることが多かった。
浅間山で仕事中に浅間山噴火。
中越付近で谷仕事中には中越大地震。
松本で仕事中に長野に何十年ぶりかの大型台風で電車が横転。
白馬で夏に仕事中には天竜川の大災害。
知床で仕事中には何年かぶりの大雪で道路が封鎖で数日間陸の孤島に。
今回、白馬の馴染みのホテルに仕事に行ったら、
「おまえが来たからだな!来んなばか!」
と大爆笑で迎えられた。
今年の雪の少なさの被害額は相当なものだそう。

---

相変わらず「稗」に行きました。



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馬刺しトロ。1200円。
ようやく今冬も会えました。長野の馬刺しに。
至福。

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あんきも。700円くらい?
こってりと濃厚な「稗」のあんきも。
無造作にショーケースにはいってたのになんでこんな破格の旨さなのか。

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旬さば。650円ほど?
五島列島産のブランド鯖の一夜干しなんだとか。
そんなに味が違うか?なんて言いながら友人とつまむ。
うめえ。そこらの鯖の違うぞ。
一夜干ししたから?にしてもこの絶妙な塩味加減。
身のしまり具合。しょうゆもなにも一切いらない。
鯖の身のみの味だけで、この旨さは。

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イカの姿焼き。600円。
ミソも入ったまま、一夜干しをして焼いたもの。
ミソをそのまま入れたまま焼くのはあまり見ない気が。
珍味、と書かれていたので食べてみたのだが、
あれに似ている、ええと、金沢の、このわた。
このわたの味をもうすこし乱雑にした感じ。
ミソがまさに珍味、酒のつまみの味なんである。
ややにがくて、しょっからくて、絶妙。
日本酒がほしくなる。


居酒屋 稗
長野県北安曇郡白馬村大字北城3020-868
0261-72-8035
木曜定休
営業時間 18時〜1時(オーダーストップ0時)

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